2017年10月08日

お膝元

「海辺の日曜市」というマーケットが黒潮町にはあります。
毎月第2日曜日の9時から2時まで。西南大規模公園の体育館前の芝生広場で。
ブログはこちら。
https://blogs.yahoo.co.jp/hm_umibe
今日は出店というよりお買い物で(笑)
後半は真夏日なれど、涼風に吹かれて昼寝してた私ですが。。

まずは、本当に嬉しそうな「ちくぽか」さんから。
私の住む集落からほんの少し奥の奥湊川へ移住してこられたご家族。
旦那様は鍼灸師さん。
娘ちゃんもマーケットでアイドルになってます。
今年初めてお米を作り、それを今日売ってました。
試食のおにぎりが美味しかった〜。
大変だったそうですが、本当に嬉しそう。
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震災以降の若い移住家族は、お米作ろうと頑張る人達が結構居ます。
一方の限界集落では高齢化してて、田んぼが出来なくなってる。
うまくバトンタッチされて行くと良いんだけど、お米作りは本当に大変なので、こういう嬉しそうな顔が見えるマーケットはやっぱり良いなとしみじみでした。

さて長くなるね(笑)

今日のお買い物!
先月お金なくて取り置きしてもらってた刃物屋さん、四万十市から(名前聞きそびれた)
これって。。楮収穫の為に作られた?って先月一目惚れ。
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刈り取りと枝打ちの為に毎年、剪定鋸と鎌を持って畑なんですが、必ずどっちか行方知らずになったり
誰かが勝手に持って行く。。
一石二鳥なこの刃物!
使い勝手が良ければ、鍛冶屋さんに新しく作って貰うかも。
ユニークなお店で、珍しいのやなんやらをリニューアルして売ってます。
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紙漉体験でお茶くらい出せる余裕をかましたいと思い始めてます。
勿論真菰茶ですが、現在の若山楮にある茶碗は、皆が「捨てるよりは。。」と持って来たバラバラな物ばかり。
黒潮町には陶芸家が居ますもん。
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さとうきび紙のコースターと合わせてみたら優しい印象。
日常屋さん。
日々毎日使うというコンセプトで作陶してらっしゃる。
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奥さんのしのちゃんと包んでくれてます。
しのちゃんのシフォンケーキも海市では常連さんが多い。
作者!
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黒潮町は昔から移住者が多く、アーティストやクラフト作家さんが実は多い。
地元の人が海山川という豊かな営みというバックボーンがあればこそなんだろうとも思ってます。

一通りお目当てを買いましたら。。
ここんとこの悩みの種の黒板がっ!
ネットで見てもそそらず、困ってた。
工房に不在も多い私なので連絡黒板をと捜してたんですね。
あった!あった!なんでも揃うね海市と。。。
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水野さん作成の流木黒板。
こんなん自分で作れるろ〜というのが可笑しかったです。
夏のグラスもKiroroさんで思ってる。


全部がお膝元で揃うって心地よいです。
少しづつだけど、そういう場所にしていきたい工房。
海市大助かりです。

出店はあまり出来なくなって来てるハレハレ本舗。
テントもだいぶガタが来てて、とあること考えてたら今日作者が数年振りに現れた。
作れってことだね(笑)

お膝元での出店のみになるので、もう少しがんばろー!
タグ:マーケット
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2017年10月06日

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七十二候を配しての、手漉き紙に手書きの暦へリニューアルしてから9年目です。
御陰さまで毎年心待ちにして下さる沢山のお客様ありがとうございます。

今年の目標は、「間違い無し!」です。
毎年、なんかあります・・・・。
普通なら、金返せ!となる様なことも、お客様の優しいフォローでくぐり抜けています。
本当に有り難いし、こんなこといかん!!

本日、来年の暦の準備。
遅いんじゃないかと、既にご予約も有る中。
例年だと、まだ楮畑の草刈りに追われて、しかも稲刈りもあってと、正直、机にきちんと向き合えなかった。

今年は、先日楮畑完了。
稲刈りは天気が悪く段取り出来てませんが。。。さくっと刈って干せる様な案配に仕上がった!
一年間を通して、やるべき時にやる事の大事さを痛感してます。
真菰茶も発送体制が整い、もうアタフタすることない。

加工部屋の片付けも終了して、暦に正座して迎える体制に。
ひたすら書いて行く机の前の庭も綺麗に草刈りです。
目に入る風景も乱れてるとまずいからです。

暦の相棒はこの本。
毎年候を選ぶのも、これを読み、書き疲れるとページをめくり、目の前の風景眺めながら。。。
9年間ずっと一緒です。
他のを読む気になりません。
絵が素晴らしいし、文章も素晴らしい。
例え暦が終っても、一生もんの本です。

若い頃に比べると、ほんとうに一年が早い。
時間の流れが速い分、自分の中に取り込めることも限られてきてます。

この著者は多分にお魚が好きですね(笑)
草花、虫、天候のこと優しい水彩画です。
動物は「食べる」にあらず。
あまり動物が沢山出て来ない七十二候。
動物は、静かに山の中で気配を漂わせてるんだなあと、今日しみじみと。
ところが、魚の事は七十二候にもあまり出て来ないんだけど、食べ方も結構あるんです(笑)
今日一日、思案してめくってたら、どうにも刺身食べたくなってしまった・・・。

