2018年04月08日
春仕事
前回のブログが「へぐり」作業だったから、激寒だったはず。
それから、怒濤の出荷までの作業を終えたら3月末になっててバタバタしてるうちに暑いとなってきた。
毎年そうなんだけど、楮を増やすのに移植作業に取りかかるので、焦る。
諸事情あって・・・
一気に増やすには、既に大木になってる群生地を開墾するしか無い。
というわけで、昨年から決めてた工房前の「御神木」と呼んでる楮の大木を何本も伐ってもらった。
中でもこの楮は美しく、なんとも言えん気持ちになったが。。
伐れば根元からわんさか出るのである、10年どころじゃない樹齢だと思うが「若返り」して頂いて
また子を沢山産んでね!と。
ここ数年何度も通ってるのに、つい先日気がついた群生地。
田んぼ辞めた耕作放棄地に何本も。
川に面した崖には「ウラジロ樫」の大木も。
もっと極太になってる別の畑の大木も伐ってもらった。
風通しを悪くしてる、日照を遮ってるという大木を伐ることができたのは
黒潮町に初の自伐林業を目指して移住して来た、いっしーが昨年からメンバーになってくれたからこそ!
1週間くらいかかって伐り出して、太い所は薪に。
山積みとなった枝葉は工房の土地の数倍にも及ぶ地面を占拠。
これを2日掛かりで焼く。
若山楮最初の開墾で学んだ。
伐ったのをそのまんま残したら、後の草刈りが大変で危ないという事。
9年かかってやっと伐った木が朽ちた所もある。
だから大変でも、引きずり出して安全な場所で燃やすのが大事。
放置したら、タダのゴミ。
持ち帰れば、今冬の薪ストーブに使える太いのも有る訳で。
手前の分は今冬のストーブ用にします。(全然足らないと今年は判ったし笑)
伐るより、後の処理の方が何倍も大変。
今日無事に終わって、本当にほっとした。
ところが今年は自宅の引越もあるので、ハレハレの畑にある楮も引越。
となると、今しかないのである。
昨日掘り起こした株を今日工房の斜面に向けて、お引越完了。
でかい石だらけの急斜面。
朝陽当たります。
まだ第二弾あるけど、それは梅雨に。
若山楮と那須楮を棲み分けさせて・・・。
もう私の定番になってる籾殻農法。
斜面だから根っこにも石を詰めました、根がつくまでに転がらない様に。
あとは籾殻てんこ盛りかけて終わり。
山で採取で感じたのは、斜面では楮は石を抱く様にして生えてる。
河原でも、石垣になってる所で大木に育ってるし、瓦を不法投棄された所に大喜びで生えてる(笑)
根付いてくれると思うけど。。。
あとはとある無謀な挿し木をトライします。
これで、なんとか春にやらないといかん作業がほぼ終了。
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