2016年07月28日

若山楮サポーター

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若山楮は黒潮町に自生してる楮があって、23年前に移り住んで来た私がまず助けられた。
資金もなく、経験もなく、細々とながら紙漉に取り憑かれていた私は、とにかく山や河原の自生してる楮に
助けられて続ける事ができてた。

若山楮というブランドが60年前にあったことは知ってたけど
自分一人で何ができるんや。
自分が食べて行くのも大変なのに。
それでも山で採取するときの感動から畑を得て維持管理を覚えるまでの8年近くで、それはもう試練と失敗ばかり
なのに辞めなかったというのは常に傍らに楮が生えてる環境だったから。
若山楮が立ち上がった時「恩返しだな」と思ったし、それで出来る所までと軽く思ってた。

今、お膝元の地域の方々、小学校、役場がどんどん加勢してくれて
「絶対に無理」と言わしめた方々の見通しを裏切る形で(笑)当初の想像を越えた形になりつつある。

年末の収穫作業にいろんな人達が集まって来て、ここで更に何やら「次」のムーブメントがまき起り。。
集まって来てる皆が結構凄い人達で、何が起こってるんだろう?って咄嗟には咀嚼できてない自分。
当然、肝心の協議会の皆なんか目が点です(笑)
これはひとえに楮のチカラなんだと思う。
かみになる植物への深い愛情を共有できるということだけで、これだけの人々が集まって来る。
そもそもの私だって楮に導かれてる人生だから(笑)

2泊3日で兵庫から2人の若い女性達が来てくれた。
一人はこの1年半作業に通い続けてくれて、そのスピリットで自分の今の場所で立ち上げようと頑張る。
もう一人はもう10年以上前からの知り合いで、ここ数年で一気に紙の世界に入った友達。
2人は私が関知してない場所で既に知り合いになってたというのも縁の深さを感じ入る。

冬の作業に参加して写真を撮り続けてこんなフラッグを持って来た。

なんとかなんとか地域の人に理解して欲しい。
その為にコツコツとやることでしか伝えられないってやってきた。
昨年辺から一気に弾け始めてて、一人じゃどうにも無理だとなった矢先に、勝手にサポートのメンツが揃い出した
それぞれの想い、次へのビジョン、そういうことに少しでも何か得てもらえたらそれに勝る幸せはないのかも。
このフラッグに写ってるみんなはサポーターが多い日でした。
今冬の作業はもっと凄いメンバー集まります。
そして受け入れる地元の長老や小学生。彼らが遠方からのみんなを引き寄せてるんです。
これらを上手に繋げたいというのが今年の私。

新しい作業場にこのフラッグはためかせて、次なるを呼び込みますよ!
ありがとう、あいかちゃん。
そして、必ずやキーマンになりそうな、さくらちゃん。
あなたの故郷は此処にあり。
posted by ハレハレ本舗 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2016年07月27日

西瓜の日

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毎年夏に西瓜!の日をなんとか作りたい私。
3年生から6年生まで頑張るので、3年間楮畑な拳ノ川小学校。
春に今年も始まりますよ〜の時に必ず一人は「今年も西瓜あるが?」と聞いて来るのでプレッシャー。
実は家の集落に西瓜作り名人のばあちゃんが居て、毎年10個も20個も持って来る。
「孫も食べないから、あんたならどうにかするだろう」と言うのです。
大きなスーパーやコンビニができて、田舎の子供のおやつが変わってしまったんだね。

私は自分の熱中症対策に西瓜は不可欠。
されど、おばあちゃん死んじゃってからは、どこからも西瓜は来なくなった(笑)

今年、ひとつ奥の集落のおばちゃんと仲良くなって事情を話したら・・・。
来ましたよ、立派なのが!
時価で2千円はするな(笑)

この日は5、6年生は田んぼの作業で楮には来ない筈が。。。
「西瓜あるで〜」と校長先生に言ったので、なんと田んぼの後に楮の芽掻きまで。
実は兵庫から助っ人のお姉さん2人も来てるし、番頭も友達の百姓もという日で。。
子供達はお姉さんにかぶりつき(笑)
10時過ぎには作業完了して西瓜食べて終わりの筈が。。。
11時まで畑から出ずに汗だくでした。
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終わって川で手を洗ったりして涼んでから・・・
お約束の西瓜!

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塩は勿論黒潮町の天日塩です。
「ここ、体験で行った所や!へえ〜美味しい!」って。
体験したのに食べなかったの?って。
「西瓜にかけるとこんなに美味しいですねえ!」と先生達も驚いてました。
塩仕事してたときは、採りたての塩をぶっかけて西瓜を良く食べてました。

畑作業で玉の汗を拭きながらの天日塩の西瓜程の御馳走はないです。
そういう食べ方を小さい時に知って大人になってほしい。
なんとか今年も面目保てました。
おばちゃんありがと!

posted by ハレハレ本舗 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 小学校

2016年07月16日

ハタノワタル君の紙

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やっとやっとワタル君の紙に逢えました。
今日から始まっています。
高知市のM2ギャラリーでの「くうきのこきゅう」というふたり展です。
小原聖子さんの真鍮とワタル君のかみ。
http://www.gallery-m2.jp

