2014年11月17日

脱穀

P1020130.JPG

晴天が続いてたのが、少し曇り空でぱらぱらっと。。
一ヶ月稲木にかけていたお米をいよいよ脱穀しました。
やってる最中の写真はありませぬ(笑)一瞬でした・・・。

朝露で湿ってるうちはやれないんだよ〜というのを今年初めて知った5年目素人田んぼ。
稲刈りが早かったので今年は11月中に仕上がった!!!
例年は。。12月にならんと新米食べられなかったであります。
ってか。。この3年ろくに稲刈りもできておらず、食べてないっ!

昨年はまあまあ良い線行ったんですが、父の容態が変遷してて、東京との往復が続いた。。
やばいなあ、稲刈りしないと食われるなあと思いながら東京へ。
その数日間にイノシシに完食!
それを見てた橘川のみなさんが今年は鉄柵を張ってくれました。
御陰さまでイノシシとの戦いが皆無で、どんだけ楽だったか。。
食破られたネットの補修や、美容院で集めて来た髪の毛バラまいたり、遂には肥汲みしてポリ缶で運んで撒いたり。。。(これは若干効果もあり、自分達も必死で肥に抵抗なくなったです)

イノシシが食い残した米を「それでも少しでも採った方がええよ、しごいて採りや」と言われて
集めたのがお椀にすり切り一杯だけ。
それを今年撒いて作って。。採れたのがこの量(籾殻つきだから精米したら半分かなあ)
3畝程の1本植えでした。
3掴みしかなかった自分達の種籾からこんだけ採れた。
5年目ですが、毎年しくじって苗は自分達のではなかったりで、、初めてここで育った自分達の種籾からの米!

脱穀をお願いに行けば、何故かコスモスの花見と称して朝から宴会してるみなさん。
「まあ食ってから、ぼちぼちやろうよ、20分とかからんで〜」と。
こんなにしてもらって、こればーしか採れなかったけど。。
脱穀もきびきびと手伝って頂き、あっという間に終了。ほんま30分かかってへん(笑)
小学校の体験田んぼよりあっけないわ・・・。

皆にも言われたんですが、来年は3本植えにします。アイガモン農法ならありだと確信。
春からのすったもんだが終了。
チカラ抜けた、ふにゃふにゃ。
来春は8畝に戻します。
採れた3畝は既に水が溜まっているのであと5畝をどんだけ冬期湛水できるか。。。

目標米袋5つ!!
今までの目標は稲刈りできる事!だったんで少し進歩。
明日、地元の精米所さんで玄米にして。。。土鍋で炊くぞ!

集落のみなさんに助けてもらわなければ到底無理な米作りです。
父さんが「もう日本はダメだ。田舎に暮らす者として紙漉なんか辞めて米作れ、家族分くらいは作れ!」と言ったのが6年前。
ひょんなことから始まったんですが、当の本人が4年前に倒れて私の米は一度も口にせぬまま逝ってしもうた。
父の新潟の米農家の従妹のおんちゃんに一昨年逢えて
「ええ〜?くみちゃんが米作ってるんか?そうか!そうか!」とアイガモンの存在を教えてくれた翌月あっさりと天に召してしまい。。
二人ともどんな顔して天国からこのざまを見てるのかねえと思う。

紙漉は愛媛の血を引く母方のご先祖さんがしっかり働いてくださって、辞めようにも辞められない。
米は米処の新潟の父の先祖がよってたかってるんか?と最近思います。
祖母は「百姓は大変、さっさと帰って来なさい!!!」と葉書を寄越してた。
百姓が嫌な文学少女やった祖母の血も少しは流れてるのかも。
大勢のご先祖様と沢山の古老達とのおかげで楽しんでおります。
続けます!
それしか言えない、やれない。
posted by ハレハレ本舗 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ
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