2018年手書き暦は・・・・
愉しみにしてて下さいね。
近日中にアップします。
こんなに落ち着いてる年も初めてかも。
これも、抱えてた色々を分かち合ってくれる人が増えたからこそ、感謝です。

この暦は2020年で完結します。
既に新しいサイズの桁が届いてて、はやる気持ちを押さえてます。
私の手元には全部が揃ってません。
お客様には全部お持ちの方もいるとか・・・。
いつか、もしかしたら全部を見る事ができるかも。
あと3年、宜しくお願い致します。
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2017年10月05日

成仏

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15年の相棒の草刈り機がついに成仏。
草刈り機を使い始めたのは17年くらい前。
最初に友人から貰ったのは森林組合からのお下がりで、始動させるのに汗だくで、男がやればかかるという
今では骨董品みたいなの。
これが当時は普通で、女じゃ始動すらできないじゃないか!と手鎌兼用だった。
すれば「今時は軽々スタートってのがあるよ」と。
まず、2万クラスのホームセンターのハンドル付きを財布はたいて買った。
これが本当に一発でかかった時は狐につままれたみたいだった。
その後、楮畑では夏以降はハンドル付きが使いにくく、もう1本今度はハンドル無しを2本目に。

ハンドル付きは、田んぼの中の除草に使って6年前におシャカにしてる。
水中で4サイクルでもないのにやらかして、焦げ付いてオジャン。
今なら思う・・無謀だ(笑)
これが後の「水中除草アイガモン」に繋がるのであるが。。

残るは1本式のみ。
広い面積を刈るにはハンドル付きでないとしんどい、
地元の農機具屋さんへ持ち込んで、壊れたのからハンドルだけ外して1本式へ付けてもらった。
以来この1本式なのにハンドル付きというので、自分の楮畑、若山楮畑、田んぼ、家回り全部を刈りたおして来た
田んぼの中だけは、背負い式4サイクルでこの4年。
楮の備品で高い機械買っても、使い勝手は自分の機械の方が良かったから、殆ど使ってない備品機械。

今日、稲刈りに備えて畝刈してたら、最初は出来たんだけど。。。
自分の畦刈り終えて。。。
燃料補給したら、もう息を吹き返す事なく。。
数日前から「なんか調子悪いな」とは思ってた。
一発でかかりにくく、作業中もスロットル上げないといかんかった。。
「新しいのはどれも新基準で握ってないと止まるアレになってるから、これずっと使いたい」って思ってた。

15年前に17800円だったこの子はずっと農機屋さんにメンテしてもらいながら、頑張った。
農機屋さんのおっちゃんも「まだまだ行ける」と使い方やメンテも教えてくれた。
何度もダメかも?を修理してくれて、とっくに新しいの1台くらい買えるお金かかってたかも。

今日「かからんねん・・。大丈夫だよね?まだ行けるよね?」と持ち込んだ。
内心、嫌な予感。。
昔飼ってた犬がご飯食べなくなって、母と病院へ行った時を想い出してた。


「もう、ダメだな。あたらしいの1万5千円台で売ってるから。これ直すとなると8千円以上かかるから、買い替え時かもしれん」と。。。
そう・・ご臨終、安楽死宣言。
新しいの持って来い、ハンドルつけちゃるけん!
と、ハンドル外して渡してくれた。

今、新しい草刈り機捜す気になれない。
機械音痴で、なのに、使い方はハードで。
いつでも、一発で始動してくれて、過酷に耐えて。。。

この草刈り機とのこの15年って、想い出有り過ぎて、ちょっとまずい午後。
機械なのに、機械じゃない。
ハンドルだけ持ち帰るってのも、まるで遺骨持って帰るみたいで。
機械なんだけどね、身体の一部だったんだなあ。
今夜はお通夜です。
庭に残ってた最後の曼珠沙華を添えて。
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冬支度

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なんとも久方ぶりに大掃除。
今朝起きて来て、机の上に物がないのって何時以来?と。。。
ゴチャゴチャしてた時よりも、なにやら、厳かな「声」の方が圧倒的だなあ。

涼しくなって、ぶるっとするくらいになってきたので、薪ストーブや風呂焚き回りも掃除。
工房は、いつも人が来るので常に掃除されてて、慌てる事はない。

実は家に籠る性格です。
時間さえあれば、家の中で工房の中で仕事してたい。
どっかへ行きたいという欲求は少ないなあ。
通勤状態になって寝に帰るだけになってる家。


楮畑の草刈りがほぼ終了してる、ただしい若山楮の1年。
番頭の御陰。
稲刈り終われば、アウトドア的動きから、籠ってなんぼになっていきます。
11月にちょこっと、新しく開拓する所の楮刈り取りはあるのですが、今回頑張れば
ここの楮も来年からは、若山楮と同じ収穫時期に。

今夏は本当に暑くてしんどかった。。。
一人だったら、絶対に無理だった。
3人体制になりつつあります。

冬支度始まりました。
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2017年09月09日

秋晴れ

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湿度が高く、さりとて雨は少なく、いつもなら一瞬出るアブがず〜っと飛びまくる夏でした。
季節の移ろいなんていう優しい感じじゃなく
昨日まで座ってても汗まみれから、いきなり薪ストーブに火入れるかよ?というリアクション。
だからと言って油断許さず、翌日はいきなりの高温多湿。
翻弄されまくりなのが夏から秋へのステップ。
春から夏とは全然違う。


