2016年01月31日

卒業証書完了

先週火曜日にラストの学校だったんだが。。。
数日は若山楮の出荷や悪天候で干せず。。。。
やっと晴れたので、本日完了。
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干しながら、溜めに溜め込んでた洗濯や道具類の片付け。
早く次の仕事に入りたいのに進まない片付け。
宴会の名残の酒瓶が恨めしい(笑)
家の竃は小さくて、いっぺんに大量に煮る事ができない。
おまけに機械のスイッチ壊れた。。
頭ばかりが焦ってしまい、井戸水だというのに出しっぱなしにして只今カラッケツ。
ならば、薪割りもやっておこうと割り出したら、台にしてる丸太が腐りかけで、あっけなくお陀仏。
あ〜なんか空回りしまくった今日でした。

気分転換に今日は海散歩。
浜辺に薪割り台にぼっちりな杉の丸太を発見。
一人と一匹は最期の最期で「今日も善き日」となりました。

もう明日は2月です。
今度は一人作業なんで、もう出歩く事はほぼ無理です。
楽しいお誘い。。。誘惑せんといてくださいね。
posted by ハレハレ本舗 at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 小学校

2016年01月30日

蒟蒻

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漉き舟のリニューアルをお願いしてあった、十川泉貨紙の平野くんのお父さん。
大工さんであり、工房の全てや道具類も作られる。
紙漉の作業を判っているので、他の大工さんとはわけが違う。
刈り取り、蒸し剥ぎという年間でも一番お忙しい時期に無理難題を申して、ごめんなさい。
工房に運び込んでしばしうっとり。
3代目となるこの漉き舟が最期まで使う道具になるだろう。。
木の温もりは、寒い時期の仕事ではやはり有り難い。

中身のステンレス舟のみで亡くなった親方から最期の弟子経由で私の所へ来た。
つくづく世間は狭い。
回り回って私の所へ。
1代目も親方のお古だったので、ご縁としか言い様がない。
そして、この元弟子は福島から避難移住してきて4年程隣町に暮らし
若山楮で頑張ってもくれた。
昨年末岡山へ引っ越した。

若山楮では毎日彼の話が出てた。その怒濤作業も終わった翌日に岡山から長年の友人夫婦が突然やってきた(笑)
建部で「ののカフェ」という古民家を改装した、素敵な(私まだ行けてないけど)ギャラリー&カフェを営んでる。
昨夜は、2年ぶりということもあって大いに盛り上がったんだが。。。
なんと、なんと!元弟子が移ったのは彼らのすぐ近くでカフェに来たという。
ああ・・・・世間は狭いよ、本当に!

で、全然話が飛ぶけど、盛り上がった話のひとつに蒟蒻作り。
お土産に自作蒟蒻を刺身で頂きながら、みっちり教えてもらった。
今年若山楮に植えているコンニャクイモが収穫の時期なんである。
まだ作った事がなくて、ソワソワしてたが、みっちり教えてもらったし、なんなら講師でお呼びできるとも!!
彼女の蒟蒻は藁灰で作る。
かねてより、灰汁汁の事も気になっていた。
楮を煮るのも灰汁汁でやりたいから。
おさらいしときなさいよ〜と教えてもらった彼女のブログの蒟蒻のところ。
http://chat-nonohana.jugem.jp/?eid=1202
詳しく出てるので見てみてね。
若山楮はどこまで頑張っても賃金払ったら綺麗さっぱりお金は残らない。
ならば、畑の中で、蒟蒻、サツマイモ、大豆などを作って加工品にして頑張らないといけない。
混作として向いてるのは他には小豆などもある。
これらを植えて少しでも草刈り面積も減らしたい。
同じやるなら、無農薬だよ、加工品も無添加だよ。
幸いにも藁は自分のお米が採れたときのを大事に仕舞い込んでる。
お米も続けないとねえ・・・。

やっぱり長年の友達との話は楽しかった。同じ考えの人と話す事がこんなに楽であるとは久し振りに感じた事。
楮や和紙以外の話は本当に久し振り。
大仕事終わった後のご褒美の一日だったわ!
ああ、また来て欲しいなあ!!
posted by ハレハレ本舗 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん

