2018年02月13日

寒仕込み

今冬は、かなり寒い。
収穫作業をひと月ずらしたから、一番の冷え込みの中やっています。
さて、蒸し剥ぎイベント直前に、あろうことかダウンした。
前日までの二日程、若手に少し竃の焚き方を教えたものの。。。
早朝から焚くのは10年やってる私でもきついし、難しい。
それを、いきなり全くやったことのない二人に丸投げです。
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FBで私がダウンしてるのを知って片道二時間の友人も家族総出で駆けつけてくれたらしい。
緑のジャケットの良作君。
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無事ツイン甑連動を果たした。
現場の写真をいつも撮ってくれる昨春からのスタッフのいっしー。

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町長お越し下さりお披露目式典も無事、餅も無事飛びました。

数日の滞在予定が10日間車中泊で私の代わりを果たしてくれたアイカちゃんが帰る日にビオラの演奏まで
披露してくれて皆感激です。
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初めて聴いた長太の顔。
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積年の甑問題も、吾北の柳野の方から頂いて。

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1月28日から、いよいよへぐりが始まり・・・。
寒いというより痛い寒さの中、長期休みを取って来てくれてる番頭と川で洗う日々。

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雪がちらつく中、干し上がっていきます。
まさに、寒仕込みです。

と・・
さくっと書いたのですが、このひと月の濃さは半端ない。
自分がダウンして皆の有り難さと頼もしさと痛感してます。

若山楮の精鋭達。
この他にも多勢のバックボーンと走り続けてます。
まだまだ終らないよ。
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2018年01月14日

若山楮の蒸し剥ぎ準備

楮の刈り取りが終りました。
例年と違って12月頭に寒波が来て、いつもなら年末にやっと葉を落とす楮が。。
あろうことか半ばには落葉。
暖冬を予想して1月6日からの刈り取りでは積もらずとも、小雪舞う中の北風びゅーびゅー。
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冷たい雨が降る日には高知大学協働学部のみんなに、楮を運んでもらえました。
今年もやっぱり、大勢の方々に助けられています。
田中先生の持って来た「太枝伐りハサミ」に元さんが「わし、自分の柚子の事もあるから買う!」言う。
珍しいことでしたが、元さんが刈り取った株は見事でした!
昨年から若山楮はなるべくこういう道具にシフトしてます。
鎌が一番良いのだろうが、鎌を使ったことが無い人も増えてますし、何よりも高齢になってくると
体力が無理になって来る。
さりとて「剪定鋸」はやっぱり嫌だし、不安だし、実際株に影響してる。

スパッと伐れる剪定ハサミの進化は目覚ましいです。
これで、お日様に向けて斜めに切れた今年。ほっとしてます。

さて、メンバーが案配良く揃わない間、ひたすら元さんと2人で準備。
今日は工房を「漉き場」から「蒸し剥ぎ場」にチェンジ。
ついこの間まではこんな感じで、漉いたり体験したり出来てたんですが。
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まるで、春完成したばかりの工房みたいです(笑)
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紙漉の道具を寄せるだけ寄せて、埃まみれになるので、ガードして。

今週半ばから、ここで最大10人が蒸し剥ぎからへぐりまでを2月一杯やります。
紙漉は完全にストップします。
紙漉にとって一番漉ける時期にストップ・・・・。
まあ、これも追々考えて行きますが、原料からやってると、本当に頭痛い問題。

紙干場も楮干場にチェンジ。
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この10年間、干場は体育会テントを設営してました。
イベントもやってるから・・。
だけど体育会テントって6人居ないと設営も撤去もできない。
これをどうしても辞めたかった私(笑)
脳味噌飛び出す程考えたコレをどう説明しても「テント建てないかんやろ〜」のスタッフに。。
本日設置してみせて、どう?
「おお、これはええ案配じゃな?雨の時は?」まあ次々出ますけど(笑)
そこなんよね・・予算尽きたから考えないとねって誤摩化した。
本当はクルクルと巻き取り式の屋根が出るはずだったのよ(笑)
ま、ええわ。

一番の不安の甑の修繕もクリアーして、釜も洗ってスタンバイしました。
ツイン甑の仕事ぶりはいかに?

