2016年08月23日

草だらけ

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元々は紙にしたくて友達から貰った真菰の苗。
田んぼの一角に水も溜まらないけど、野菜作るには向いてないぬかるみ1枚。
ただ草刈るのも芸がないからと植えた。
今ではその2畝の半分以上に真菰です。
本当は川や湿原という動く水のある所を好む性質。
今夏雨無しで水を田んぼへ回してるという過酷な真菰達。
それもあるのだろうけど、去年までは一つの株が大きく分蘖してたのが、今年はとにかく「拡がろう」と決めたみたいで小さい株が一気に増えた。

さて上の写真は真菰茶にするべく刈り取って干してる図。
今年は念願かなって「満月」と翌日に刈り取り。
真菰は葉は根元近くは重なってるので1枚になる様に外して行く。
乾燥を少しでも葉先と根元を同じにしたいので、自分で考えついたやり方。

こういう手作業は好きです。
このあと、まだまだお茶になるまでには沢山やることがあるんだけど・・・。

一つ一つの工程の佇まいが美しいことに集中する。
これは楮の作業でも同じです。
一人でやってた頃は「あれも!これも!」でジタバタしててこういう過程の美しいどころじゃなかった(笑)
若山楮が始まって、とにかく大所帯で短期間で駆け抜けるということで、とても学んだ。
地元のおんちゃん、おばちゃん達は野良仕事のベテラン、手作業のベテラン。
「仕事師」と互いに褒め合う彼らの毎日の佇まいが本当に見事。
やる時は全力でその後死体の様にイキダオレてた私は学びました。
淡々と日々仕事周りを美しくやり過ぎずに翌日も同じ様に。
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今、家の中は楮、雁皮、染料にする草達に加えて寝室にまで真菰達が。
草の中でご飯食べてます。

もっと生活にかかる物を極限までに減らして行きたいなあ。
草達が居る所は美しく整ってるのです(笑)
どこまで減らせるか?自分の生活って何処までか?
そんなことを今日は考えてました。手はずっと動いてて気持ちよい一日。

夕方、そろそろ行こうぜ!の長太の生活は見事にシンプルで教えられます。
次の場所へのイメージが膨らむ一方、この膨大に膨らんだ物達への束の間のオマージュと。。。
一斉に捨てる日が近いことを感じてます。
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2016年08月09日

お中元

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8月になり、やっぱり日中の陽射しに気合いがないと出て行けないお年頃になりました。
私は世間の形だけの「中元」「歳暮」嫌いだし。
筆無精もあって年賀状や暑中見舞いもスルーしてしまう・・・。あかんな客商売なのに。。。

母が一人暮らしになってから近くの方々や親戚にどれだけ助けられてるかのこの頃。
遠くて逢いにもなかなか行けずのご挨拶をするようになりました。
するならば、通り一遍は絶対に嫌でして。
自分が暮らす、もしくは関わりのある作り手がきちんと見えるものを。

津波想定34bの缶詰工場が出来て、もう非常食とかの域越えてグルメな缶詰とか
関わってる佐賀北部の柚子をあるだけ買い取りしてくれてる「高知アイス」とか
そんな毎年ですが。。。
以前からファンである「坂本農園」のお茶。
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今年は極力農薬使わなかったら「やっぱり美味しい」という香さんのブログ見て決めた。
町内にある郵便局。
体制が変わって小さな郵便局はほんとに大変なのね。
長いものに巻かれる式になると町内に郵便局がなくなったりする。
ネット全盛の時代だけど、郵便局がなくなる不便さは考えると死活問題になってくる。
今回、そういうドラマも書かれてて。。。

家の関係はみんな「お茶には一言あり」です。
母がそうなので、ならば坂本さんのお茶飲んでほしいなって。
いろんなお茶が沢山入ってるのを今年のお中元に。
勿論私も同じお茶を。
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郵便局の娘さんが書いた「書」が素敵です。
印刷なんかと思ってたら、直筆です。驚いた!
そういう小さくて細やかな気持ちがぎゅっと詰まってます。

さっそく夕方から届いた皆から「良い字だねえ!」って続々とメール。
ああ、やっぱり反応してくれるねえって(笑)
遠く離れててなかなか逢えないけど、やっぱり接点は同じだなって思えるものを贈れて良かった!
母も義理妹も酒がダメで唯一の接点が「お茶」です。
高知の顔が見えるお茶を届けられてホッとしてます。
お茶フリークのみなさんに次に逢うのが楽しみです。
タグ:お中元
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2016年08月02日

