2017年09月09日

秋晴れ

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湿度が高く、さりとて雨は少なく、いつもなら一瞬出るアブがず〜っと飛びまくる夏でした。
季節の移ろいなんていう優しい感じじゃなく
昨日まで座ってても汗まみれから、いきなり薪ストーブに火入れるかよ?というリアクション。
だからと言って油断許さず、翌日はいきなりの高温多湿。
翻弄されまくりなのが夏から秋へのステップ。
春から夏とは全然違う。


行きつ戻りつ、地上の湿度もだいぶ抜けて来て、空はどこまでも高く、海はどこまでも透き通る。
動けば汗はかくし、アブも季節の終わりで必死だけどどこか動きが鈍い。
井戸水は、とっくに暖かくなり、工房の山水も柔らかくなってきた。
地面の下は冬に向かってる。

久し振りに、工房仕事。
新しく始まった「紙漉体験」で頭から火が出る程なのは私です(笑)
ええ?それやる?
ええ?だから・・無理やと言ってるのに・・あ、できた!みたいな。
自分の刷り込みの壁。

教えてなんぼって思ってたのが、そもそも間違いかも(笑)
特に今までできればやりたくなかった大人達ですねん。
子供は言われた通りに一心不乱でやってくれるけど、大人は最初から応用しちゃうからねえ・・・。
学びだなあ(笑)


今日はサンプルや、お待ちになってる方の紙を漉き、午後から次の仕込み。
見事な天気で、半日で取り込める!

川からは気持ち良い風が吹き抜けて。
いつもなら漉き舟の下に避難してる長太も、あろうことか日光浴
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今日は工房仕事してたらお客さんが来てくれて、しばし私も長太も楽しかった。
仕事場なんだね。
いろんな人がふらりと来てくれて、しばし仕事の手を休めたら、帰った後の捗りが良い。
何よりも長太が嬉しいのであります。
仕事上の打ち合わせなので、離れた所に繋いでたら、ずっと文句タラタラ。
放したら机の下でじっと聞いてました。
そうやね、長太も立派なスタッフやねんな。了解!
タグ:紙漉体験
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2017年09月02日

長月

3日前からいきなり、秋になった黒潮町です。
ほんとに、いきなりです。
早朝は靴下履こうか?って思うくらい。

4日前は汗に溺れるかという寝起きだったのに。

さて本日は体験2名様。
黒潮町の地域起こし協力隊の新人さんのご友人です。

今夏、ネナシカズラの御陰で楮の生剥ぎにハマってる私達。
夏の間しかできないレアな作業。
蒸し剥ぎのことを説明するより、剥いでもらった方が判りやすい。
ということで、9月一杯は生剥ぎも体験できます!

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工房へ行く道すがら、国道脇の自生楮を数本伐って。。。

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さあ!

今朝は四万十市のトンネル前で、ゴソゴソやってたら、いつもの小学校の校長先生が通りかかって、何やってんの〜?と振り返ってました(笑)

剥いだ楮を紙漉の後、若山楮の今までなどを話しながら、へぐってもらいます。

やっぱりかなり面白そうでした。
すかさず、私は。。。
「蒸し剥ぎとへぐり体験が1月にあるよ〜!参加無料だよ〜!」と焚き付けます(笑)
今日は2〜3本だけど、無限にできるよ〜と焚き付けます。

湿度が下がって、冷凍保存のトロロアオイが、しっかり効く様になって、焦りました。
午前中に漉いた紙も夕方には干し上がってしまった。。

いよいよ、紙漉きシーズンに入れる!!

