2014年09月23日

秋分

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早いなあ、もう秋分。

ついこの間すったもんだして田植えをしたのに。
昨年、イノシシに完食された私達の田んぼ。呆然と立ちすくんでいたら、地元の方が
「せめて来年の種籾だけでも、しごきとっておけば?」と言われて我に帰ったことを多分一生忘れない。
野菜と違って種屋では「お米の種」売ってないのだ。
完全に素人でやり出して、最初の年はみのるポットに2粒蒔きした。
まだ寒くて、なんと相棒の家のコタツの上に苗箱置いて裸電球の下で黙々と蒔いた。
コタツの周りは泥だらけ(笑)
私がざっとしたやり方してると相棒の娘が(小学校4年生くらいだったかな?)小さい細い指で4粒とか蒔いてしまってる私の所を無言で2粒に取り除いてたっけ。
頑張ったけど「いもち病かも!」となり、あっさりと苦労した苗を捨てて、同じ地域で作ってる方の立派な苗を
貰ってのスタートだった。
その後も自分達の苗は足りなかったり、あわよくば育っても草に負けたり、最期はイノシシ完食。
なのに、なんで辞めなかったんだか自分でも不思議なんである。
地域起こしの「若山楮」も立ち上がってて、同じ時期に猛烈草刈りなのに何やってんねんと思った。
更に鹿の出没が始まって自分の楮畑全滅とか若山楮もやばくなってるのに。。。
なんで辞めなかったのか「趣味の」田んぼ。
バカじゃーなかろーか?と思ったら案の定「バカか?」と言われた(笑)

おまけに肝心の主食の米もろくに採れないくせに、黒米や真菰まで。。。。
今年のお米はこの5年間知識もなく、力も金もない田んぼで散々な目に遭わされながら。。。
昨年イノシシが食べ残した種籾からです。

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田んぼの中に所々大きな株。
これは一昨年熊本の有機農家さんから買った「黒米」
なんでこれが混じったのか判らないけど(笑)
その堂々とした立ち姿は見事だし、余裕の穂出し。

冬期湛水というほぼ一年中水を張ったやり方を最初からやってるのですが、水がきちんと溜まったのも今年初めて。溜まったというより。。。雨の多さに助けられたと言った方が良い。
全てがもう天の采配。
これがやばいのよ。。。辞めたくても辞めれないという。。。

だけど稲刈りまでに水を抜かないといけない時期。
溜めることに四苦八苦した5年間だったので、「抜く」には相当の覚悟が居る、あはは。
今日、水路を手直ししたり掃除したりして取水口を止めて排水。
一日でかなり抜けてしまったです。また溜めるのに苦労するんだろうなあ。。。
高知はこの時期から雨無しになるし。

一方で横の、田んぼにもできない膝まで埋まる田んぼでは真菰が「マコモタケ」を孕み始めました。
昨年は真菰どころじゃなくて、米で一杯だったんで「マコモタケ」は全部爆発しました。
爆発マコモタケは食べられないけど黒い菌がたんまりで、それをお茶や風呂に使って。。。
植えっぱなしの4年目でこの真菰の威力を知ったです。
今年からはせっせと食べます。
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野菜の端境期だし、野菜を作るどころじゃなくなった5年間。
ふと気がつけば救世主。

なんで、こんなに米作りにハマるんだろう自分って作業する度に疑問です。
考えだしたら絶対に無理になるし、大変なばかりなんだけど。。。
穂が出ていよいよ稲刈りだ!のぞわぞわとした高揚感に浅知恵な「考え」が吹っ飛んでしまう。。毎年。
大体が「稲刈り」すらろくに出来てなかったこの3年。。。
鉄柵張ってもらったおかげはどんだけか?!と思います。
米が安心してるのが凄い伝わって来ると思うのは人間の勝手なんでしょうが(笑)

一巡りして今年は冬野菜を再スタートします。
種取りがまず目的。
種を買えば済むことができない米や真菰から教わった大事な事。
以前自家採取してた豆なども少なくなって来たし
何よりも黄蜀葵の種が底ついたんで今年は必死。だけど。。。花が少なく実も少ない。
あちこちに野良生えしてる黄蜀葵も頑張って欲しいところ。
気がつけばそんじょそこらで簡単に「売ってない」作物ばっかり相手にしてるんだなあ自分と。
ずっと目先の事に追われっぱなしの20年でしたが、自分がやってることの意味をお米が教えてくれた5年間だったのかもと思ったのです。
楮はそこら中に自生しており、畑を持たなくても冬に山へ入れば済む。
だけど、自分が漉きたい紙となると。。。野生も良いけどもう少し、そのなんだなあって線。
そんなこんなを。。お米が教えてくれた。

本日秋分。
田んぼ周り作業終了。
初マコモタケ始まり。
あとはお米が完熟してマコモタケ全部終る頃が。。。満月やん!
考えてたらできてません、たまたまです。
えーことよ。



タグ:マコモタケ
posted by ハレハレ本舗 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ
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