2017年12月11日

若山楮の収穫イベント



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あちこちでお知らせしてますが。
今回から収穫作業のイベントを恒例の12月第二日曜日から
1月の第三日曜日に変更してます。
若山楮は立ち上げ、開墾から10年目を迎えます。
10年という事は10回しか未だやってないという事でもあります。
毎年気候は違うし、人の手の入り方も違うし、段取りも違う。
何が良くて、何がいけないのか?なんてことは春の芽吹きから刈り取るまで、目の前に伸びて行く楮に必死過ぎて
良く判ってないまんまの10年です。

今夏、本格的に自称後継者の番頭が週末の休みを投入して畑の草刈りをしてくれた。
真夏の作業は本当に大変なんだけど、番頭は「草刈ったら楮が風に揺れて気持ち良さそうで嬉しいです」と!
そういうスピリッツは教えてできるもんじゃないので、やはり後継者として楮が呼んだんだろうなあと思う。
私も25年前は、まさにソコだったんだけど、いつの間にかそういう気持ちどころじゃなくなってた・・・・。
初心を想い出させる番頭の言葉にも10年という月日。

一方で、6月から9月まで、雨、雨で小学校の畑には子供達が入れず。
湿度が200%じゃないか?という夏から秋。
すれば天敵のネナシカズラの猛威。
佐賀北部は柚栽培もやっていて会長が「カミキリムシ!」と。
これ、楮にも天敵(笑)

そんなこんなで、10年経ってもドタバタであります。
今日、拳ノ川小学校の今年最後の畑観察。
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巻き尺持参。
計れば4b越えがいくつも!
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楮に葉っぱが仰山だと入るのも苦手だった初めての先生が
落葉して枝だけになった畑の中で地面の浅い所に根っこがあるのを見つけて感動してました。

年々暖冬で落葉しなかった楮なので収穫をひと月遅らせたのに。。。
ここんとこの寒波と強風で1枚残らず落葉!
自分一人の畑なら明日から刈り取りしたいけど(笑)
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今回は1月6日からとなります。
まさかの雪なんか降るなよ!


posted by ハレハレ本舗 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2017年12月05日

トップバッターの卒業証書は拳ノ川小学校

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毎年の暖冬というか旧暦的には今は未だ11月頭。
楮は青々しており、落葉せず。
なので、楮の刈り取り作業を今回からひと月ずらした若山楮です。
高知県下の楮農家はどこも1月後半になって久しく、「え?もう刈り取り?」って言われてた数年。

旧暦とかそう言う事でずらす事が難しい事沢山有る中の、卒業証書であります。
一年間畑に通い続けて、全部の工程を地元の方と一緒にやってる若山楮本拠地の小学校である拳ノ川小学校。
出来る事なら「順番に」全ての工程をやらせてあげたい。
これが、今回から難しく。
畑の楮はまだ葉っぱ青々なれど、今日一足早く「卒業証書」を漉きました。

まずは「塵取り」
校長先生も仰ってたけど「子供達は本当に丁寧にやりますね」と。
指先が小さいのが羨ましい(笑)

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続いて「打開」
昨年まで3年生から畑から全部やってたので、今年の5年生も既に経験済で呑み込み早い。

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校章の透かしも綺麗にできました。

昨年まで受け入れられる工房がなくて、道具を積み込んで学校の理科室とか美術室などで漉いていたです。
通い慣れた学校で漉く事も大事な事と。

今日、春に完成した「紙漉場」で初めてやるのは、どうなんだろうか?とドキドキなのは私。

紙を漉く為の作業場へ子供達が来て、やってると・・・
舟の中を思いっきり「混ぜる!」とか
水が飛び散っても構わん!とか。
そういう反応がとても嬉しく、伸び伸びとやってる!

工房を設計してくれた人は若山の人なんよ〜と言うと・・・
「あ、知ってる!お父さんと同級生やよ!」と工房を眺めてる。
意外な展開に私も嬉しい。

昨日、工房の薪ストーブ試運転。
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お隣の四万十町の「井上ストーブ」です。
自宅のキッチュな時計型しか知らない長太は、コレがストーブと判るまで動きが可笑しかった。
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やっと「暖かい奴だ」と判って座る距離が自宅のそれより遠い(笑)

子供達には「触ったらダメ」としつこく。
今日の子達は大丈夫なので、ガード無し。
3時間近くの体験で、終ると皆ストーブのガラス窓の前に座り込んでた・・・。
車で待機の長太にも気がついて「長太〜ちょうた〜」
霙混じりの寒い一日。震えて出て来て、全員薪ストーブの前に。

しこたま冷たい山水をかき回し、燃える様子が見える薪ストーブの前で長太撫で回し。
教室ではできえんことが、できた感。

「明日はこれ私干すからね」と言うと・・・
明日も来たい!って。。

工房という空間、仕事の空間。
間違いなかったかもと思えた今日。
posted by ハレハレ本舗 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 卒業証書

2017年12月01日

紙屋の犬

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先日暦をアップしましたが。
実はこれが始まると、一番難儀するのが長太です。
生後2ヶ月で我が家に来た長太。

暦が始まると家中の畳に書いた紙が足の踏み場もない状態になる。
まだ1歳になる前のこれが始まった時、どうしよう?繋ぐか?と思った。
寝落ちするまで書いて座敷に拡げたまんまの翌朝。
布団から一緒に這いずり出て勢い良く下の部屋へ。
あ〜ま・・・まずいっ!
ついで、驚愕。
紙と紙の隙間を器用に歩いてる!!
え?踏まない?え?
隙間は5aあるかないかなんである。
そう言えば、干してた紙を玄関の座敷に取り込んでいたときも、じっと座って眺めてた。

以前猫を飼ってたときは、取り込んだそばから、お日様の温もりのする和紙がたまらなくて
気がついた時はぐちゃぐちゃにして身体にまとって寝てた。
紙棚を引き出すと、やけに重たい・・・すれば紙の上で寝てる猫もろとも出て来る。
新聞紙を充てがっても、絶対和紙だもんね、あたち!だった。
猫が居なくなってホッとしてたが、犬がどういうことになるか?なんて考えてなかった。

長太は絶対紙を踏まない。上に座ろうなんて愚行は一度もない。
教えたわけでも、怒ったことなど一度もない。
彼が自ら「これは踏んではいかんのよ」と悟ったとしか思えない。
もう紙屋の家に産まれることを知ってたとしか思えない。

ちっちゃい足先に神経つかって、家中の紙の間を歩く姿は奇跡を見てるようだ。
主の私の方がざっとした性格でうっかり踏むことがあるくらい。。。
「今踏んだっしょ!」と冷ややかな長太の視線に、ごめんなさい!って謝る。
この5年、今の時期は毎日こんなんです。
ストーブで座面のレンガが暖まると前足を載せて肉球温めするのも習慣になってる。
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町内放送で「車上荒らしが横行してます」ってやってたらしい。
好きなお姉さんの声で、流れると遠吠えするんだけど。。
車で留守番が多い長太はここんとこ、「可愛いねえ〜」と窓に寄って来る人に唸る様になった。
どうやら、荷物をまもってるらしいのである。
財布とかほっぽりっぱなしなわたしなので、長太は気が気じゃないのか?
ひとたび車から出たら誰にでも甘えるが、車の中では警備員になってる。
これも町内放送を理解したのかね?(私は聞き取れなくて、近所の人から知ったんで。。)

不思議な子。
posted by ハレハレ本舗 at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 長太