行きつ戻りつ、地上の湿度もだいぶ抜けて来て、空はどこまでも高く、海はどこまでも透き通る。
動けば汗はかくし、アブも季節の終わりで必死だけどどこか動きが鈍い。
井戸水は、とっくに暖かくなり、工房の山水も柔らかくなってきた。
地面の下は冬に向かってる。

久し振りに、工房仕事。
新しく始まった「紙漉体験」で頭から火が出る程なのは私です(笑)
ええ?それやる?
ええ?だから・・無理やと言ってるのに・・あ、できた!みたいな。
自分の刷り込みの壁。

教えてなんぼって思ってたのが、そもそも間違いかも(笑)
特に今までできればやりたくなかった大人達ですねん。
子供は言われた通りに一心不乱でやってくれるけど、大人は最初から応用しちゃうからねえ・・・。
学びだなあ(笑)


今日はサンプルや、お待ちになってる方の紙を漉き、午後から次の仕込み。
見事な天気で、半日で取り込める!

川からは気持ち良い風が吹き抜けて。
いつもなら漉き舟の下に避難してる長太も、あろうことか日光浴
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今日は工房仕事してたらお客さんが来てくれて、しばし私も長太も楽しかった。
仕事場なんだね。
いろんな人がふらりと来てくれて、しばし仕事の手を休めたら、帰った後の捗りが良い。
何よりも長太が嬉しいのであります。
仕事上の打ち合わせなので、離れた所に繋いでたら、ずっと文句タラタラ。
放したら机の下でじっと聞いてました。
そうやね、長太も立派なスタッフやねんな。了解!
タグ:紙漉体験
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2017年08月17日

草の香り

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始まりました。
真菰の収穫。

自分が飲みたくて、作り始めた真菰茶。
最初5本だった真菰は2畝程の湿地を半分以上覆う様になりました。
先に生えてた盆花との同居で、今頃は盆花の濃いピンクと真菰の緑が綺麗です。

刈り取り後、選別して分蘖してる葉っぱを外して屋内の風通しの良い所で乾燥です。
全くの自己流であります。

我が家の一番風通しが良いのは2階の寝室。
今夜から極上の香りに包まれて眠ります。
毎年、これがやりたくてやってるとも言えるなあ。
草の香り、真菰香り。
この上なく、役得!!
まるで青畳のような爽やかさです。

真菰は場を浄化する働きや、結界を作るとも言われてる様です。
相も変わらず混沌とした、おつむを寝てる間に浄化してくれるかも。


タグ:真菰茶
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2017年07月30日

盛夏の楮

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暑中お見舞い申し上げます。
いやまあ、ほんとに心からそう思う暑さ。
湿度も半端ない今夏は「天然サウナ」に無料で毎日入ってる感じです。
御陰さまで大量の汗をかいて、調子は良い方だと思います。
工房の水槽に木樽。
もふきさんがお元気な昨年に頂きました。
こうしておけば、漏る事もないし、作業後この中に頭突っ込めます!

さて、楮畑3回目の草刈りが始まります。
2回目6月から7月にかけては、ほぼ番頭が一人でこなしましたよ!偉い!!
真夏は、草刈りというより鉄柵の点検(台風シーズン到来)
根無葛がでてないか?とか、そういう事だけでもやらないとと、、

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鉄柵が2bなので、軒並み2bは楽勝に越えてますから、3b近いのもあります。
蒸れに寄る葉っぱの黄変もなく、実に綺麗です。

日中の炎天下作業は、そろそろ危険であります。
今日も春先ならあっちゅうまな面積に四苦八苦、バテバテで退散です。
つばの広い麦わら帽子は被れない時期到来。
ハンドル付き草刈り機も限界。
楮が大きくなり、潜り込んでの草刈りになっていきます。
春先には、まだまだ植える余地あるなあと思っても夏になると、これ以上植えたら草刈りできんわとなる。
この下の写真の急斜面だけは、ずっと手鎌草刈りですが。。
4反以上も、這いつくばる根性はありません。
ああ、ロボット掃除機みたいな草刈り機でないかなあ!

草刈りの動きも振るのはダメになってくる。
抜き差し動作です。
今日も朦朧として来て太い楮を3本ほど刈り飛ばしてしまった。
これ心臓にも悪い。
退散です。
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2017年07月11日

新品

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やっと山水安定。
すれば遅くなったな、ごめんよと土佐市の道具のおんちゃんからFAX。

紙漉したくて高知へ来たものの。。。
あまりの金無しの私は、おんちゃんの御陰でずっと中古をリペアしてもらってた。

25年目にして「新品」の桁と簀。
このあと、桁には柿渋を自分で納得するまで重ね塗り。
簀も1度水に漬けてから最後の絞め。

幾つまで仕事できるかなんて判らない。
それでも、まっさらな道具が来た事で、想うことがこんなにあるなんて少々驚いてる。

「ちゃんと」・・・・
食べる、身体使う、呑みすぎるな、喧嘩するな、もう仰山です。
タグ:道具
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2017年06月14日

普段

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朝一で、まずはお掃除。
広いからやりがいあるなあ。
窓も多くて毎日1枚づつって最近はやってる。
7枚あるので、1週間で一巡り。

そして花を生け変える。
今、山は白い花が沢山。
そろそろ、オレンジ色が色々と咲き出す。
ノカンゾウ、オニユリ、モントブレチア・・・。
花に目が行く余裕がやっと戻って来た。
この花は山じゃなくて庭に咲くノウゼンカズラ。

