旧暦の元旦の本日。
明けましておめでとうございます!
さて、3年近く、すったもんだしてた若山楮の新しい工房の工事が先日やっと胎動!!!
土地の再計測に手間取ってましたが・・・・。
やっと掘り始めてくれました。
工房になるべくの地面。
傾斜がかなりあるので、低い方に盛り上げる。
竃と水槽に成る部分。
黒潮町内で竃を作れる職人さんは一箇所だけ。
10年前に今の「こぶしのさと」さんの敷地に作ってくれた、おんちゃん達。
御年75歳・・らしい。
生きててくれてありがとう!!
10年前に本場の大豊町の実にネイティブな竃を見に行ってくれて絶賛してたおんちゃん。
仕事にかける想いとプライドは素晴らしい!
今回も気合いは半端ないです。
風の事、焚き物のこと、一杯教えてくれます。
なかなか、工事が始まらず・・・。
片道30分の私の家に突然来る事数回(笑)高知弁でいう相当な「イラレ」です。
竃や焚き口は予算の都合もあってネットで私が買うと言うことも。
新しいやり方、現場の主任は若い人だし、おんちゃん達手こずってます。
イラレってましたが、いざ掘り始めたら、あっさりと「待ち」になってくれた。
「おんちゃん達の本領発揮までは体力温存しちょってよ!と私からも(笑)
そしてね、、今回も出ましたよ、「朝の連続ドラマ 若山楮」のネタ!
全部の元締めの方が、かつて紙漉さんやったと(3代目?)
それも私がお世話になった親方のすぐ近くで私は24年前に見学させてもらってる。
そのすぐ後に廃業なされて、この黒潮町で今の仕事になったとか。。。
まさか、紙漉だったご自分が紙漉き場を作る事になろうとは夢にも思わなかったと。
こんな僻地にUターンしてきた若い設計士さんの事と言い。。。どんだけ役者が揃うのだろう?
もうダメだと暗転すると必ずこういう展開になる。
神様が超絶に頑張ってるとしか思えません。
人間の方が諦めようとしても神さんが諦めないんです。
色んなダメ出しがかえって「これで良かったんや」という展開丸出しで進んでます。
「お前らに任せててたらろくな事にならん」と何度もあるハードルの度に
「あ、私どうしたいんや?」と深く考えさせられてるものの・・
周囲のハイテンションも半端無く煽られるし。
「あのまんまやったら実は水がよろしくなかった」とか後から判るし(笑)
もう綱渡り状態、エッジをギリギリで進んでる。
3月末の完成まで通って写真撮って行きます。
お楽しみに。
2017年01月28日
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