2年前設計の段階で、脳味噌空っぽになるか?と思うくらい考えて。
次いで、設計してくれる人、現場で工事してくれる人に、張り付いて説明しまくり。
それでも完璧にはならず、その後の予算ない中で「使える」物にしてきたら1年終ってた。

薄い1枚の紙を仕上げるのに、どんだけの道具が居るのか?
進化してる道具も使えば、ローテクはどうしてもあるし、人が興味を持ってくれて参加してもらうには
どうしたら良いのか?さりとてボランティア頼みでは潰れるし。
例年なら、慣れて来てる作業だから刈り取り含めて1週間で蒸し剥ぎに入れた。
やっぱり想定内。2週間かかってます。
動線が全然変わるので、想像力も必要です。

工房を構えた佐賀橘川の区長さんでもある、元さん。
一緒に10年走って来たけど、彼無しでは若山楮は続かなかったです。
明日から元さんの大好きな(笑)玉切り!
私のお父ちゃん。
張り切って行こうなあ!
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2018年01月07日

若山楮収穫開始。

若山楮の収穫作業始まりました。
昨日は雨のあとで、暖かく霜も降りておらずの、自生地の楮畑から。
ここは10年前はジャングルで、大木になってる楮が生えてた所。
なかなか楮を植えるというとジャングルになってる耕作放棄地でも貸してもらえなかった。
「1度植えたら元に戻せない」というのが理由です。
楮、桑は一度植えたら繁殖が強く、元の田畑に戻せないというのは今の80代から上の人には根強く残ってます
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さりとて、「元」の田畑に戻す事はもう不可能なんだけど
「土地」に対する想いは強い。
しかも、重機や便利な今の時代と違って、鎌や鍬や牛、馬農耕だったのが記憶に新しい。
そもそも、楮は山の裾野と田畑の境界線の作物。

耕作放棄地になった田畑に植えるという発想がないです。
日当りの良い平地は食べる物を作る場所。
楮はどちらかというと林業が盛んだった時代の物。
桑はちょっと違いますがね。

のどかにのんびりやれた昨日とはうって違った今朝は霜!
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楮凍ってますねん。

耕作放棄地ジャングルを開墾して移植最初失敗して(笑)の5年目の畑。

今日は8人での刈り取り。
夕方にはあらかた終了。


明日雨予報なので、畑へそのまま置いて来た。
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9年目の楮の株に・・・・・
なめこもどきの、きのこ!!

きのこ・・・まずい。

イノシシ、鹿、ふくらすずめの毛虫、ネナシカズラという天敵に翻弄されながらの1年間。

何が良くて何があかんのか?

段々の田んぼの状況にも翻弄されてるし・・・
これで台風なんかゴメンです。


今日、ずっと一緒だったおばちゃんが「七草粥だよ〜」と繁茂してる芹に「おいよ〜芹があるっ」って
嬉しそうに採ってた。
いやもう芹なんか当たり前だし、ノビルも仰山。
ほなら・・・。
「イノシシ入ってるで!!」
水溜まりにのたくった後があるで〜!
1年間鉄柵補強しまくった番頭焦りました。
何処から入ったのか?


結局・・・
近所のおばちゃんが、やっぱり芹採りに来た足跡だった・・・・。
「でかいイノシがのたくった」は、おばちゃんの足跡って判って大笑い。
この楮畑には芹あるって判ってたというのがツボ。
自分の田んぼにも芹だらけ。
楮畑には山菜も共生してる。
意外と無いらしいのね、芹や山菜。
この楮畑にはクレソンあるしワイルドライスも順調に育ってる。


さて、2日目終って明日は雨予報だけど、ハイテンションの親分。
明日、親分の号令待ちとなりました。
若山楮は他に比べるとまだまだ平均年齢若いんだけど。
若いというのは、仕事師なお父ちゃんからみたら、全然甘いのであります。
でも、お父ちゃん、今日かなりしんどそうだった。。。
皆、お父ちゃんの明日の指令待ちとなりました。
これとっても大事なんですね。
皆、疲れてるけど「待つ体制」
リスペクトなんですね。
段取り私はまだまだ甘いわ。

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2018年01月03日

明けましておめでとうございます

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元旦から作業してます。
今年程年末年始感ないのも久し振り。

工房の周辺は高速道路の追い込みでダンプの往来が激しい。
この年末年始だけ静かな数日。

日頃通勤で一緒の長太。
この数日は、工房周辺でまったりと過ごせました。
長太が穏やかなれば、私もホッとします。

テンパりっぱなしの昨年からですが・・・
いよいよもっとスタンスを長く見ないといかんな、収穫に追いまくられてるばかりではいかんなと。

そして、やっぱりもっと自分を大事にしたい今年です。

ご飯に付き合ってるうちに、うたた寝しちゃった長太
なんとも、ホノボノです。
マイペースを大事に、今年も始まりました。
posted by ハレハレ本舗 at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年12月31日