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掃除が終われば、長太は寝そべる。
コンクリートの床は冷たく、この頃はまだ肌寒い。
プチプチシートにシュラフに自分の座布団。
落ち着くみたいで、塵取りしてるとずっと寝てる。

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さてお昼。
この間買った、竹細工さんの深めの籠は2段重ねのタイの弁当箱にばっちり。
枇杷をあちこちから貰う。
デザートもばっちり。
勿論長太のおやつも。

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若山楮の仲間達の写真があるから、独りでここで仕事してても賑やか。

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曇りで暗い夕方はちょっとだけ灯りをつけてみる。
一通り見渡して、ドアを閉める。
長太は伸びをして、散歩の時間だよ!と枝加えて待ってる。

普通というか。。。
普段というか。。。

どうぞ、この静かで穏やかな日々が続きます様に。
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2017年06月11日

苧麻

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繊維と聞いて今時の人は「食物繊維」をまず思い浮かべるんじゃないかな?と思う。
コンビニやスーパーでも「繊維たっぷり!」なもんが溢れてるからねえ。

さて、苧麻です。
別名からむし、ここらでは「ウラジロ」「ハド」など俗称が実に多い。
「ウラジロ」は見た目そのままで、葉っぱの裏側が白いから。
「ハド」は8回刈ってもまだ出て来るから。
そしてジツは楮の天敵でもあります。
苧麻が悪いのではなく、この葉っぱを食べて成長する「フクラスズメ」の毛虫が苧麻が足りないと楮の葉っぱへ移動して葉っぱを食べ尽して楮の生長を止めるからです。
楮と苧麻はセットというくらい同じ場所に居ますので、ある意味目の敵になってしまう。
紙漉でも楮農家でもない人は、楮ですら親の敵みたいに伐るけんど(笑)

できればこの苧麻を刈り飛ばした後、糸にできんかなあって毎年想うけど手が足りない。

高知へ来る前、西表の機織りさんの所でお世話になった時。
台風が来て船が出ず、やることなくて呑んだくれてると。。。近所の人が次々と苧麻の皮を持って来る。
「来たら最後全部処理するねんよ!」とその日から夜なべで外皮を・・・まさに「へぐる」作業が続きました。
その後の糸にする工程は見てなくて。。。

まさか自分がその後楮の「へぐり」に明け暮れるとは夢にも思わなかった。
今日裏の苧麻を刈り取って剥いでみました。
感じとしては今頃がリミットかなあ。
たった数本やっただけで指先真っ黒であります。灰汁が強くなってる。
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苧麻織りで有名な産地では楮と同じ様に「芽掻き」をするそうです。
2年前、苧麻の糸作りのワークショップで矢谷さんが仰ってた。
「芽掻きしたり肥料入れたりするけど、見渡せば日本の田舎にはそこら中にあるのよね」と。
これは楮についても同じ事が言えるのではないか?とそのとき思った事でした。
少なくともここら辺は楮だらけですから。
ただし、7年間くらい山や河川敷で自生楮を採る事をしてて思った。
全ての地面には所有者がいて、憎い楮が居なくなったら、そこに田畑ができたり道ができて、毎年貰う事は不可能で、私は掃除屋なのか?と。
理由を話しても「金にならん」で一瞥されてしまう。
鉄柵も張らず、生き生きとした楮を自由に採取出来る環境はもうない。
苧麻も同じ運命なんだろうなあ。

今宵はこれを処理してみて、上手にできないかもしれんけど・・・。
今年の暦の軸の紐にしようと思ってる。
紙は紛れも無く植物の繊維で出来上がってます。
そのことを何時にも増してこの頃とても思う。

1本の苧麻から紙にもなれば、衣服にもなる。
刈り取った先の工程で枝分かれしていくのです。
食物繊維だけじゃないよ。
ダイエットだけじゃないよ。
では内職に戻ります。愉しいね。
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2017年06月02日

山水

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光の具合が宜しく無くて、。。。
これは2等級の若山楮、塵あり、ヤケあり、甘皮残ってますので少し黒みかかってます。
昨日炊いてあった楮を灰汁抜きしました。
新しい工房は山から水を引いてます。
作ってもらった水槽はオーバーフローするように頼みました。
「こうこうこういう工程で、こうしたいから、ここをホレ」みたいな説明。
比較的若いタイル屋さんが「そっか、オーバーフローするんやなっ!」と淵に傾斜つけてくれて。。
高齢の左官屋棟梁が穴開けて。
最後に一番若い大工の棟梁が排水パイプを何気につけてくれた。
これを本日お初の「オーバーフロー」

私の今までの工房は井戸水でした。
井戸水というのはポンプアップで電気です。
調子こいて流しっぱなしにすれば呆気なく底尽きます。
何よりも気がかりなのは電気代!
そこが、ずっとしゃくにさわっていたわけです。
それに水換えは重労働だし。

お昼に煮上がった楮を水槽へ移して、トロトロと山水を出しっ放し。
つい頭の中は電気代!になるのが可笑しかった。
3時間位で、見事に晒し完了です。
流しっぱなしなので水はこの気温が上がってる今日でもキンキンに冷たい。
引き締まった楮に仕上がりました。

晒してる間に染めの染料は煮だせるし、漉く事もできるし。
ネットもまだ来てないので、仕事120%できる。

今までの仕事なんだったの?です(笑)

