2012年08月30日

紙綴りカレンダー

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ずっと参加している紙綴りのカレンダー。
紙綴りとは全国で紙を漉く女性達の同人誌で、年に2回出ています。
ルールはとても緩くて
「まず、装丁担当が手を挙げて、その方からのテーマに沿った原稿を自分の紙、ないしご縁の紙に刷るなどして、参加人数分の原稿を装丁者に送付する。それを担当が綴って一冊にして各自へ送る」
売ってません。参加しないと手に出来ません。
これは読者を作るためではなく、漉き手の情勢達の井戸端会議です。
だけど、贅沢ですよね〜。なんせ産地のレアーな紙が集まるのですから。
1998年から続いています。。28冊。参加者平均20名。
ちょっとした資料的な意味合いも出てくるのではないかなあと。
基本、紙漉的に時間が作れそうな春と秋です。
遠方へ出て行けない私には宝物です。

さて紙綴りでは何時からだっけ?カレンダーを作っています。
紙綴り方式です。
季刊誌は手に出来ないけどカレンダーは売ります。紙フェチにはたまらないはずの一品です。

私は初期の頃はプリントゴッコ。中期はワープロ。今はプリンター。一時期、輪転機も使った。憧れは活版ですが。。。
参加者にはガリ版とか木版とかみなさん凝ってます。紙も素敵なのばかり。

というわけで、本日怒濤の印刷作業でした。
普段からプリンターで和紙に印刷はやりますが・・・300枚ってかなりな大仕事です。
和紙は毛羽立ってくるし、耳つきなんかになるとねえ・・・(今回は2辺が耳つき)
それでも幡多楮の白皮100%ならかなりする〜っと行けるんですね。
国産雁皮に至っては失敗はまず出ない。優秀ですよ、和紙でプリンターって。
あ、この間見に行った展覧会で写真を本物の和紙に刷ったのを見せて頂きました。
凄く美しかった。写真家が選んだ紙や産地を見てなるほど〜と思いました。
緻密で光沢のある楮や、三椏、雁皮混合。
パルプなんか一切混じっていなくて、プリンターのための薬品(?)もなし。
本物の紙でここまでできる。。。それもでかいのです!

さてカレンダー。今回は・・・枇杷染めなので、熱湯に何度もくぐらせた、しかも6分へぐりと言ってチリが少しあったり、かさついてます。
草木染めだとこうなる。。。技術が足りないですね。。。
布とはちがう手だてがあるはずなんですが・・・。
土染めに至ってはプリンターはNGだし。。。
若い頃、リトグラフをやりたくてそこから紙フェチになったので、、、もう一度習うか?
リトでいつかはやってみたいです。


朝からずっと稼働させられてるプリンター。
吐く、詰まらせる、悲鳴上げる、ともう奴隷の様な扱いです。しかも西日が当たるし。。。
やばそうな気配になると、ちょっと紙をつまんだりとかテクニックが居るので自分も側を離れられない。
二人三脚の印刷です。もしくはもがる赤ちゃんをなだめる。。。

月末締め切りで高知の辺鄙なここは夕方5時半がリミット。
酸欠金魚になって持ち込み、セーフでした(笑)

今年は若山楮に鹿の被害やなんやかんやで、かなりてんてこ舞いしてるし、自分の畑は壊滅だし、PC壊れてイラストレーターなくなったしで。。。一度は自信がなくて断ったんだが、「やらないの〜」みたいな誘惑に負けてギリギリの参加表明。
あと2ヶ月、、、も、、、あるし。。。

だけど、ここんとこの2ヶ月は2日かよ?に等しい。デザインが出来なかった。原稿作れなかった。。。

お世話になってる紙屋さんの御常連さんが面識ないのに助け舟出して下さって無事入稿です。
毎度の事ながら図々しい私は知らない人の助けにも「やった!」と乗っかるとんでもない性格です。
そうやってご縁を頂き続けての紙漉ですので、もう自分が漉いてるとかそんなこと言ったら罰当たります。

言わないでよね〜
「あれ〜?ハレハレ本舗にしちゃ、可愛すぎる、女っぽい」ってね。。。
たまにはこういうコラボもいいなあとしみじみです。
デザインしてくれた彼女は「カレンダーあげます」でやってくれました。ブツブツ交換です(笑)私のせいでギリギリのタイトな制作、大変だったと思います。
図々しいにも程が・・・ないんですね、私。ごめんなさい。

今日頑張ったプリンターちゃん。人間ならエビスビールを振る舞ってあげたい!
でも呑めないよねえ。なのでかわりに私が呑んであげています。(笑)
当分お休みできるからね。。。ありがとう。

で、このレアーなカレンダー欲しい方はご連絡ください。
A5サイズで多分・・900円以下になるかと。

さてこっちが終わったので、今度は自分の暦です。
既に作業が2ヶ月遅れています・・・来月お目見えさせなくてはあかんのに。。。。
すでにリピーターからも両親からも念押しが。。。お待ちください。
こっちはプリンターよりもっとやばい、手書きなので。。。
posted by ハレハレ本舗 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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