2017年04月23日

良い事あるさあ。その2

今日も写真ないです。
スマホなんか使ってないしで一歩家を出たらアナログ環境。

昨春農地を返さないとあかんなって、若山楮の一番古い自生地畑の鉄柵を撤去した(メンバーにやってもらった)
その後すぐに平地の畑に苦労して移植した楮6年目をユンボで掘り返して、できるだけ畑へ移植した。
これらは、元々はハレハレの畑から来た子達なので、元気な株は18年目。
ダメになったのもあるけど楮は逞しく8割は新しい畑で根を張りました。
返してくれという地主さんが
「楮は一度植えるとはびこって元に戻せなくなる!」って怒ってたんだけど。
既に鹿の食害が始まってるんで。
「大丈夫鉄柵外したら、鹿が綺麗に根絶してくれるから!」と言った。
実際、掘りそびれた株は次々を鹿に食われてダメになっていく。
楽と言えば楽なんだけど、心中複雑とはまさにこのこと。
見事やなと感心してたら。。。
昨年の6月頃から、返さなくて良い一番古い斜面の楮まで食い始めた。

鹿の被害は春の芽吹き(うさぎもある)次に6月、それでも芽を出し伸びようとしてる9月の3回。
ある意味若山楮のシンボルでもある、自生地だけはなんとか守りたい。
なので、本日鉄柵作業。
ここ5年間ずっとやってて、もういい加減終りにしたい、どかちん作業です。
番頭おらんかったら、投げ出してたとも言える作業。


で。。。
川向かいの畑で今年から自生楮を「育てて売ってくれる」栽培者2号のおんちゃんが居る。
何やら杭が沢山打ってあるので番頭に通訳頼んだ。
「それは楮ですか?」
「これは花です」
「楮はどうですか?」
「40株ほどありますよ」
「今年は芽吹きが遅いですが?」
「2年以上のもんは花が咲き出しましたね、伐ったのは2週間程遅いですね」

うわわ〜かなりの観察力です。
植物、樹が好きなのが伝わってきます。
最後のやりとりが良かった。

「可愛がって育てますよ〜」と川岸から。
今日も「続けてれば良い事あるさあ」でした。
お昼の弁当は山からせり出してる楮の大木の下で。
櫻の花見もええけど、楮の花見もええですねと。

楮が好きな人は、どんだけ優しい人が多いんだろう・・・。
posted by ハレハレ本舗 at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/179530944
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック