2017年03月20日
井上鉄工の仕事
高知県西南地方。
足摺まで1時間。
来た事が無い人はトロピカルな南国のイメージだと思う。
ところがどっこい、国道からちょい入れば雪こそ年に数回しか降らないけど早朝はがっつり霜。
海、国道、数歩も歩けば山という環境です。
寒暖差がとても大きくて、だからこその園芸県。
と、言い訳長くなりましたが、今回の工房の暖を考えたわけです。
工房での竃は全部薪を使うから、その流れで暖房も薪でやりたいし、この工房の周辺は「伐らないとあかん」
樹だらけだし。
ガソリンスタンドへはどっちに走っても片道15分。
高齢者集団なんで灯油代半端ない。
あ、長くなりました。
念願の四万十町の「井上ストーブ」入りました。
お父さんと息子さんで搬入設置。
しながら色々話せました。
「薪ストーブは楽しいし、えんやけど、薪の調達というハードルでなかなか伸びしろ拡がらない」とお父さん。
うん、すごくすごく判る。
薪がなかったらタダの鉄の箱。
そもそも「薪ストーブ」という発想は南国高知にはない。
海から3`の築50年の家の床めくったら「囲炉裏」跡が出て来た。
「まあ、寒い言うても皆家にじっとしてないから、夜に3時間程焚くって感じよね」
あ〜鋭いねえ。
しかし、若山楮は2ヶ月がっつり一日中です。
「薪入れる人決めておかないと入れ過ぎて大変よ」というアドバイスも蒸し剥ぎの竃で経験済み。
だからガラス窓にしてもらった。
決しておしゃれを目指した訳ではなくて、ストーブの中を見える様にしないと危ないという事。
今は伽藍堂です。
これから順次紙漉の道具が入れば空間は全く変わるけど。。。
広い工房の中に鎮座してるストーブの存在感。
自分達が快適に暖かく仕事するには・・・薪が必要。。。。ならば伐って来よう。。
結果周辺の山の姿が変わって来るはず。
そういう意識が過疎問題には大事だと思うよ、って私は思ってる。
無理難題をお願いした釜の蓋。
「鉄ってのは錆びるんだ!」
錆び止め塗るけど錆びるよといわれた。
鉄錆御法度って言われる紙の仕込みなんだけど。。。
ステンレスなんか無かった時代どうしてたの?って思う。
私があーでもない、こーでもないって言うと。。
「重たいよ?かなり重たくなるよ?」ってお父さん。
「でも、今使ってるのは全然ダメなんよ、それに立ち位置が全く違うから持てる!」
で、来たのがコレ。
取手のバランスが最高。色も黒しか想像してなかったら、こんな微妙な心憎い色!
持てるか?と心配そうだったが、がっつり持てた。
壁がない竃なので吸い付く様な蓋に惚れ惚れ。
頑丈、機能、これは当然だけど。。。
センスだよなあ。。。
ということで現場は終了してますが、予算無くての建具のニス塗りを黒潮町応援しんさんの手借りて続行中。
建具にニス塗りしながら「この大きなガラス建具の掃除やらないとねえ」と溜め息。
工房内、外、この出来立てをどこまで維持出来るかは掃除に係ってる!!
だからニスが1滴、桟に落ちても拭き取る。
後々の掃除の事考えて。
先週までは作業の動線のことで頭パンクする程でしたが。。。
こうやってニス塗りすることで、「日々」の何気ないことにまで頭が行く様に。
あとひと息です。
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Posted by amerifall at 2021年12月19日 20:44
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