2016年01月27日

若山楮有終の美

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昨年の12月7日からの刈り取りで始まった若山楮の収穫作業が全部終わり
今日はお嫁入りの発送の為の梱包も済ませ、借りの作業場の最期の片付けも終わりました。
一昨年体験で来てはまって、昨年は楮の芽吹きからずっとお付き合いしてくれた青年が
「あの黒皮の山がこれっぽっちになるんですね」と染み入ってました。
ここに至るまでの、どんだけの手があったのか・・・。
若山楮は一昨年まで役場の御陰で助成金を投入してもらい、其の分膨大な維持管理資料がファイリングされてます
数字という数字が膨大に残っています(笑)写真も半端ないです。
助成金を悪く言う人は多いし、私も扱いずらかったのですが
幸いにも初期の頃の役場の担当に自ら手を挙げて飛び込んで引っ張ってくれた彼女の御陰で
とても血の通った資料が作成されて、その後も継続されています。
和紙の色々、ましてや原料の事となると資料そのものが少なくて、自分達も調べたくても明治初期のもんを引っ張り出さないとダメでした。
そう言う意味では、若山楮のもうひとつの顔はこの8年間に蓄積された資料でもあります。
と言っても、高知県幡多地域のみです(笑)
昔、若山という地区で産出されてた楮は品質が良くて評判だった。
という1ページ位の史実に分厚いファイル4冊のこの8年が生まれたのであります。
これは個人でやってると、絶対という程無理な作業です。
だから、助成金のおかげでもあります。正しく使ったかな(笑)

さて、27年度の若山楮は瞬殺で売れまして。。残りは1本もないです。
売った分で今季の蒸し剥ぎ、へぐり、などの全ての賃金を払うので、モタモタしてられません。
本当の所、この束の上で一晩寝てみたかった(笑)
羽根が生えた様に明日お嫁入り。

今季の作業場の片付けをしてて印象的だったのが。。。
空いた酒瓶ゴロゴロ、ビール缶仰山。
少なかったコーヒーカップがこじゃんと増えてた。

途中の経過報告できてないのは・・こういうことです。
私的には残業も徹夜もなく、昨年と同量を昨年より早く終えたことが奇跡。
すぐに地元小学校の卒業証書体験漉きに入れて、これも昨日終わった事はもっと奇跡。
若山楮倍増計画や、新しい作業場作りや、もうてんこ盛りで休む暇もないですが

がらんとした借りの作業場をしみじみ見入ってしまいました。
ありがとう。ここで起こったドラマ引っさげて次行きます。
posted by ハレハレ本舗 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2016年01月20日

若山楮作業終了

今年も無事終わりました。
7年目。それぞれが自分の役割を自分で決めて動くという夢の様な集団に成長しました。
もう感無量です。
これで次へのステップに踏み出す事ができるのであります。

12月の蒸しはぎと今回のへぐりに通算10日も研修として兵庫から参加してくれた本多さんのブログが見事なので、ここで紹介します。

http://nagasuu.blogspot.jp/2015/12/blog-post_23.html

私は今週末の佐賀エリア3校の小学校での卒業証書の準備に。
今季の若山楮の出来具合を、まず漉くのは小学生です。
posted by ハレハレ本舗 at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2016年01月18日

協働

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うすうす、予感はあったし、そういう流れになる「若山楮へぐり」作業。
初期の頃は厨房も使えたし、出店の人も前乗りで入って来たしで、「蒸し剥ぎイベント」も宴会だった。
カップラーメン持参で役場の若い衆が来て、軒先で七輪とかの出店者の友人がやり始めたら。。。
翌朝カップラーメン誰も食べてなくて、みんな爆睡してて。
「早朝の竃作業手伝います!」なんか絶対無理で(笑)
明るくなってから慌てて起きてきた若い衆に「夕べ何時まで呑んでたんや?何してたんや?」と問えば。
「いや〜人生の深い話してました」って(笑)
私は私で、泊まり込み&凄い宴会で、最終日にイキダオレてたら翌朝枕元に一升瓶持って佇む長老に起こされて
「呑むかよ〜」で絶句した。
そういう長老達も亡くなったり、さすがにそこまで呑めなくなって。。。
しばらくは、おとなしく地道だった若山楮。

今年のへぐり作業は・・凄かった・・・。
遠方から来てくれる友人達の心意気にがっつり反応してくださった。
毎年、手作りおやつが凄いのは定番だったけど、、、、
宴会が作業日数2週間の間に半分も(笑)
つまり、プチ遠方の私は作業場泊まりが一週間。仕事じゃないよ宴会(笑)
その全てを書いたら一冊の本になります。