お越し下さったお二人、なかなかに素敵な作品になりました。
どうもありがとうございます。

明日もお二人の体験。
楽しみだなあ!!
大勢も愉しいけど少人数はじっくりやれて私も大満足です。

タグ:紙漉体験
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2017年08月17日

若山楮和紙工房「紙漉体験」

4月に工房が完成したのに、その後の竃問題、山水問題など実際に稼働する為の問題が勃発してて
気がついたら7月でした。

メディア関係からは「早くお披露目告知を」と言われてて、ほんとに生きた心地しなかった(笑)

いくつかの体験をこなしながら7月29日に体験お披露目。
昨年から入って来てる高知大学協働学部のみなさんに来て頂いて体験を「体験」
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まだ私が全然慣れてないです。
頭が紙漉まで行ってません(笑)

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塵取りの為の他産地の楮。

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実は若山楮の原料スタッフは殆どが紙を漉いた事がないのです。
草刈りや、蒸し剥ぎ、へぐりの時に「なんで?」と思う事沢山在る中、私が「それは捨ててね」というのを素直に受けて作業して下さってます。
その意味を知ってもらうためにも、まずは若山楮の皆に紙漉を!と思ってた。
大事な塵取り作業で思う事多かった様です。

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10年一緒に走って来た元さんは野良作業から飛び入り。
元さんのお父さんが(私から見たら元さんが父なので、祖父になります)楮栽培やってたんですね。
「仕事師」の元さんは「体験」がまどろっこしい(笑)
結局打開という工程では大学生が引いちゃって、後片付けまで元さん。
会長もハマってるのを見てて思うのは。。
やはり年間通じて楮と関わってる人の気持ちが、ここまでとは!と泣きそうになったです。

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次いで団扇の紙を漉きます。
これらの写真は県の支援員さんの山本さんが体験しながら撮ってくれました。
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紙を「漉く」のはあっちゅうまです。
勿体ぶってるわけではなくて、紙になるまでの工程を知って欲しいし、若山楮が原料の段階でどれだけ頑張ってるかを知って欲しいための「紙漉体験」です。
なので、皆が一番はまる「へぐり」を体験してもらいます。
蒸しはぎからへぐりまでに、ハマって遂に黒潮町へ移住した「番頭」の指導。
体験者が残した楮も1本残らず仕上げます。

快く土地を譲って下さった地元の方や日頃から無理難題を引き受けてくれてる佐賀北部の支援員さんなども漉いてくれて、みなさん嬉しそうでホッとしました。

このあと、何故か今年はこの10年の取り組みについてのやり取りが多く。
10年というのは時間的にひとつの節目なんだなと感慨深いです。

まだまだ、内容的に手を入れていくと思いますが。
ひとまず、かつての楮の産地であった旧佐賀町で紙を漉く体験までになってきました。
どうぞ宜しくお願い致します。
受け入れは黒潮町の砂浜美術館となります。
海のイメージが強い黒潮町ですが、実は山の中もアートなんですね。
お役目頑張りたいと思います。

お申し込みはこちら。
https://sunabitempo.jp/ryokou/?sc=6
タグ:紙漉体験
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草の香り

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始まりました。
真菰の収穫。

自分が飲みたくて、作り始めた真菰茶。
最初5本だった真菰は2畝程の湿地を半分以上覆う様になりました。
先に生えてた盆花との同居で、今頃は盆花の濃いピンクと真菰の緑が綺麗です。

刈り取り後、選別して分蘖してる葉っぱを外して屋内の風通しの良い所で乾燥です。
全くの自己流であります。

我が家の一番風通しが良いのは2階の寝室。
今夜から極上の香りに包まれて眠ります。
毎年、これがやりたくてやってるとも言えるなあ。
草の香り、真菰香り。
この上なく、役得!!
まるで青畳のような爽やかさです。

真菰は場を浄化する働きや、結界を作るとも言われてる様です。
相も変わらず混沌とした、おつむを寝てる間に浄化してくれるかも。


タグ:真菰茶
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2017年07月30日

盛夏の楮

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暑中お見舞い申し上げます。
いやまあ、ほんとに心からそう思う暑さ。
湿度も半端ない今夏は「天然サウナ」に無料で毎日入ってる感じです。
御陰さまで大量の汗をかいて、調子は良い方だと思います。
工房の水槽に木樽。
もふきさんがお元気な昨年に頂きました。
こうしておけば、漏る事もないし、作業後この中に頭突っ込めます!

