若山楮の今年の草刈りは終了しました。
畑作業は、このあと今年お初の事はやるけど、鹿やイノシシの被害もなく、台風の被害も奇跡的になく、毛虫被害も最小限度に。
最高の原料作ろうと思ったら・・・。
畑の中に住むしか無いね(笑)
この3年間、ほぼ一人でやってきて、5反の維持の大変さ骨身に沁み込んでいたので、町暮らしで初めての草刈り機を半年でマスターした番頭の御陰です。
こんな金にもならんし、ずっと付き合って来てくれた長老達も来てくれなくなってて心細くも一人でやるしかないのか?って思ってた今年、いやもう。金の草鞋履いててでもな番頭!
草刈りという肉体労働よりも現場を共有できること。
相談相手が要るということほど心強い事はないですね。
賃金払えないよ?ろくに。とか一杯今までのやり方ではダメだった、人が育たなかった、人が残らなかったというのを
全面に出しても「大丈夫です〜」という番頭を俄には信じられない自分が居た。
が・・・本当にこの半年仕事の休みを使っての初めての野良で、ふわ〜っと軽く消化してるから驚き。
好きな事をやることってこういうことなんかなあ・・・。
他にも若山楮にはかなりコアな若い人達が町外、県外から関わってくれてて、町から一歩も出ないのに(笑)
楮の情報一杯です。
番頭始め、みんな「楮」に引き寄せられてハマり所のツボが同じかも。
引き寄せて釣り上げてるのは私ではなく楮なんだとホントに思うのであります。
最期の草刈りで思った事。
昨年、鉄柵が台風で決壊したところから、イノシシ&鹿の被害にあった畑の楮。
移植ではなく、自生地をキープしてたのですが。
昨年、10月の時点で3回位の食害だったもんで。
それでも必死に出てた楮。
10月の草刈りで「これは今年は使えないだろう?!」と一斉に刈り飛ばしてしまったんですね。
人間の都合です。
これを楮の気持ちになって解釈すると。。。
鹿だろうがイノシシだろうが、そして人間だろうが・・・。
喰われるのと刈り飛ばされる事は同じなんだね。
楮殺すには鹿に3度喰わすこと。って聞いた事あります。
それでも梅雨明けに頑張って生きてる証しを見せてくれてたに。
「ロクに採れない」として10月に刈り飛ばした私達。
鹿と同じ事を人間が「4度目」にやったんだと今日思いました。
自生楮で優秀だった畑が、今年は当時までに復活しなかった。
トラウマというか・・・。
いろんな天敵にもめげず、夏以降も頑張って伸びた楮は
冬の収穫時まで残す様に。
たとえ、それが細く短くも、他の楮達と同じ様に扱う事。
自然農で自生楮でやるからには、人間の欲は脇へ置かなきゃいかん
来年の芽吹きの為に、膝丈までに必死に出た楮達を今年は刈り飛ばす事無く全部残しました。
そういう気持ちも番頭は判ってるし、無言で大して指示せずとも小指程の楮も残します。
移植した株もやはり今年成果を上げたのは半分。
でも頑張って「生きてるよ!」の楮の声。
3年後には紙になる株になると思う。
気が遠くなりそうなことだけど、3年ってあっと言う時間。
つい昨日まで扇風機ガンガンで水被っての野良。
今日はヤッケ着てますもん。
一年に一度しかない収穫作物で紙漉く私達は、地面見てたら時間の感覚なんか、あっちゅうまで。
ついこの間の暑すぎる、くたばりそうな湿度なんか・・遠い記憶になってます。
これをして「今、ここ」なんだろうなあ。
しかも紙漉き始まってるので、もう毎日が、お天道さん頼み。
明日は雨予報。
やること満載で雨なら雨のシフトです。
2016年10月15日
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