一瞬の雨

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今朝は、ここんとこ続いてた真菰田の草刈りでへたばったのか・・・
お日様登る前に出そびれた。
高く登った太陽の下へ出るのはかなり勇気が必要となってきたお年頃。
長太も同じで、主が出たら僕も出ると言わんばかりに見上げるし、私はお前出たら私も出るしと。
互いに相手のせいにして輝く庭を玄関から見て溜め息な今朝。
長太はもう本当に陽射しがダメになって、田んぼへ行くとおしっこもせず一気に軽トラから降りて
一気に山肌の藪の中へ入り込む、その動きは一瞬でして。
一昨年からここを私が作業中の時のシェルターにしてる。
少しづつ自分のサイズに合わせて改築してるみたい。
アブ、ブヨなどが入り込めないし、ここに居る限りは、ハアハア言ってないので涼しいと見える。
が・・・休憩の度に見ると、凛と耳おっ立てて座ってて・・寝てない。
いつ何時作業が終わるやしらん、置いてかれない為にも「待ってる」のである。
其の佇まいは「巌窟王」みたいです。

さて、そんな野良が続いてて、田んぼも干上がって、真菰も干上がって来て。。。
来年の水確保の為の計画が頭にニョキニョキ。
なれども今夏はもう精一杯やった。もうこれ以上は無理。あとは雨乞いしかないって心底思った夕べでした。
お天道様を当てにしてるなんざ甘い事承知の上です。
いろんな夏があったよなあと昨日は田んぼで思い出ポロポロ。
3年前の夏は確か灼熱日照りでここらは41度を記録した筈。気温ですから地面の熱はもっとだった。
一滴も降らず、若山楮は過去最低の伸びで、人の背丈ほどにしかならなかった。
あれに比べれば今年は梅雨にもしっかり降ってるからって自分に言い聞かせる。
すでに2bを越えてるので今年はとても良い。
だけどね・・・梅雨明け以降ろくに降ってないのです。

今日は出そびれて久し振りに工房作業に。
ほなら昼頃から雷が。。。
ついで雨が!!!
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(雨って写真撮るの難しいのね)
思わず庭に出て踊っちゃいました。そして泣いちゃったよ。。。
楮は強いし半分木なもんで、なんとかなるだろうし、自然農のおかげで草から夜露たっぷりで心配しなくて良い
一方の稲と真菰は草です、弱いし何よりも水を欲する。
主のチカラ不足です。
だから、今日のスコールにどれだけ感謝したか。。
雷恐い長太をなだめているうちに涼しくなったから一緒に寝落ち。
目覚めたら雨は止んでて夕方。

竃の火を落として
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春以来の紙仕事に頭が切り替わった。
たった2時間程度の雨で、ここんとこの七転八倒が落ち着き
紙仕事へ切り替えられる余力が生まれた。
なんだか見事。
チカラ尽きて諦めの境地で田から工房へとなったのに、雨のおかげで背中押してもらってる。

原料煮上がりました。
明日は晒しです。家は井戸水なので、これも本当は流水でやれたら他の事できるんだなあと今の工房で思う。
次の作業場はまさに夢の様な展開なんだなと・・・
今の竃や水の事を思うと、ここまで来るのに時間がかかった分良かったのだと。
この20年近くの失敗の数々が次への原動力になってる。
失敗こそ最大の教えだなあ(笑)
私を失敗の神様という憎たらしい友達が言いますけど、ほんまそうかもしれない。
そしてやはり思うのはお天道様という相棒です。
コントロールはできんからね、この神様は。
受け取る自分次第なんですね。
やれるだけやらないと答えを見せてくれないけど、やれば必ずです。
できりゃー楽したいですが、そもそも楽ってなんだろう?
傍から見たら自虐的でバカじゃないかと思われる様な事でも本人は結構楽しんでるわけで。
それとお天道様は結構シンクロするから、根が単純な程浮かれ喜ぶので、お天道様も乗ってくるかもやしれん。

降らない日はない。照らない日はない。
続けて行く事が大事なんだとつくづく思います。
posted by ハレハレ本舗 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記