さて、楮畑3回目の草刈りが始まります。
2回目6月から7月にかけては、ほぼ番頭が一人でこなしましたよ!偉い!!
真夏は、草刈りというより鉄柵の点検(台風シーズン到来)
根無葛がでてないか?とか、そういう事だけでもやらないとと、、

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鉄柵が2bなので、軒並み2bは楽勝に越えてますから、3b近いのもあります。
蒸れに寄る葉っぱの黄変もなく、実に綺麗です。

日中の炎天下作業は、そろそろ危険であります。
今日も春先ならあっちゅうまな面積に四苦八苦、バテバテで退散です。
つばの広い麦わら帽子は被れない時期到来。
ハンドル付き草刈り機も限界。
楮が大きくなり、潜り込んでの草刈りになっていきます。
春先には、まだまだ植える余地あるなあと思っても夏になると、これ以上植えたら草刈りできんわとなる。
この下の写真の急斜面だけは、ずっと手鎌草刈りですが。。
4反以上も、這いつくばる根性はありません。
ああ、ロボット掃除機みたいな草刈り機でないかなあ!

草刈りの動きも振るのはダメになってくる。
抜き差し動作です。
今日も朦朧として来て太い楮を3本ほど刈り飛ばしてしまった。
これ心臓にも悪い。
退散です。
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2017年07月26日

かんばん!!

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2日振りに工房へ行ったら。。。
国道からの入り口に・・・・立派な看板が。
高知方面から来た人に「左折500b」の矢印。

え?と反対側見たら
四万十市方面から来た人に「右折500b」の矢印。
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ふ〜んと入ってもじきに二股に分かれる道で、ここからは、かろうじて。。工房が見えない(笑)
そこに「左折200b」の矢印。
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なんつうか実にシンプルで判りやすくて、どうしても工房へ辿り着いちゃうのである。

佐賀橘川のKさんが工事業者に「地元の要望」として上げてくれたのである。
予算を使い切ってしまい、次まで待つこと長し。
環境的には奥まっていてバッチリだが、お客商売的には看板無しは厳しかった。
そんなことをチラット洩らしたら、即座に動いて下さった。
ただでさえ、良い場所に恵まれたとは思ってたけど・・・

この間の山水問題を解決してくれたのもネイティブKさん。
本当に有り難い所に来れたもんだと思う。
ちなみにKさんの山には御神木楮がこれでもか!と生えている。

暫く手こずると思ってた看板問題が、こんなに早く解決するとは思ってもみなかった。。
工事が終れば他の看板が無くなって目立つこと請け合い。
土建屋さんにもありがとう!
看板て高いんですよ、しかも設置となるといろいろとややこしい。
これ全部クリアーしちゃったの!!
若山楮頑張らないとね!
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2017年07月25日

若山楮和紙工房の紙漉体験が始まります。


若山楮和紙工房の紙漉体験受け入れ始まります。
今日は一段と蒸し暑く、じっとしてても汗が噴き出します。

こんな暑いときの紙漉は、水遊びに等しい。。。
体験が終ったらすぐ下の川へどぼ〜ん!もありですね。
その際にはお着替え持参して下さいね(笑)
土日祝日のみです。

黒潮町の砂浜美術館の「すなびてんぽ」が申し込み窓口となります。
下記をご覧頂いてお申し込みください。
https://sunabitempo.jp/ryokou/?sc=6

また、黒潮町のHPでも詳しい内容がアップされています。
HPの「観光」をご覧下さい。

黒潮町のいろんな方の御陰で、ここまで来れました。
ありがとうございます。
タグ: 紙漉体験
posted by ハレハレ本舗 at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 若山楮工房@黒潮町

2017年07月18日

芽掻き

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高知の楮栽培は「芽掻き」ということをしない。
その理由は色々とあると思う。
高温多湿であること。
収穫時期に雪で埋もれない事。
品種の違いもあるのだとは思うけど、世話する人達の環境も違う。

高温多湿なので、芽掻きした所が、傷になる可能性。
収穫時期に雪が無い、もしくは少ないから、脇枝を払うという作業も苦にならない。
以前大雪が降ったとき、この枝打ち作業で身も凍るようなこと経験して・・・・。
雪国でこんなこと「やってんられんねえ!」って思った。

こういうことが、地域に寄っての違いがあると思う。
次いで品種の違い。
小学校ができれば毎週畑へ入るので「芽掻き」をやってもらってる。
案配良く、ずっとできれば最高に良いのができるが。。。

5月ぐらいから始めた芽掻き。
若山楮という品種は、取れば取る程、出る!
結果横へ拡がる!