協働というのは、等しく働くということらしい。
誰かが指示して動くのではなく、自らが「これ自分の仕事」と見定めて動く。
ハレハレは長年ずっとそのノリでやってきたけど
地元の人には新鮮だったのかなあと思う。
今季の蒸し剥ぎもへぐりも、来たら最期思いっきりこきつかわれてるのに皆嬉しそう。
賃金は払えないけど、宴会で(笑)
来た人に一杯聞きたいことある地元勢。
地元勢のかっこよろしい仕事師や料理に興味津々な若い衆。
7年目、融合したねえ、やっと。

で、この写真のおやつは「淡雪かん」
私、大好物でこれが初めて来たとき絶叫しちゃった。
若山のおばちゃんが作ってくれる。
卵の白身のメレンゲが載っかってる寒天かん。
結構難しいのだが、へぐり最終近くなるとこれがど〜〜んと来るんである。
今年の淡雪ぶりは凄くて、思わず3階建てのビルみたいやねえ!と。
自分で育てた豆を冷凍しておいて、この作業の時にどっちゃり色々作ってくれる。
小豆だけでなく、ずっと繋いでる「ささげ豆」のいろんなおやつ。
「おばちゃんの冷凍庫空っぽになっちゃったねえ」と言うとぶははは〜って笑った。
そして最終日近くなると「明日は弁当持って来るなよ」のもう一人のおばちゃん。
お米3升炊いて、地元の穫れたてのサバで高知の皿鉢寿司がででで〜ん。

食い倒し、呑み倒しして明日最終です。

遠方から来てくれた友人が「ここ家族みたいだ・・」と。
働き方が、誰にも指示されなくても見事に動いてるって。
同じ釜の飯じゃね、酒もだね今年は。。。高知家ってそういうことじゃなかったっけ?
若山楮は見事な楮も作るけど、その過程で互いが家族の様に繋がってきてるので
いきなり来た人も家族になっちゃうのであります、ただしめちゃくちゃ働かされる。
どこかからか来た人と一歩も外へ出ない人が同じ鍋食って、もうコンビニもんなんか食べる暇もなくて
一日中働いてて。。。
もし、天変地異が起こっても、水はある、米はある、薪はあると話してるみんな。
イノシシを毎日捌くおばちゃん達。
実際、今回のへぐり後半は鹿、イノシシ、鴨、魚でした。
米の話もようけ出た。
和紙原料作りながら、いざの時のチームワークできつつある・・・・。

そして来期は作業場ができます・・・。
いや・・多分大勢が関わってなんやかんやとユニークなもんができあがりそうです。
そういうの作らないといかんなあ。

その時の淡雪かんは10階建てくらいになりそうです。
こう下の寒天羊羹見えなくなるなあ。
posted by ハレハレ本舗 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2016年01月03日

2016年明けました

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今年も無事にお正月を家族と迎えて、手術後の母も元気だったし、色々と大変な弟も頑張ってるしということで
私は慌ただしく舞い戻って来ました。
何やら殺風景な色気の無い写真で始まります。

2015年の幕開けも「新しい場所に移るのだ!倉庫リノベーションだあ!」と舞い上がっていました。
紆余曲折ありまして、倉庫リノベーションは夢と散りました。
正直もうポッキリと折れてしまったモチベーションを元通りのモチモチに戻すのは不可能と思われました。
眠れない夜が何日あったか。
喧嘩してしまった友人も居ます。
「板挟み」というのを初めて体験しました。
オレオクッキーの間に挟まってるクリームの気分でして、ドロドロに溶けて消えてしまいたいというのが
一時期の正直な気持ちでした。

年末仕事納めも迫る中・・・・。
タイムリミットが秒読み開始。

そんな中でも焦って直感鈍らせるなよと自分に言聞かせつつ。。
何度も何度も足を運び、長太を放してみたり、真っ暗になってから行ってみたり、早朝も見たり。
話が来た時は正直「都落ち」感満載でした(笑)
が・・・長太とずっと奥まで散歩したり、川に降りてみたりしていると・・・
必ず誰かしらが通りかかって、「ここはよ、水がええんじゃ、とにかく水が枯れない」ばっかり言う。
最期に判ったのはなんと国道跨いだ向こうの集落の家々がまだここから水を得てるという事。

