毎年楮の落葉が遅くなっており、気を揉む時期。
明後日は刈り取りです。
霜が降りて葉っぱが凍って落ちた〜落ちた〜と喜んでいたのです。
実際、移植して畑にしてる楮は落葉寸前です。
今日は暖かかった・・・。
幡多地域には1種類の楮のみが自生してて、それを刈り取って使っているのですが、何故か?何故か?もう1種類が一カ所にだけ。。
今年は品種の違いをはっきり確認できる様になったので、それだけを今日刈り取りました。
この品種は須崎から東に多い、いわゆる「要(かなめ)」っぽい。いわゆる「カジ」です。
幡多の楮は「赤楮(あかそ)」と言って一見すると何処が違うやらなんですが、紙にすると違いがあきらかということも今年やっと判りました。なので分別(笑)
刈り取ったら、あれれ〜このカジだけは葉っぱが凍って落ちてたのですね。
自生地の若山楮は今日の暖の戻りで生き生きと青さが蘇ってしまった・・とほほ。
黄色くさえなってないですの、昨年よりあかん〜。

この写真は国道沿いの自生してるのを昨年伐採、開墾した所です。
ほんの少しでこれだけあって、西方面への国道脇10キロくらいは、手入れしたらこのようになる。
だから畑なんか作らなくても軽く2町分くらいの楮を得られるのであります。
例えば、国道維持管理を任されてる地元土建屋さんが、楮のこと学んでくれて、草刈りなどをする祭に残してくれたら・・・
買います!買います!
昨年随分考えもして、土建屋さんに話もして、国土交通省へも話に行ったりもした。
だけど・・・ガードレールの下ってすんごい複雑なんや(笑)
年々、寒さが強くなってる感じですが、この楮の葉っぱ見るとやっぱり暖冬なんかなあ。
15年前くらいまでは、この時期にはしっかり葉が落ちてました。
自生の己生えの楮の強さです。畑で育ててるのと全然違う。
さああ!明後日いよいよ刈り取りです。