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今日先生が「入れないくらいのジャングルだ!」と(笑)


一方の全く手が廻らす草刈りのみのネイティブ自生楮。
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まあ脇枝は出てますが、株の中で数本のみ。
あとはひたすら上へ伸びてます。

芽掻きの意味を今一度考えて、自然に育つのを見て。。。
そろそろ、やるの辞めようかなって思います。
高知の高温多湿、手がない中でのやりかたとしてのひとつの選択かも。
ここ8年程のそろそろの結果かな。


問題は・・・・。
鉄柵の切れ目での鹿の食害とか、フクラスズメの毛虫の食害とか人為的な伐採による株の伸び悩み。
3年目でも被害を受けなかった株との差は明らかです。
トラウマを越えるのに何年かかるんだろう?
生き延びる為に横へ拡がる・・・・。

一度でも鹿に食われたら、出る事は出るけど、細く、短い。
怖々と芽を出して様子を伺いながら伸びます。
大丈夫だよ!って声かけた人間が細いから伐るって!更に追い打ちかけた所は実に切ない。

楮から教えられることって一杯あります。
posted by ハレハレ本舗 at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2017年07月16日

日曜日

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本当に、一緒。
毎日、一緒。

朝起きたら留守番させられないように、眠くても起きて来て足下か玄関前で舟こいででも耳はおっ立てて待つ。
留守番程嫌いなもんはない長太。
だからか、本当によく頑張って付き合ってくれてる。

通勤40分の道のり。
主の気分、仕事の立て込み具合などで、朝の散歩コースが変わる。
長太のお気に入りってのもあって、其処まで来るとハンドルの下に頭を突っ込んで
ブレーキ踏む右足に念力を送る、いやほんとに。
以前はミッションだったので、左足のギア踏む、左手がギア落とすことを判ってて。。。
それをすれば、お気に入りの道へ曲がると判ってるのだ。
だから念力を送るのである。
日によっては通過するので、そう言う時の非難の態度は凄い。
え?えええええ?!なんで?なんでええええ?!と私を睨み、過ぎ去る曲がり道が見えなくなるまで振り返る。
それから、凛と座り直し、べったり寝そべって膝枕である。
あきらめも早い(笑)

そんな調子で毎日一緒。
工房では戸もドアも開放ですが、長太は繋がれてなくても出ない。
お客さんが来れば知らせます。

夕方4時のサイレン(私は聴こえないんだけど)が鳴ると伸びをしてドアから外へ。
それを見て私は「そろそろ終いの段取りだな」と判る。
片付けが始まると庭で枝咥えて待ってたりする。
現場監督並みです。

日曜日は工事のダンプがお休み。
安心して走れる。
工事が終れば、実に静かで自由な山の中であります、待ち遠しい。
今朝は少し奥の林道まで。
嬉しそうにダッシュしては歩くの遅い主が着いて来てるか?確認に戻る。
涼しくて、あちこちから水が滴る林道。

有り難い相棒。
posted by ハレハレ本舗 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 長太

2017年07月12日

紙漉体験

若山楮開墾から10年目。
当初の「この地域での楮で紙漉体験」ができたら良いね!がやっと本当に。

立ち上げからずっと一緒に走ってくれてる役場産業推進室の今西さんが本日黒潮町のHPにアップして下さいました。受け入れ窓口は砂浜美術館です。
http://www.town.kuroshio.lg.jp/pb/cont/kuronavi-asobu/9503

この10年間、楮栽培が途絶えた地域で、かつての名声に負けない原料をとやってきた「次」へのステップとなります。
今、国産楮は高齢化という農業全体の問題と等しく、危ぶまれており
和紙がどこから生まれて、育まれて、1枚の紙になるのかを通して、今改めて気がついてもらえる事が沢山ある工程を体験して頂くことで、「これから」へのきっかけとなればと思います。

畑作業に一緒に汗してやってきた方ならではの、すばらしい紹介文に感謝です。
posted by ハレハレ本舗 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業