2015年12月01日

真菰の最期

P1020633.jpg


今年は夏に怠けたツケがおもいっきりやって来てる。
中でも田んぼの惨敗ぶりはひどいものである。
これについては、もう大反省してるので・・・。

お茶が欲しいという声に応えて昨年からお茶、マコモタケ、完熟のマコモタケのお茶、紙と頑張ってるのだが。
コレも今年惨敗で収穫が追いつかなかった。
今まで夏から秋にがっつり採ってたため、放置するとどうなるのか?を初めて見た。
紙に漉く為に選別した葉を干せば白くなるとは知っていたのであるが。

もう田んぼへ行くのも怖くてスルーしてたんだが、昨日決心して見に行く。
田んぼの方は、田んぼというより沼である。
冬期湛水ということで、とにかく水を溜める事に必死で抜くのが怖かった5年間。
だが・・・イノシシが田んぼの中でぬたってから、様相が変わってしまい、沼の様に。
来春一回、耕すなりして本来のやり方を真面目にやる予定。

一方の真菰は刈り取らず放置してたら、見事な白髪状態です。
ここまで色が抜けるのかと驚いた。
今日はひとまず刈りましたが、美しい白さであります。
P1020632.JPG

これ持ち帰ってこれの上で寝てみたい(笑)

前にも何度か書いたのですが、日本人は「白」という色は「漂白剤」使って白くしてると思ってる人が多い。
自然界にある「白」というのは、花以外なら、雪と天日塩くらいじゃないかと常々思ってました。
その塩でさえ、漂白剤で白くしてるんでしょ?と言われた時は驚いたですね。
紙も布も今や漂白剤であっという間に真っ白に「蛍光漂白」ですから仕方ないのですが。
そもそも「漂白」とは読んで字のごとく「漂って白く」なること。
時間の経過なんです。
この白に憧れて紙や布は沢山の人の手と水と太陽と風の恵みでより「白」に近づこうとして来た。
紙を漉く自分も「白」は本当にストイックな世界です。

今日立ち枯れてる真菰を見てて、その白さにどきっとして・・・。
役目を終えて(根元に沢山のマコモタケを孕み、真菰菌が固まっていました)清々しく真っ白になってる。
命を生き切った白さ。白骨みたいな白さ。
秋に刈り取って干してもここまで白くならない。ほんのり黄みがかった色には未だエネルギーがあったのです。

一方の秋に刈り取った株からは新しい緑の葉っぱが既に腰丈に。
P1020634.jpg

これが川や湿原で自然に生えてるところは今頃どんな情景なんだろう?見てみたい。

来春の準備を少しでもやっていきたい冬の始まり。
冬になった途端、あちこちで田起こし、春の準備。
高知らしい風景です。
posted by ハレハレ本舗 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼ
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