今年もありがとうございました

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今年もありがとうございました。
10年振りに帰省せずの年末年始です。
今日だけ時間を作り、手に負えなくなってた家を片付けるも。。。
ここ10年間の資料整理がメインで家の中は・・掃除機掛けただけで終ってしまった。

7年間続けた田んぼは来年一旦停止です。
その為に今年は田んぼ本当に頑張りました。

田んぼにならない2畝で真菰を作り始めたのが5年前。
たった5本が1畝くらいに拡がった。
真菰茶が必要な方が居られて、3年前からお茶専用に。
こちらは、必要としてる方が居られるので続けます。

楮、紙漉、お米、真菰。
欲張った10年間を振り返り片付け。
注連縄を買いに行く時間もなく、父のお墓に添える為に取ってあった残りの稲穂と真っ白になった真菰葉と
若山楮の茜染めの紙を、楮の紙縒りで束ねて精麻で〆て、庭の南天にたった1本だけ実が残ってた枝を添え。
精麻以外は全部手前物。
まるでリースみたいですが、これが今年の私の〆です。
この正月飾りには本当に多くの方々の手を頂きました。
ありがとうございました。

机周りも片付けて、来年の暦を。
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今年、自分の暦がなかった(笑)失敗したのを直し直し使ってました。
今年も、正式なのは残らなかったです、ありがとう!
サンプルで、流石にコレは売れなかった(笑)
一年間使って又色々考えます。
七十二候のこのスタイルもあと3年!
無地の柿渋紙に背筋伸びます。

作業開始は明日元旦から!
ハレハレ本舗、若山楮、来年もどうぞ宜しくお願い致します。


タグ:大晦日 師走
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2017年12月29日

金はなくても薪大臣!

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割った大量の台湾カエデを積んで片付けよう!の本日。
朝行けば・・・
軽トラに満載2台分の「槙」の生木が。。。
嘘〜!
昨夕、私が一人で作業してるの見に来た相棒のお父ちゃんが

「お前紙漉いてないんかい?薪やってるんかい?」って。
今回のイベントではお披露目の式典もあるので。
「片付けないと寝てらんない!草刈りもせんとあかんし」って言ったもんで。
なのに何故仕事増やすアル?(笑)

今日は有り難いことにボランティア独身男3人。
「今日やる事!」と作業内容を共有して、まあ、ほんとに各自頑張りました。
間で、甑が散けるという想定外の事も起こったけど(笑)

積んだ!伐った!河原の草刈りはお父ちゃん一人でやってのけた。
「今回は地元の人も大勢来る。役場の人も来る。綺麗にしとかな、いかん。ああ、ようやってるなと思ってもらわないかん」と父ちゃん。

整理しながら焚き火。
これ一人では絶対出来ない。
生の火の一番は薪ストーブでもなければ、竃でもない。
焚き火。
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お父ちゃんが工房下の河原を草刈りして、いっしーに指示して木になってるのを伐る。
それもどんどん焚き火に放り込む。
寒い中、焚き火は常に誰かがキープしてて、怒濤の作業が終る頃。
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焚き火はええ案配になっているし、工房周辺のとっ散らかりが片付いてる。

工房の奥のバイパス工事も今日から休み。
長太はフリー。
遠くへ行かず、休憩になるとちゃんと仲間入り。
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この写真の後、ずっと父ちゃんの足元に居た。
今日のボスが誰か判ってる。

夕闇に包まれた工房はまだ満月じゃないのに周囲に灯りがないからなのか。。。
月の灯りがことのほか明るい。
焚き火はいよいよ明るく。
長太は割り損なったでかい株の上で座ってる。

焚き火の暖かさ、生の火。
去り難く、皆しばし話し込む。

一日中薪作業。
燃やしたら、アッちゅうま。
この充実感はなんだろう?
焚き火しながらの作業はほんとにええなあ。一人でやる作業じゃないなあ(笑)

ハレハレ本舗&若山楮は雨降るかもな31日だけ休むかも。
元旦からがっつりやりますよ〜。
今日の宿題、野焼きどうすんべ。
「集落の人、行政の人大勢来るから、ここを綺麗にしとかないかん!」の父ちゃん。
コレ凄く大事。
誰かが来るからではなくて自分達が大事に思う場所です。
父ちゃんと10年走って来た。
父ちゃんの父ちゃんが楮や三椏作って来た山の中に入ったんだよね。
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2017年12月23日

楮蒸し甑

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並びました、ツインです。
若山楮のここ数年の地元の甑。
小さい方がハレハレで使って来た佐賀から来てた甑。
今日、ハレハレの工房の最期の大物引越でした。