お昼に奥の林道散策。
長太大喜び、私興奮。
植生が面白いです。
漉き込む草花にことかかない。
定番のシダ群生地も見つけました。

何よりもこの10年一緒に楮をやってきた区長でもある元さんが夕方ふらっと立ち寄ってくれる。
「漉いてるのか〜」って。
色々話せるのが嬉しい。
まあ、心配してる、お前生活大丈夫かって。。。

直販所も立ち上がった北部。
ベースはできつつあると思う。
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2017年05月26日

エール

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世の中、こと紙の事ではこんな馬鹿は私くらいなもんだろうって高をくくってた。
最近同じ人が俄に増えて来てる。
いやもう似た様な人が集まり始めてて、まずいんじゃないか?と思ってても増えてて。
有る一定のキャパ越えると馬鹿はカリスマになるのか?
そんなビジネスライクなことも考えられない純粋な人達。
ああ、嬉しいです。

家族、親類、祖先とかいうDNAの中に当然変異種あればこそ、残るべきものは残っていくんかなあ。
残さないとダメです!とか、そんなことダメでしょ!とか
口で言うのは簡単だけど、残す行動取る人が居なくなったら自然淘汰していくのは自然の常。
行動と言っても実際にやることは実に地味で、そこに喜びがなければ・・・はい、絶対無理です。
だから無理強いされてると突っ込みたくなるんですね、へそ曲がり。

残そうとかそんな大それたことじゃなくて、やってて自分が楽しい、そこに感動しちゃうから、つい前のめりになってる。
理解も同意も求めない。
父は「お前の生き方は理解するが同意できない」と言った。。
これ多分今生の永遠のテーマ(笑)
理解してくれただけでも有り難かったけど・・・同意ってなんだろうって、未だに良く判ってない。

せっかく作り続けた畑とかそういうことが「次」が居なくなって3年もしないうちに荒れ野になってしまっても、仕方ない。
自分が自分の体力あるうちはそこがパラダイスで良い。

人はいろんな物差しで今を生きてるんだなあと思う。

同じ様な岩手の女性の紙漉さんからエールの日本酒届きました!
速攻で冷蔵庫入れた(笑)
いやもう、一緒に入ってたもんもユニーク。

昨日、「次」を早速開始しましたよ、ホントにありがとう。
どんくさく、連絡もまめじゃない私ですが
「意識の海」という中で生かされてるのなら、間違いなく同じDNAを持つ人とは、どんなことがあろうと今生で出逢うのですね
家族、親類となんら変わりはないです。
大事な大事な人達がどんどん増える。それが生きてることかもしれんなあって思います。

これからお手紙書きます。
ああ、封筒漉かないとなあ!
くみこさんありがとう!
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2017年04月22日

良い事あるさあ!

毎年、毎年、ほんとにもうゲップが出るくらい
楮にはじまり楮におわる生活。

FBや自分のブログを見てても、殆ど4月の今頃に今年の楮畑が始まりました!とある。
人工的なミニチュア植物をテラリウムに植え込む仕事は長かったけど、草抜きひとつやったことのない都会者。
高知へ来て畑にはまり、草刈りにハマって、何時の時期に何をするのか?を3年日記帳につけ始めた。
櫻が咲いたら種蒔き準備。
彼岸花が咲いたら秋蒔きの準備。
近所の人が干し大根吊るし始めたら、そろそろ楮。
そんな風にメモしないと季節の追っかけができなかった。

日記帳は6年続けてたが、いつの間にか身体に沁み込み始めたので辞めた。
田んぼを手習いしだしてからは日記をつけるどころじゃなくなった。。。


毎年楮が芽吹く前に草刈りしようとしても追いつかない。
枯れてる様に見える株は、南国のここらでは既に草の中になってる。
草を刈れば、ホントに赤ちゃんの小ちゃい手みたいな葉っぱを拡げて出揃ってるのを見て毎年感動してた。
刈り飛ばさないように慎重に。
畑で「栽培」するようになって17年目。
最近は感動のメーターもさほど上がらなくなって来た。
ある意味当たり前になってしまってる。
芽吹いて来る事が判ってるからだ。
最初の頃は「出てくれよ〜」と祈る様な気持ちだったのにね。

今年は寒い。
草の勢いも待っててくれてる。
今日から草刈り。
「ああ、まだ出てないですよ〜良かった!」と安心して刈り始める。。。
番頭は手鎌で丁寧に。
私は草刈り機で。

サクッと株を見ると。。
「おお〜い!出てるぞ!要注意だなあ、やっぱり!」と番頭を呼ぶ。


今朝は雨が降ってた。
小指の爪の半分程でまだ閉じている様は産まれたての赤ちゃんが小さい手を握って丸まってる様で。。
多分、いや絶対、この芽は今朝の雨を受けてさっきでたばかりだよ?!
長年やってるけど、こんなタイミングは初めて。
まるで芽吹く音まで聞こえてるかのよう。。。

帰りの車中。
「いや〜良かった良かった!良いもん見れました〜」と2人してはしゃいでる(笑)
まるで赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会ったかのような感動!
種を蒔いて作る作物と決定的に違うのが。。
「楮の気持ち次第で人ができることは、ほんの僅かである、じっと芽吹くのを待ち、してほしいという声を聞く」
自分達が作るのではなく、楮に育てられてるのは私達の方だ。

