2018年04月27日
ど〜んと来い、冬!!
このひと月、楮畑の日照を遮り風通しを悪くしてる樫の大木を伐ってもらったり
楮が生えてる耕作放棄地の開墾や、工房前に山裾から突き出す様に生えてる楮の大木を伐ってもらったり。
それらを、運んで枝葉を燃やし、玉切り、割って、新しい棚を作って貰い、やっと積上った薪。
ひと月だけど、主に週末に集中してやってきた。
ほぼ3人とお助け1人でした。
毎度思うのは、積上った薪って美しい。
昨年は1年以上放置された木(杉、檜が多かった)を手斧で割った・・・。
今年は若山楮の工房の備品の薪割り機ジュニアー君がいよいよ本稼働。
昨秋、台湾カエデという超難儀で、拗じくれの株元の巨大なのを割りまくってるので、既に軸が少々曲がってますが(笑)
今回は、樫、椎、黄櫨、槙、杉、楮という真っ直ぐで割りやすく薪には最高の広葉樹が殆ど。
立って割る式のジュニアー君。
エンジン式で、直径50aでも楽々。(持ち上げるのは重たいけど・・)
しかもこんな風にケーキカットみたいに4つ割りとかできちゃう。
とても優秀で、私でも楽々です。
ちなみにレンタルしてます。
ご連絡下さい。
nakajima@hale-hale.com
年間通じて楮を煮る、収穫作業である蒸し剥ぎでは25釜くらい焚くし、昨年から工房は薪ストーブで
2ヶ月間毎日朝から夕方まで焚くので、半端ない薪の消費量。
加えて私や、手伝ってくれる友人達の家の薪ストーブ分も。
これで、大体消化しちゃうのです。
わざわざ薪の為に伐ったのではなくて、掃除で出る、開墾で出る。
だから、杉や檜じゃなくて、主に広葉樹となる。
貰ってくれてありがとうって言われる。
人件費考えると高いけど(笑)
やりすぎ注意ってことで、一人のときは1時間やったら休憩。
休憩時に、本をめくる。
今読んでるのは、漆工芸家の方の本。
外では塵も積もれば的な肉体労働。
今自分が何やってるんだか不安になってくると、本をめくり・・・。
外の仕事が気になり出すと閉じて、再開。
ネットやテレビじゃ、こうはならない。
「何やってるんだ〜?自分」という私に付き合ってくれてる本。
昨春完成した工房をこの一年、稼働させる事、動線など実質的なことに追われまくってた。
収穫作業も無事こなした工房2年目は、此処から産まれる紙についてやっと頭が行く様になり
過ごす時間の在り方に気が回る様になってきた。
動と静。
大所帯と独り。
長年の頭痛かった薪問題はこの工房周辺で調達出来る事が、それもうっかりすると半端ない量であることが
判ってきて、頭の中の「今年の薪どうしよう」スペースは必要なくなった。
山菜採りみたいに「ちょっと足らんね、あそこの木伐って来よう」で済む。
これは実に有り難いこと。
空いた頭のスペースも有効に使わなくちゃね。
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