私は人にカメラを向けるのがとても苦手なので、写真ないです。
どれもこれも欲しくて悩んで頂いて来た蒼い箱と黒い什器にもなる作品。
ああ、やっぱりなあ、そうだよなあって言葉しか浮かばない。
楮を育て、京都の綾部で地元と深く関わりながら古いお家を手直ししながら家族で暮らす。
そんな環境で紙を漉き、一枚の紙の中にたっぷりと時間が詰まってる感じです。
「創る和紙職人」という名刺であります。
ずっとやりとりはあったんですが、やはり紙を触って全てが腹に収まった(笑)
以前一度触ってましたが、その時は自分も出店中で余裕がなかったんだなあって・・・。

帰宅してしみじみと眺めたり撫で回したり匂い嗅いだりしてます。
こういうのってお店の中やご本人の前では恥ずかしくてやれない私です。
写真を撮ったのですが・・・。
特に黒い什器の方。
下に自分の紙とか敷いてみたり色々したのに良くない。
箱の中に入れて撮ったら「でしょ?僕はここが一番落ち着くんだよ」と言ってる。
いや、ほんとにそう聞こえました。
陽も落ちた夕方なのにフラッシュもたかずにこんな風に撮れる。
独特の光を放ってます。

年末に完成する作業場のギャラリーに飾らせてもらおうと思い。
静かに箱の蓋閉じました。
え?ギャラリー創るの?って言われそうですが・・・
今日決めました。創ります!
なんか問題あるかね?
山の中のたった一軒の作業場に紙の作品を常設しますよ。
一番のお客は私です(笑)
毎日、作品を眺めながら仕事出来るって紙漉き冥利に尽きるでしょ。
それを共有出来たら素晴らしいでしょ。
考えたら若山楮の作業に入り込んで手伝ってくれての作家さんが結構居るって改めて思った(遅いわ〜)
ワタル君は若山楮の最大のお得意様でもあります。
嬉しいお話も出ました。これはもうちょっと内緒にしますね。

ああ、嬉しい、嬉しい。
自分も紙漉きなのに、大好きな紙漉さんの作品や紙にはヨダレの出る、ただの紙フェチでもあります。
若いときは、影響受けちゃうからなるべく近づかない様にしてました。
久し振りに大好きな人の紙を観て。。。
こっっからは思いっきり近寄っても大丈夫じゃないかと思えた初めての日でもあります。

是非高知の方、観に行ってみて下さい。
もうこれ以上は言葉にできんから・・・。
24日はワタル君在廊だそうです。
posted by ハレハレ本舗 at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会

2016年07月15日

猫の額程

ご無沙汰してます(笑)
紙漉休業状態の梅雨から、今日。梅雨明けですねな高知西南地方です。
さて、楮の作業は続いてて、昨年よりは振り回されてない私。
もうバイトも辞めて先手必勝モードで頑張ってますが。。。
嫌な予感してたエリアにやっぱり鹿ご一行様。
数にして6株位で発見して対策作業。
この時期に一番育つ楮と稲と真菰です。
本業は楮なんで・・・。
実家帰省もあって、田んぼ完璧に放置プレーの2週間です。
これさえなければ、かなり野良作業のタイミング判って来たんだけど、Iターンの大変なお年頃です。
人間も歳取ると色々ありますから。

さて3枚の田んぼ。
いちばん下はコンクリの畦がある。
2番目が優秀で。
3番目がもう悩ましいことこの上ない。
性格も地力も全部違うし、水の得方も全部違う。
有り難いのは山からの水で、上には田んぼやってる人が居ないということ。
ど素人のくせに無農薬&無肥料ですから、無茶苦茶ですねん。
未だに水の引き方判ってない・・・。
機械でやってた人のをそのまんまやってる辺が既に間違ってる感じ・・・。

今日から爽やかな夏モードになって予定が入ってない珍しい1日で。
田んぼにどっぷりと。
もう稲と稗の区別も難しい中、ひたすら手で草引き。
昨年稲刈り断念したので・・・・稗じゃなくて己生えの稲多数でもあります。
つくづく、草引きするときは予定の無い日が良い。
時間に追われる様な日はろくに引けないって今日思った事でした。

そんな中、冬期湛水(と言えばかっこええけど、何故か水がしっかり溜まる2枚目)もどきの所。
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この部分は田植え前どころか、冬から今日まで一度も草引きしてない。
「血の池地獄」と命名した赤浮草びっしりな所です。
いや〜もう、全部がこれなら田植え後に海外旅行行っても大丈夫じゃん!
楽したい。楽してお米食べたい。
現実は・・・
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日陰になる所にはびっしり稗!昨年よりも稗凄い〜。
赤浮草が良いのか悪いのか?ということについて。。
私は助けてもらえると判断しました。
問題は赤浮草が繁殖出来る条件だと思う。
日当りと自然の栄養です。
2枚目には楮の塵と天日塩の苦汁も入れてたって後に成って判った(笑)
それらが流出せずに上手くとどまったんだと思う、たまたまです。
全部が2枚目状態なら、えんだけど。
赤浮草あるなら稲も育たない説は・・・育ってます。色も濃く分蘗も頑張ってる。。。

6年目にして偶然からの結果を見せてくれてる田んぼ。

楮もそうなんだけど、気がついたら8年目。
好む条件って、ほんまあるよねって今日も思った事。
それをどんだけキャッチできるかってのも自然農の大事なことだなあ。


posted by ハレハレ本舗 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