やっぱり畑は愉しい、良い事は畑にある!
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2017年03月31日

藍染めの小判

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紙漉も落ち着かない合間を縫ってやってます。
3年振りに藍染めの小判。
小判は毎年暦の為に漉くので、なんだかんだで2千枚は漉いている。
A3サイズより少し大きめの耳付き。
若山楮を抱え始めた頃から、この小判で7枚綴りで手書きを始めた。
年々漉く時間がなくなってきてて、楮栽培に持ってかれてるこの頃。
お客様の「出来た時でええよ」という寛大な注文も後回しになってるここ数年。
新しい工房できましたからね!
もう本気で漉かないとまずいんですね!
私、楮農家ちゃいますねんね!
だけど、原料のことで10年近く学んだ事は大事で、それをしての紙漉きせんとね。

漉く時に少し多めに漉いて暦に使った後は「在庫してます」という・・いわゆる暦がサンプルとなる案配。
近くの山や川縁で採取した植物で漉くのは本当に淡い色。
布のように金属媒染すると、その金属が紙の中に残ります。
金属が経年劣化する御法度の紙。
布のように糸のように洗うということができない。
一発で染めて、しかも水の中で漉くので・・・。
塗れてるうちはかなり濃く染まってる様に見えて。。。
これも布や糸と違うのは・・・思いっきりお日様にて板干しするので(笑)

ここんとこ久し振りに漉いてる藍染めは、良く調べて買ってる藍液ですが。
漉いてる時は、深く沈殿して行く様な濃い色で。
漉き舟の中は紺碧の海みたいで。
これだけ蒼いんだけど、仕上がったら浅葱色に近いと思う。

ここんとこ「藍染め」ないんですか?のお客様が多くて(笑)
いや、ほんと、ちゃんとした藍染めやるなら藍を育てて自分で建てないとって思う。
色ってなんだろう?
良く染めるには実は雑味のない極上の「白皮」。
が。。。
この白皮加工の大変さを経て、それでも水質で変わる染め具合で。。。
こんなに手をかけて「白く」したのへ「色」を吸わせるときの・・・あれ〜!!みたいな(笑)
家は井戸水で硬水でアルカリが強くて、櫻染めもくすんだ色になるのです。
今度の工房の山水の水質調べないとな。
調べて、あれ〜っとなってもそれでやっていくしかないんだけど(笑)

弁柄染めで良く染まる(見本の布の半分以下になるのが紙なので引き算で)
濃くて発色が良い紙から売れて行く。


食べる事もなるべく足下って思うので、染料もなるべく身土不二なんだけど。
買ってる濃い色が受ける事を今日は考え考え漉いてた。
淡い色はだめなんだろうか?
自分の技術が足りないからなんだろうか?
ここらには、腐るほどの臭木があるのにねとか。
臭木の実で蒼出せるけど。。。とか。
布相手の染織家に聞いても紙への応用は限りなく薄い(笑)

売れる物を創ることと、自分のこだわりの境界線を今日は凄く感じながら漉いてました。
朝からかなりの垂直の雨。
マイナスイオンたっぷりだと思考は前向きに、しかも妙にハイテンションにはならず中庸的に。
夕方・・・。
ま、今日はここまで。

小判は慣れて来てるので、大きい紙に比べると「考え事」ができます。
染めの事、原料の事、工房の引越の事、これからのこと・・・。
一定のリズムキープが大事な紙漉きならではの思考とのやりとり。
雨だったからね、できたとも言える1日でした。
タグ:草木染め
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2017年03月28日

心の薬

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新しい工房の完成検査も終りました。
まだ、やることが残ってるので移れません。

今年に入って全くと言って良い程漉いてない。
此処数日寒いとはいえ、もう冬は逝ってしまった。
流し漉きの日々は後僅か。
春の畑作業も始まるし、何よりも三椏や楮の蒸し剥ぎラストも残ってる。
どれもこれもが生仕事で、始めたら一気にやらないとボツになる。

ここんとこもうかなり、かなり悶々状態です。
漉き始めれば、アレができない、コレもできないとなってるから。
仕事に手を出せないでいるんですね。
これは相当に辛い事。

もう見切り発車でもなんでも良い。
漉き始めました。
我が家の工房の竃も最後の仕事で、楮を煮ています。
もう原型留めていない竃。
18年間ご苦労様でした。
羽釜自体は外に竃があった時代からだと23年です。
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三椏は新しい工房の方で待ってます。
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仕事しながらの引越ってどうやったらええのか、もう考えても判らない(笑)
なるようにしかならんです。


久し振りに漉き始めたら。。。
深い溜め息というか・・・。
ここんとこの諸々苛々緊張が溶けて行く。
私には紙を漉く事が一番の精神安定剤なんだと改めて想う。
紙仕事は何よりの心のお薬です。
1日も早く落ち着けます様に!
タグ:手漉き
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2017年03月13日

