2016年10月10日

楮畑の秋

毎度この時期の楮畑の草刈りは、こんなことやってる所普通の農家ではないねと思う。
道を刈る、家の周囲、田んぼの畦や斜面。
畑でも畝の間だし。
つまり「草刈り機の正しい使い方は振ってなんぼ!」
振ったら楮刈り飛ばすねん!
なので、良く切れる刃大事、燃料は倍近く使う。
田んぼの中の草取りを自分の背丈の倍の森の中やってるようなもんが5反。

楮畑は大きくなった楮の中を潜り込んで5反全面を刈るのです。
ハンドル付きの機械だとややこしいし、そもそも1本仕様の機械でも
後ろが引っかかったりで、「振る」という動作は殆ど無い。
前後に入れたり出したり。
これを延々と5反の地面やります。
まあ、忍耐と集中力ね(笑)
そのうちだれて来て、大事な楮を刈り飛ばしてしまうと
頭の中に「があ〜〜〜〜ん」という吹き出しマーク出ます。
そりゃそうだ。

春から鉄柵補強してそれでも入ろうとするイノシシや鹿と知恵比べしながら、天敵毛虫見つけては潰してね、小指の爪程の芽吹きからやってきたのでね。
これ、毎年子供産んで育ててる様なお母さんの気持ちかなあ。
立派な楮の枝刈り飛ばしてしまうと、しばらく立ち直れません(笑)
それが3本位始まったら終了と決めてます。
時間じゃないの。
5時までとかをこの状態でやると10本くらいやらかすから。
番頭も今日は3本辺でモチベーション落ちて鎌取りに行った(笑)
でも優秀です。
今までのメンバーの中でこれだけの際刈りやる人居なかった。
町の広報に「若山楮の後継者として頑張ります」と載せちゃったのはホントだったのね。
いやもう、この世界に詳しい人でも俄には信じませんもん(爆)
紙漉の友人も「おっとお!!」って3歩くらい後退しましたもん。
いや、本気ですね。大事にしないと罰当たりますよ、私ら。

この潜り込み草刈りが嫌でココ3年縛り上げてきたんだけど。
潜るの大変でも縛らないから楮自らが足元の草を抑制してる。
毎年いろんなこと試して来たけど、縛った方が楽よという長年のアドバイスはもうやらないと決めた。
草刈り三倍大変だった3年間、縛らなければ株元草ない。
何より楮が伸び伸びとしてて美しいです。
他にも今日新たな発見もありました。
芽掻きのこと追いついてなかったら、楮自ら回答くれましたのん。あり得んけどホンマ。芽掻き要らんよ。

私は15年前までの7年間は山にある自生楮を採って来て漉いてました。
なので、単一作物として元田んぼだった耕作放棄地での「栽培」は結構苦労してます。
一方で、そこら中に楮がある高知西南。
自分の楮畑を鹿に全滅されてから、また山取りです。

鹿の害もないし、こっちの方が楽かもとか思ったり。
私を知ってる人の畑の際に楮だけ残して草刈りしてる人も出て来たり。

あと一日で今期の草刈り終わりそう。
番頭はそこらのおっちゃんと同じ様に草刈り機扱い始めた。
ああ、さすが男の子やな。

一方で夏に来た、さくらちゃん。
楮の品種の違いにアンテナ全開でそこら中を採取しまくった。
そのお供で一緒した、みんながそこら中に楮あることに気がついて
運転してても目利きになってきて、いろんな報告が入る(笑)
野山にこんなにあったがか!!って。
これ、私の原点と同じ事しよるの、おかしい〜。

私は紙だけど、衣食住全てが足元にあって、それで暮らせるんだよね
長年やってるけど、ぐるりとひとまわりして・・・。
基本に戻って来た感じ。
ええ感じ。
類は友を呼べば、どうなっていくんだろう・・・。