何度も寸法を測って、それに合う釜が春に完成してたのだけど。。
実際被せてみるまではドキドキでした。
ジャスト!!ほっとした。
ハレハレの方は予備というか、剝ぐのに追いつかない時用。
竃も壊れてたし、鹿にやられたハレハレの楮畑の復活は手を尽くせども復活しなかったので
この3年、自分の原料収穫は無しでした。
煤まみれになってたなあ(笑)

60年以上前にはこの地域のどこかの家で働いてた2つの甑が並んで鎮座。
今宵は昔話に花が咲いてるかも。

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春から何度か試運転してきた竃。
やはり少々難ありで、2本目の煙突を今日立ててもらいました。
限りなくお金がないので、左官屋さんとハレハレのお古です。
78歳左官屋さん、ご苦労様でした。

で、いっしーと番頭で割りに割った「台湾カエデ」の山を今日から薪積み。
色々考えて今回は小さく仕切ってみます。
いつまで続く?新工房がちゃんと稼働する為の作業!
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本番までひと月切りました。
やること膨大過ぎて目眩するし、胃が口から飛び出しそうです(笑)
10年続けてやっと馴染んだ竃から新品でやるプレッシャー判って欲しい!と誰に言えば良いの〜(笑)
やってみないと判らん事だらけ。
10年前の初日を思い出す。
10年前と違うのは、ひとりじゃないということ。
大勢のみんなに助けられてる。
昨日、工房の入り口に仰山の端材と何故か上等な炭が。。
誰が持って来たのか謎。
だが、端材が必要だと判ってる人。
有り難く使わせてもらいます!

冬至が明けて、空には三日月。
今夜の2つの甑の語らいが気になるなあ。
もしかして隣同士の家だったかもしれない。。。
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2017年12月11日

若山楮の収穫イベント



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あちこちでお知らせしてますが。
今回から収穫作業のイベントを恒例の12月第二日曜日から
1月の第三日曜日に変更してます。
若山楮は立ち上げ、開墾から10年目を迎えます。
10年という事は10回しか未だやってないという事でもあります。
毎年気候は違うし、人の手の入り方も違うし、段取りも違う。
何が良くて、何がいけないのか?なんてことは春の芽吹きから刈り取るまで、目の前に伸びて行く楮に必死過ぎて
良く判ってないまんまの10年です。

今夏、本格的に自称後継者の番頭が週末の休みを投入して畑の草刈りをしてくれた。
真夏の作業は本当に大変なんだけど、番頭は「草刈ったら楮が風に揺れて気持ち良さそうで嬉しいです」と!
そういうスピリッツは教えてできるもんじゃないので、やはり後継者として楮が呼んだんだろうなあと思う。
私も25年前は、まさにソコだったんだけど、いつの間にかそういう気持ちどころじゃなくなってた・・・・。
初心を想い出させる番頭の言葉にも10年という月日。

一方で、6月から9月まで、雨、雨で小学校の畑には子供達が入れず。
湿度が200%じゃないか?という夏から秋。
すれば天敵のネナシカズラの猛威。
佐賀北部は柚栽培もやっていて会長が「カミキリムシ!」と。
これ、楮にも天敵(笑)

そんなこんなで、10年経ってもドタバタであります。
今日、拳ノ川小学校の今年最後の畑観察。
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巻き尺持参。
計れば4b越えがいくつも!
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楮に葉っぱが仰山だと入るのも苦手だった初めての先生が
落葉して枝だけになった畑の中で地面の浅い所に根っこがあるのを見つけて感動してました。

年々暖冬で落葉しなかった楮なので収穫をひと月遅らせたのに。。。
ここんとこの寒波と強風で1枚残らず落葉!
自分一人の畑なら明日から刈り取りしたいけど(笑)
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今回は1月6日からとなります。
まさかの雪なんか降るなよ!


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2017年12月05日

トップバッターの卒業証書は拳ノ川小学校

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毎年の暖冬というか旧暦的には今は未だ11月頭。
楮は青々しており、落葉せず。
なので、楮の刈り取り作業を今回からひと月ずらした若山楮です。
高知県下の楮農家はどこも1月後半になって久しく、「え?もう刈り取り?」って言われてた数年。

旧暦とかそう言う事でずらす事が難しい事沢山有る中の、卒業証書であります。
一年間畑に通い続けて、全部の工程を地元の方と一緒にやってる若山楮本拠地の小学校である拳ノ川小学校。
出来る事なら「順番に」全ての工程をやらせてあげたい。
これが、今回から難しく。
畑の楮はまだ葉っぱ青々なれど、今日一足早く「卒業証書」を漉きました。