ソフィー

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2001年の12月から3ヶ月家に紙の事勉強にベルギーから来たソフィー。
今日思わぬご縁で16年振りに再会しました。
5年前から知り合って、嬉しいお付き合いをしてくれてる土佐清水のアーティストの小高良作君が連れて来たのです。
彼の噂はだいぶ前から知ってたけど、出逢いはやはり若山楮に参加してくれてから。
そしてソフィーとはヨーロッパでの個展でやはりご縁が重なっての出逢いをしてて。
8年前に流暢な日本語を話すソフィーから私の事も聞いてた。
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そのソフィーが来たのです。
16年という時間を今日はとても嬉しく感じました。
まだ30そこそこのソフィーと40そこそこの私。
毎日宴会状態の中で静かに仕事するソフィーでした。
今思うと、あーすれば良かった、こーすれば良かったって思う事もあって再会するまでの数時間後悔もあってとても緊張したのです。
だけど、逢って今やってることを互いに話し、私は完成間近の工房を見てもらって。
「みーちゃん、良かったね、よかったね。とても嬉しいよ」と。
私もソフィーが野菜を作って生活してると写真集も見せてくれて、自然農法で美しい畑の姿や電気の無い暮らしをしてる風景の美しさに、「良かったね、良かったね!」と。
一瞬で溶けて、かつて一緒に生活してた頃に戻った。
多分話し込んだら何日も必要。
旅をして、日本が大好きで、でも日本の変な所も結構見抜いててソフィーはビジョンを探してたんだと
今になって思い至る。
野菜と果物があれば幸せな人だったと想い出し
今はそれを自ら育てて暮らしてる。

お互いに一番好きな事(決してらくじゃないよとソフィーは言う、そういうところも彼女らしさは変わってなかった。日本の人はなんでもっと問題点を言わないのかなあって言ってたなあ)
で生きてることへの「良かったね!良かったね!」なんだと思う。
いやもう、喧嘩もしたし、泣きながら互いの思いを言葉の壁もありながら鼻水、涙でやった16年前。
今日はそれでもこうやって再会できた。
次はソフィーの畑を本当にこの目で見たいと思うよ。
とても調和のとれた美しい畑。
小川が流れてて子鹿も来る畑。

16年の間に辛い事も一杯あったと思う。
私もあった(笑)
だけど今、今のこの時点で一番好きな暮らしができてることは言葉なんかでは尽くせなくて
この今の大事さをとても嬉しく分かち合えたって私は想う。
頑固でやりたいことがはっきりしてると物事との人との衝突もある。
それは辛い事なんだよ。
本人が望んでそうなるからじゃないから。
それでも、そういう流れに逆らうことなく、ようやく自分の足下ができたのかなあって思う。

そして良作君との不思議な不思議なご縁です。
出逢うべくして出逢うってこういうことなんだと思う。
自らも楮を育て紙を漉き染めの技法を使って作品を創る暮らし。
彼の仕事は日本より欧米の方が高く評価してる。
そんな人が高知の西のはじっこの山の中にいる。
ファーマーになったソフィーは2月3月くらいしか旅する時間がないというのに。。。
こんな端っこに。
まさかの良作君に連れられて「土佐入野」って駅は良作の家とどれくらい?と判らなかったらしく。
今日逢えて「ああ、そうなんだね!」

来年若山楮10周年なんです、開墾から言うとね。
私の中で大きな節目と思ってたら。。。
ほんとに、ほんとに大事なことが向こうからやってきます。

タグ:居候
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2017年03月11日

塵も積もれば的作業終了。

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1年とひと月でやっと消化。
写真の薪の上の白っぽい大木は楮の御神木。
芽吹きが近くかなり膨らんでます。それ見て焦る気持ちで薪積み。

ここんとこの私の話は「薪!薪!薪!」でした。
今日は3・11。
薪ストーブを始めたのも震災の後だったと思う。
風呂も紙仕事も薪なのに、居候が多かった頃なんで薪ストーブしなかったんだろう?って思った。
男手沢山あったのにね(笑)
当時は石油ストーブとなんとホットカーペットだったし、パンは「電気」オーブンだったし。
きっかけは友人夫婦が滞在中に裏山の切りっぱなしの大量の雜木を「薪」にしてくれたのでできたのだ。
2年くらい持ったと思う。
が。。。なくなってからは一人で調達するのはやっぱり大変だった。
今回は実に多くの友人達のお助けがあってできたことです。
人生ここまでの量は生まれて初めて。
これ全部、今ラストスパートがかかってる高速工事で出る「産廃」でした。
一体この何十倍、いや何百倍出てるのだろう?と思う。
工房が建つ場所は田畑どころか、山も荒れて来てる。
「次の薪の心配はせんで良い。ここらの樹を伐った方が良い」と長老達は言うが。。。
確かにそうなんだけど、「手」がない。
そこら辺をどうにかしないとなあ。
震災でライフラインが止まることへの恐さと想像以上の問題。
家は井戸水だけど電気が止まったら水を汲み上げる事はできない。
今回工房を建ててもらう上で「火」と「水」のこと無理を承知で今時こんなことするの?をお願いした。
今日、現場では無事山からのホースが繋がっていた。まだ水は流していないが。
川向から実に頑丈に渡してもらってるホースを見て感慨深いものがあります。

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工房の外壁作業が始まり、思ってたより可愛い感じ。
ハード面を作って貰ってる間、自分達はソフト面である薪を積む、積む。

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最後は割ってないでかい丸太を撤収して積んだ。
ふらりと様子見にきた、げんさんが「積む技」を私と番頭にレクチャー。
これらは、やっと来た薪割り機の試運転用に。
どれだけ威力あるのか?8トンで縦型。
今の所近場では誰も持ってない。
皆25トンクラスの縦横兼用。
同じの持っても芸がないから(笑)シェアー考えて異色のにしました。
いい加減薪の話を終わりにした所ですが。。。薪割り機使ってみてが今年のラストになるかな。