とにかく、自分の中に抗えないくらいの塊がきたら
まず、自分がやることで、発信なんかしなくても同類は集まって来る
この夏のさくらちゃんの動きが、少なくとも3人の男衆に影響及ぼしてるの見て、嬉しかった。
懐かしい感情が蘇って来た。
時代がどうなっていけども、人の喜びの根源は同じ。
私の場合、紙を漉く事はそこに繋がってるんだと今日も確認。
山を介した里の恵み。
今一度そこからもう一度見るといろんなこと見えて来て、あとは人の中に眠ってる細胞が教えてくれる。
畑や山に行くとそういうことに気がつくし、はっとさせられる。
工房に入って漉く仕事や紙を加工する時にも、このエッセンスがあるのとないのでは
私の場合全然違って来るんだろうなあ。
歳取って(いや実際、昨年はできたことが今年は人の手借りないと無理が一杯)楮の現場に入れなくなる日は近い
野山で採りまくった10年はこの後来るとは思えない。
それでも元気なうちは、このエッセンス毎年欲しいなあってつくづく思った。
仕事を続けられる身体をキープしたい。

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2016年10月05日

ネット不通3週間

超がつくお久しぶりです。
8年間快調だったパソコンが、たった1個のキーボードが作動しなくなって修理入り。
やたらと時間かかったのは、あちこちがかなりやばかったそうでした。
バックアップ取ってないし(度々壊滅的な故障で泣いてたのに)
そろそろ、やばいよという直感来てたので、壊滅前の信号だったと思います。
ほぼ新品になって戻って来たMac。大事にするよ。

さて、今回は写真無いです(笑)
ブログもFBもできない私の携帯はガラケーのみ。
みんなみたいにチャカチャカと写真撮りません。
わざわざカメラで撮るという行為は、昔人間の私には未だに馴染めないの。
美味しいもんとか、そういうの撮る気にならないので、ネット無しの3週間はカメラが鞄の底に沈殿。
じゃあ、何も事件が無かったかというと、事件は日々勃発でシャッターチャンスは仰山あった。
その現場で(笑)これは撮らんとあかんろ〜と言う声が最初はしてたのですが・・・。
そもそも日常はドラマの連続で、いちいち撮ってたら大変だよなって。
だって、それを見せるツールがないんだもの。
元々あまり写真をアップせず、文章のみの私は、このこと考えたのね。
文章だって、家族が居れば大概の事は話してしまえば、わざわざアップすることもない。
実際、友達と逢ってる時はアップが少ないです。
独りのとき、頭を整理する為に「書く」ということは小学生くらいから続いてるので、それを不特定多数の人が見るネットでも書く様になって、愚痴や悪態が減りました(笑)
これは自分にとって良い効果を生んでて、「引き寄せの法則」に則ったら、書く事で快適な事象が引き寄せられてきます。

ということで、改めて書く行為について整理がつきました。
ありがとう!です。
紙漉や一風変わった暮らし向きなどを通して、共有できること増えていくと良いなと思います。
なんで?紙漉してるのかな?ということも今回かなり考えました。
いやもう色々あったんですが、アップ出来ずに毎日消化していく中で嫌でも自問自答しました。
今まで長いスタンスで自分の仕事について考えてなかったのですが・・・。
しかも、この頃少し飽きてるので、これは更年期障害なのか燃え尽き症候群なのか?と不安にもなりました。
だけど先に伸びてる筈の糸をたぐる時間ができて、やっぱりその先には紙ありきが見えた。
まだまだ未熟者で学ぶ事の多さにも気がついて腰抜かしてます。

これからもどうぞよろしくお願いしますね。

で、今年は台風かなりかわしてる高知。
今現在のところ過去最高の若山楮になってます。
秋の草刈りが始まってますので、また写真アップしますね(笑)
年末の蒸し剥ぎ&へぐりイベントもほぼ内定してきました。
来年の年末収穫は新しい作業場になるべく目下沢山の方々を振り回して進んでます。
もう、ほんとに有り難いです。
今年の蒸し剥ぎに来たら、新しいみんなの次の作業場の骨格もお見せできるかと。
パソコン復活したし、あとは収穫までの一直線です、お楽しみに!
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2016年08月23日

