2008年12月10日

楮畑SF版

今噂の土佐市の三和製紙の楮畑へ行ってきました。
新聞にも載ったそうで、見学者も多い。
私が修行でお世話になった親方のご縁で、会長さんにお逢いして話を聞くことができました。
今まで見てきたコウゾの畑は山の斜面やかなり人工的でも路地栽培です。

ここは機械で紙を漉く会社。
昨今のコウゾ栽培農家の高齢化で需要が危ぶまれており、どこも自家栽培に取り組み始めています。

し・・・しかし。
ここは凄かった・・・
畑と言うよりラボです。
完全に管理栽培している。

聞けば会長さんは手漉きから機械へ移行した代で、手漉きのこともよく知っておられるのです。
大学では農業を専攻したそうで、植物に関しては詳しい。
機械で漉くための独特の栽培法方を研究されています。

こんな太い、高い、コウゾは初めて見ました。
ありとあらゆる状況を想定して管理方法を駆使してる。
勿論、設備費は半端ではないです。
一紙漉が真似できることではないし、手漉きには向いてない作り方ですが。
会長さんの想いを聞いていると、やはり昔の「良質な原料」という事が出てきます。
昔の最盛期の頃を話されるときの目が優しかった。

このSFのような畑はひとつの試み、話題性を持ってして危機感のあるコウゾへ世間の目を向けさせると言う意味合いも含んでる。
私は、ここを観てほんとに嬉しかったし面白かった。
こういう奇抜なことをやる土佐の心意気!

更に驚いたのは剥いだあとのおがらの処理。
私の所では勿論、風呂や釜焚きの貴重な焚きつけになりますが
1町という広大な面積の8千株のおがらは相当量なはず。
「どうしてますか?」
よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりににんまりとして
「チップ化して圧縮成形して額縁などの加工品にしています」
偉い!
無駄がない!

矢継ぎ早の私の質問がよほど的を得ていて嬉しかったのか、2時間ぶっちぎりでした。
来月更にSFちっくなモノを見せて頂きに行きます。

勿論、私の所やこれから始まる事業での畑は古来からのやり方でいきます。
ただね、こういうモノもおもしろいのです。
ロマンがあって遊びがあって・・・
まあ、紙に興味が無い人には、これの何がおもろーて、こんなもんに大金かけてるか
アホらしい話であります。
そのとことんオタク的なアホさが半端じゃなくて妙にスカッとした気持ちになったのね。
いやー快感!
posted by ハレハレ本舗 at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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