日当りがねえ・・・が難関です。
ほなら山の持ち主に「お前山伐れ!」と言う人まで。

紙は水がなくては仕事になりません。
私はずっと山から水を得る事に憧れてきました。
こっちへ来て22年間井戸水なので相当に恵まれてはいます。
だけど電気が止まったらポンプアップしてる水を得るのは大変。しかも考えて使わないとすぐに空になります。
井戸2個もあってもこれでした。
そして工房用に借りてる井戸は周囲を除草剤撒かれるし、家に問題あるとすぐに「井戸返せ」とアキレス腱扱い
機嫌を損ねた持ち主のおんちゃんを追いかけて山へ深く入れば・・・
おんちゃんの手には鎌!
「ああ、ここで喧嘩したら殺される!」ってマジに思って土下座した事もあったり(笑)
井戸って「所有物」なんだよなあって何度思ったか。

一方の山から水を引くという事は接続したバルブを捻れば滔々と水が流れるのです。
メンテが大変だと手が出てなかった私。
実際友人の男達の現場へ行ったり聞くと・・・半端ない大変さが待ってると思ってた。
が、ここは「まあ年に3回見に行けば良いよ。よりどりみどりで引いて来れるからメンテ簡単!」
と・・・言った人もかなりなお人ではありましたが・・習おう、もう習うしか無い。
教えてくれそうだ!という直感ですね(笑)
高知は急傾斜が多く、植林してしまうと、細い川は雨の降らない冬は枯れる事が多い。
そういうことを自身も含めて良く聞きます。
が・・ここはとにかく植林の山も手が入ってるので水が湧いてる!湧いてる!
「錦鯉飼ってもええよ〜」と笑う。

誰もかれもが、ここは絶対に枯れず、いつも水が豊かだと口を揃える。
それは、奥深くまで田んぼをやっていた形跡をみてもあきらかでした。
その口ぶりが、どこかこの場所をとても大事に思ってる感じが伝わってくるのです。
水は命を繋ぐ大事なインフラです。

高速道路のために明け渡した土地。
工事の間だけの為に道をつけ、終わればまた誰も使わず山が自然に閉じて行く土地。
日当りは後からなんとでもなるけど、渾々と水が湧くというのは人為的にできるもんじゃない。
腹くくりました。
実はお気に入りだった倉庫もすぐ下を川が流れていたので、決め手としたのですが・・
上流で不法投棄が行われていて、水の質が問題ありと、最近発覚。
あらら〜呑んだらやばい水でありました。

今日、これからお世話になるこの集落の「初会」にお邪魔させて頂き区長から説明して頂きました。
満場一致で拍手までして頂きました。
殆どが農家で、地域の中で色んな問題を話し合う大事な会。
古老と若手がとても良い感じでした。
で・・・かなりインド人みたいな人が居るなあというのが印象的(笑)
なのに、ちゃんと手を挙げて意見してるのが都会的(笑)

今現在草ぼうぼうですが、開墾魂に火がついてます。
チカラ無い、金無い自分でもとっかかりが見え隠れする適度に手が入ってしまった場所。
やたらと電柱が建ってるのも気になりますが(笑)
これだけ水量があり、昔の堰がいくつもあるので、水力発電にチカラ入れてる知人にも見てもらおうと思います。
ひょっとしたら、仕掛けしたら鰻とれるかもだよ!

まだ予断は許せませんが、ひとまずGOが出ました本日。
なるべくネイティブに荒らさず、枯れない山の水と薪で生活と仕事ができるように始めたいと思います。
ここには瞬発力があり、土地を大事に思い、若い人へ繋げたい古老が居ます。
その古老にリスペクトしながらも新しいことをどんどん試みる若手が居ます。
場所だけではだめなんです。
人の想い、実際に野良仕事してる人達の想い。
どんなに良い土地があっても生かすのも殺すのも「人」です。
これが1年かかって明暗を見事に分けました。
私はただただ、「まあほならやってみい?」と試されてると思ってます。

人の気持ちもさることながら何よりもこの何時頃作ったのか?の3本の山水が合流する「堰」
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ここから下はコンクリで両岸。
ここまではコンクリなしの両岸。
一杯学ぶ事ありそうです。
一体自分は何歳まで生きるつもりなんでしょうね・・・死ぬまでは生きるということだよと言われた事は
正しいのかもしれません。
今度こそ幸先の良い年始であります様に!

posted by ハレハレ本舗 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記