気がついたら7月でした。
メディア関係からは「早くお披露目告知を」と言われてて、ほんとに生きた心地しなかった(笑)
いくつかの体験をこなしながら7月29日に体験お披露目。
昨年から入って来てる高知大学協働学部のみなさんに来て頂いて体験を「体験」
まだ私が全然慣れてないです。
頭が紙漉まで行ってません(笑)
塵取りの為の他産地の楮。
実は若山楮の原料スタッフは殆どが紙を漉いた事がないのです。
草刈りや、蒸し剥ぎ、へぐりの時に「なんで?」と思う事沢山在る中、私が「それは捨ててね」というのを素直に受けて作業して下さってます。
その意味を知ってもらうためにも、まずは若山楮の皆に紙漉を!と思ってた。
大事な塵取り作業で思う事多かった様です。
10年一緒に走って来た元さんは野良作業から飛び入り。
元さんのお父さんが(私から見たら元さんが父なので、祖父になります)楮栽培やってたんですね。
「仕事師」の元さんは「体験」がまどろっこしい(笑)
結局打開という工程では大学生が引いちゃって、後片付けまで元さん。
会長もハマってるのを見てて思うのは。。
やはり年間通じて楮と関わってる人の気持ちが、ここまでとは!と泣きそうになったです。
次いで団扇の紙を漉きます。
これらの写真は県の支援員さんの山本さんが体験しながら撮ってくれました。
紙を「漉く」のはあっちゅうまです。
勿体ぶってるわけではなくて、紙になるまでの工程を知って欲しいし、若山楮が原料の段階でどれだけ頑張ってるかを知って欲しいための「紙漉体験」です。
なので、皆が一番はまる「へぐり」を体験してもらいます。
蒸しはぎからへぐりまでに、ハマって遂に黒潮町へ移住した「番頭」の指導。
体験者が残した楮も1本残らず仕上げます。
快く土地を譲って下さった地元の方や日頃から無理難題を引き受けてくれてる佐賀北部の支援員さんなども漉いてくれて、みなさん嬉しそうでホッとしました。
このあと、何故か今年はこの10年の取り組みについてのやり取りが多く。
10年というのは時間的にひとつの節目なんだなと感慨深いです。
まだまだ、内容的に手を入れていくと思いますが。
ひとまず、かつての楮の産地であった旧佐賀町で紙を漉く体験までになってきました。
どうぞ宜しくお願い致します。
受け入れは黒潮町の砂浜美術館となります。
海のイメージが強い黒潮町ですが、実は山の中もアートなんですね。
お役目頑張りたいと思います。
お申し込みはこちら。
https://sunabitempo.jp/ryokou/?sc=6
タグ:紙漉体験