草だらけ

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元々は紙にしたくて友達から貰った真菰の苗。
田んぼの一角に水も溜まらないけど、野菜作るには向いてないぬかるみ1枚。
ただ草刈るのも芸がないからと植えた。
今ではその2畝の半分以上に真菰です。
本当は川や湿原という動く水のある所を好む性質。
今夏雨無しで水を田んぼへ回してるという過酷な真菰達。
それもあるのだろうけど、去年までは一つの株が大きく分蘖してたのが、今年はとにかく「拡がろう」と決めたみたいで小さい株が一気に増えた。

さて上の写真は真菰茶にするべく刈り取って干してる図。
今年は念願かなって「満月」と翌日に刈り取り。
真菰は葉は根元近くは重なってるので1枚になる様に外して行く。
乾燥を少しでも葉先と根元を同じにしたいので、自分で考えついたやり方。

こういう手作業は好きです。
このあと、まだまだお茶になるまでには沢山やることがあるんだけど・・・。

一つ一つの工程の佇まいが美しいことに集中する。
これは楮の作業でも同じです。
一人でやってた頃は「あれも!これも!」でジタバタしててこういう過程の美しいどころじゃなかった(笑)
若山楮が始まって、とにかく大所帯で短期間で駆け抜けるということで、とても学んだ。
地元のおんちゃん、おばちゃん達は野良仕事のベテラン、手作業のベテラン。
「仕事師」と互いに褒め合う彼らの毎日の佇まいが本当に見事。
やる時は全力でその後死体の様にイキダオレてた私は学びました。
淡々と日々仕事周りを美しくやり過ぎずに翌日も同じ様に。
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今、家の中は楮、雁皮、染料にする草達に加えて寝室にまで真菰達が。
草の中でご飯食べてます。

もっと生活にかかる物を極限までに減らして行きたいなあ。
草達が居る所は美しく整ってるのです(笑)
どこまで減らせるか?自分の生活って何処までか?
そんなことを今日は考えてました。手はずっと動いてて気持ちよい一日。

夕方、そろそろ行こうぜ!の長太の生活は見事にシンプルで教えられます。
次の場所へのイメージが膨らむ一方、この膨大に膨らんだ物達への束の間のオマージュと。。。
一斉に捨てる日が近いことを感じてます。
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2016年08月09日

お中元

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8月になり、やっぱり日中の陽射しに気合いがないと出て行けないお年頃になりました。
私は世間の形だけの「中元」「歳暮」嫌いだし。
筆無精もあって年賀状や暑中見舞いもスルーしてしまう・・・。あかんな客商売なのに。。。

母が一人暮らしになってから近くの方々や親戚にどれだけ助けられてるかのこの頃。
遠くて逢いにもなかなか行けずのご挨拶をするようになりました。
するならば、通り一遍は絶対に嫌でして。
自分が暮らす、もしくは関わりのある作り手がきちんと見えるものを。

津波想定34bの缶詰工場が出来て、もう非常食とかの域越えてグルメな缶詰とか
関わってる佐賀北部の柚子をあるだけ買い取りしてくれてる「高知アイス」とか
そんな毎年ですが。。。
以前からファンである「坂本農園」のお茶。
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今年は極力農薬使わなかったら「やっぱり美味しい」という香さんのブログ見て決めた。
町内にある郵便局。
体制が変わって小さな郵便局はほんとに大変なのね。
長いものに巻かれる式になると町内に郵便局がなくなったりする。
ネット全盛の時代だけど、郵便局がなくなる不便さは考えると死活問題になってくる。
今回、そういうドラマも書かれてて。。。