こんだけあれば、何が来ても大丈夫。
大きな羽釜と平釜も竃に納まり、じき煙突が立ちます。
薪でご飯と味噌汁の炊き出し可能です。
あとは電気の問題はソーラーじゃなくて小水力発電を考えたいです。
この間のアスクルの火災事故の報道見ててソーラーパネルの問題やっぱりあるやんと思った。
枯れた事が無い川ならば水で発電の方が絶対良い。

集落活動センターの設備というか作業場なんだけど、何気に防災機能備えてますのよ!
作ってみせないと誰も本気にならないからなあ。

予定してた訳じゃないけど、今日という日に終って感無量。
薪暮らしを本気で考えたのが6年前の今日でしたから。
6年前は自分の事だけだったのが、こうやってもう一歩先へ進んだことが。。。
まるで狐につままれた感じです。
タグ:防災
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2017年03月07日

自然光

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この家は南を向いてて、集落で一番高い所にある。
今朝は少し寒い。
そんな春近くの朝陽が私は好き。

昨年の11月から大物が続き、そのまま収穫作業に雪崩れたので加工部屋は「あかずの間」と化していた。
今年の仕事は自分から売り込む柱を2本しっかりやるという基本に戻る。
かなり前からお待たせしてる分もあと2つまでになった。
薪作業の山が地面が見える所まで来て、やっと加工部屋の大掃除。
これまた薪と同じで果てしない感じだったが、少しマシに。
「漉き場」は来月には引っ越すが、予定してた加工部屋は現時点で無くなったも同然なので、これから頭を悩ませることになっていく。

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紙を保管する棚は、これの他に2つと箪笥が2つ。
カットした切れ端も捨てられない性分。
これも、今回相当に処分した。
ゴミ袋へ入れる気にならず、薪ストーブで少しづつ燃やした。
切れっ端だが、見れば「あああのとき漉いた紙だ」と判る。
ど忘れ、ボケが相当進んでるこの頃なのに、紙は見て触ればこの24年の全てがちゃんと記憶されてるので
我ながら呆れる程です。
痴呆症になっても紙の事だけは忘れないんじゃないかと思う。

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2017年03月05日

次へ行ける

明日雨予報の日曜日。
番頭を引っ張り出して薪の片付け。
たまたま、超お久しぶりの友人が(若山楮にとって最初の最初に助けてくれたお人)がふらりと先週来た。
風呂は薪でよ〜。って言うから。。。
あるある!とやったら今日来てくれました。
なんと片道1時間を3往復して運んでくれた。
おかげで、いつ終わるともしれない山がみるみる減った。

あげるよ〜と押し付けがましく頼んでた友達も取りに来てくれて。。。
思いのほか積むのも考えて上手にやる番頭にも感心したし。
トタンを被せたら案の定雨です。

明日降ってなかったら、最後の木っ端など片付けたら本当に終る!!
塵も積もれば的な作業の最後に3人が来てくれて・・・・。
今回どれだけの友人達に助けられたかと感無量。

これで、頭は次へ行く事ができます。
山を崩す様なやり方では田舎暮らしは無理よと以前言われた事がある。
都会もんは事務作業みたいにやるからなあって。
確かにそうだなあってやってきたけど・・・・。
季節の仕事だと後回しにすると翌年なんよね。
やっぱり仕事の山は崩すやり方しかなくて、塵も積もれば的な目眩することも多いけど。
地道にやるのは結構気持ちも良いもんだ。
願わくば次の薪は4トントラック2台が有り難いとは思う。

今日はブヨが凄かった。。
暖か過ぎだよ。参った。
タグ:
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2017年03月02日

文旦

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今年は文旦が豊作みたいです。
つい先日コンテナに山盛り2つも、塩の社長から頂いた。
完璧に無農薬!
「売れるじゃん」というのに「欲しい人に配るからええっ!」と本当に配ってる。
豊かだなあ。。。。
美味しかったので、お得意様や友人に送ると大喜びでした。

自分の分に残しておいた最後のひとつを食べ終わった夕方・・・。
えらい久し振りの方がやってきた。
なんとこちらも文旦!
しかも今日スーパーで二の足踏んだブロッコリーも(笑)
長太がまだ来てない頃以来だったのに、ちゃんと鹿ジャーキーまで。
毎度長ったらしい私のブログを読んで下さってたのですね。
一人と一匹は小躍りです。
で、お返しもないしと積もる話してたら、風呂の焚き付けが減って来てなあ。。と家のストーブ見て言う。
おお!あるよ!あるよ!ということで、お返しができるじゃーないか。
そろそろラストスパートになってるのだが、積む場所が厳しくなってる。
あちこちに「上等じゃないけど要らないか?」と声かけ始めてます。
今日のお客さんが「じゃあ、チェーンソー持っていくか!」というから。。
もう40aに切って更に割ってあると答えると、しばらく目が点。

これ以上雨ざらしにして腐らせたく無い。
欲しい人順に片付けますよ〜。

今日は風が強くて少々寒さが戻ってますね。
薪ストーブガンガンで・・暑い(笑)
やっとこさ、下の加工部屋も片付けて、いよいよ紙漉再開です。
掃除すると人が来るというジンクスは当たってるなあ!
posted by ハレハレ本舗 at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記