まずは「塵取り」
校長先生も仰ってたけど「子供達は本当に丁寧にやりますね」と。
指先が小さいのが羨ましい(笑)

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続いて「打開」
昨年まで3年生から畑から全部やってたので、今年の5年生も既に経験済で呑み込み早い。

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校章の透かしも綺麗にできました。

昨年まで受け入れられる工房がなくて、道具を積み込んで学校の理科室とか美術室などで漉いていたです。
通い慣れた学校で漉く事も大事な事と。

今日、春に完成した「紙漉場」で初めてやるのは、どうなんだろうか?とドキドキなのは私。

紙を漉く為の作業場へ子供達が来て、やってると・・・
舟の中を思いっきり「混ぜる!」とか
水が飛び散っても構わん!とか。
そういう反応がとても嬉しく、伸び伸びとやってる!

工房を設計してくれた人は若山の人なんよ〜と言うと・・・
「あ、知ってる!お父さんと同級生やよ!」と工房を眺めてる。
意外な展開に私も嬉しい。

昨日、工房の薪ストーブ試運転。
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お隣の四万十町の「井上ストーブ」です。
自宅のキッチュな時計型しか知らない長太は、コレがストーブと判るまで動きが可笑しかった。
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やっと「暖かい奴だ」と判って座る距離が自宅のそれより遠い(笑)

子供達には「触ったらダメ」としつこく。
今日の子達は大丈夫なので、ガード無し。
3時間近くの体験で、終ると皆ストーブのガラス窓の前に座り込んでた・・・。
車で待機の長太にも気がついて「長太〜ちょうた〜」
霙混じりの寒い一日。震えて出て来て、全員薪ストーブの前に。

しこたま冷たい山水をかき回し、燃える様子が見える薪ストーブの前で長太撫で回し。
教室ではできえんことが、できた感。

「明日はこれ私干すからね」と言うと・・・
明日も来たい!って。。

工房という空間、仕事の空間。
間違いなかったかもと思えた今日。
posted by ハレハレ本舗 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 卒業証書

2017年12月01日

紙屋の犬

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先日暦をアップしましたが。
実はこれが始まると、一番難儀するのが長太です。
生後2ヶ月で我が家に来た長太。

暦が始まると家中の畳に書いた紙が足の踏み場もない状態になる。
まだ1歳になる前のこれが始まった時、どうしよう?繋ぐか?と思った。
寝落ちするまで書いて座敷に拡げたまんまの翌朝。
布団から一緒に這いずり出て勢い良く下の部屋へ。
あ〜ま・・・まずいっ!
ついで、驚愕。
紙と紙の隙間を器用に歩いてる!!
え?踏まない?え?
隙間は5aあるかないかなんである。
そう言えば、干してた紙を玄関の座敷に取り込んでいたときも、じっと座って眺めてた。

以前猫を飼ってたときは、取り込んだそばから、お日様の温もりのする和紙がたまらなくて
気がついた時はぐちゃぐちゃにして身体にまとって寝てた。
紙棚を引き出すと、やけに重たい・・・すれば紙の上で寝てる猫もろとも出て来る。
新聞紙を充てがっても、絶対和紙だもんね、あたち!だった。
猫が居なくなってホッとしてたが、犬がどういうことになるか?なんて考えてなかった。

長太は絶対紙を踏まない。上に座ろうなんて愚行は一度もない。
教えたわけでも、怒ったことなど一度もない。
彼が自ら「これは踏んではいかんのよ」と悟ったとしか思えない。
もう紙屋の家に産まれることを知ってたとしか思えない。

ちっちゃい足先に神経つかって、家中の紙の間を歩く姿は奇跡を見てるようだ。
主の私の方がざっとした性格でうっかり踏むことがあるくらい。。。
「今踏んだっしょ!」と冷ややかな長太の視線に、ごめんなさい!って謝る。
この5年、今の時期は毎日こんなんです。
ストーブで座面のレンガが暖まると前足を載せて肉球温めするのも習慣になってる。
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町内放送で「車上荒らしが横行してます」ってやってたらしい。
好きなお姉さんの声で、流れると遠吠えするんだけど。。
車で留守番が多い長太はここんとこ、「可愛いねえ〜」と窓に寄って来る人に唸る様になった。
どうやら、荷物をまもってるらしいのである。
財布とかほっぽりっぱなしなわたしなので、長太は気が気じゃないのか?
ひとたび車から出たら誰にでも甘えるが、車の中では警備員になってる。
これも町内放送を理解したのかね?(私は聞き取れなくて、近所の人から知ったんで。。)

不思議な子。
posted by ハレハレ本舗 at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 長太