2008年12月26日

さとうきび

昨年、少し漉いて面白かったさとうきびの紙。
今年も頼んでありました。
「今日最期のを絞るよ、取りにおいで」

丁度軽トラ借りてたしで「何時に?」
昨年は朝8時くらいでした。
「11時くらいかな」「え?昼近いジャン」
「ちゃうでー、夜の11時だよ」

結局9時半ぐらいからOKということで、行ったのです。
なんで夜中にやるのか?
沖縄の製糖工場も24時間フル稼働。
理由が分かったのね。

とにかく刈り取った生のうちに、絞る。
炊きあがるのに4〜5時間。
熱いうちに型に流し込む。
この流し込む作業は女性の仕事なので、朝から昼間にかけてだから
夜中に炊くのですね。
そんな説明を聞きながら、絞ったきびかすをトラックに積み込んでると
おっちゃん達が次々来ます。

賑やか、冗談飛ばしてわいわいやってる。
6〜7人が集まって朝まで作業してるのです。
知らなかったなあ、大方町の11〜12月の夜中にこんなことやってるなんて。
炊きあげの最期は薪です。
それも松でないといけないそうで、火力と火持ちをキープするため。
大方には海岸線に長い松林があるのね。だから薪には困らない。
全てが「ここにある」物で成り立ってる。
夜中仕事だというのに楽しそうな雰囲気が良かったなあ。
一晩居て見たかったです。

しかし、満載のきびかすを明日一番で降ろして年内に押し切りで切って
水に晒すところまではやっておかないとね・・・
年明け早々の釜焚きはこれになります。

今年は楮も豊作で(カメラ壊れたので絵がない・・)
山のように積み上げている。
今夜は山のようなきびかす。
あ〜豊かだ!!
おまけに、ムロアジのたたきと赤飯のお裾分けまで貰った。
ろくに晩ご飯食べてなかったので、有り難い。
風呂上がりにビールにたたき!
これぞ、高知生活やねえ・・・
明日の作業を考えるとかなり、ハードだけど、こういうのは苦にならない。

楮のおがらで沸かしたお風呂はよう暖まるし、全部使い切る暮らしが何より嬉しい。
ひとまず、今冬の原料確保は雁皮除いて完了、大豊作!

さ〜て、雁皮のおっちゃんの尻叩きに行くかな。
多分、採ってるはず・・・
今夜の製糖工場でおっちゃん達は「なら雁皮も使うか?生えてる所知ってるで」と
もったいつけて言うてくる。
この辺りでは楮より野生の雁皮がお金になったので、二言目には雁皮。
50年くらい昔の事なんだけど、おっちゃん達の話聞いてると昨日のことのように話す・・・
posted by ハレハレ本舗 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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