家の関係はみんな「お茶には一言あり」です。
母がそうなので、ならば坂本さんのお茶飲んでほしいなって。
いろんなお茶が沢山入ってるのを今年のお中元に。
勿論私も同じお茶を。
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郵便局の娘さんが書いた「書」が素敵です。
印刷なんかと思ってたら、直筆です。驚いた!
そういう小さくて細やかな気持ちがぎゅっと詰まってます。

さっそく夕方から届いた皆から「良い字だねえ!」って続々とメール。
ああ、やっぱり反応してくれるねえって(笑)
遠く離れててなかなか逢えないけど、やっぱり接点は同じだなって思えるものを贈れて良かった!
母も義理妹も酒がダメで唯一の接点が「お茶」です。
高知の顔が見えるお茶を届けられてホッとしてます。
お茶フリークのみなさんに次に逢うのが楽しみです。
タグ:お中元
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2016年08月02日

一瞬の雨

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今朝は、ここんとこ続いてた真菰田の草刈りでへたばったのか・・・
お日様登る前に出そびれた。
高く登った太陽の下へ出るのはかなり勇気が必要となってきたお年頃。
長太も同じで、主が出たら僕も出ると言わんばかりに見上げるし、私はお前出たら私も出るしと。
互いに相手のせいにして輝く庭を玄関から見て溜め息な今朝。
長太はもう本当に陽射しがダメになって、田んぼへ行くとおしっこもせず一気に軽トラから降りて
一気に山肌の藪の中へ入り込む、その動きは一瞬でして。
一昨年からここを私が作業中の時のシェルターにしてる。
少しづつ自分のサイズに合わせて改築してるみたい。
アブ、ブヨなどが入り込めないし、ここに居る限りは、ハアハア言ってないので涼しいと見える。
が・・・休憩の度に見ると、凛と耳おっ立てて座ってて・・寝てない。
いつ何時作業が終わるやしらん、置いてかれない為にも「待ってる」のである。
其の佇まいは「巌窟王」みたいです。

さて、そんな野良が続いてて、田んぼも干上がって、真菰も干上がって来て。。。
来年の水確保の為の計画が頭にニョキニョキ。
なれども今夏はもう精一杯やった。もうこれ以上は無理。あとは雨乞いしかないって心底思った夕べでした。
お天道様を当てにしてるなんざ甘い事承知の上です。
いろんな夏があったよなあと昨日は田んぼで思い出ポロポロ。
3年前の夏は確か灼熱日照りでここらは41度を記録した筈。気温ですから地面の熱はもっとだった。
一滴も降らず、若山楮は過去最低の伸びで、人の背丈ほどにしかならなかった。
あれに比べれば今年は梅雨にもしっかり降ってるからって自分に言い聞かせる。
すでに2bを越えてるので今年はとても良い。
だけどね・・・梅雨明け以降ろくに降ってないのです。

今日は出そびれて久し振りに工房作業に。
ほなら昼頃から雷が。。。
ついで雨が!!!
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(雨って写真撮るの難しいのね)
思わず庭に出て踊っちゃいました。そして泣いちゃったよ。。。
楮は強いし半分木なもんで、なんとかなるだろうし、自然農のおかげで草から夜露たっぷりで心配しなくて良い
一方の稲と真菰は草です、弱いし何よりも水を欲する。
主のチカラ不足です。
だから、今日のスコールにどれだけ感謝したか。。
雷恐い長太をなだめているうちに涼しくなったから一緒に寝落ち。
目覚めたら雨は止んでて夕方。

竃の火を落として
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春以来の紙仕事に頭が切り替わった。
たった2時間程度の雨で、ここんとこの七転八倒が落ち着き
紙仕事へ切り替えられる余力が生まれた。
なんだか見事。
チカラ尽きて諦めの境地で田から工房へとなったのに、雨のおかげで背中押してもらってる。

原料煮上がりました。
明日は晒しです。家は井戸水なので、これも本当は流水でやれたら他の事できるんだなあと今の工房で思う。
次の作業場はまさに夢の様な展開なんだなと・・・
今の竃や水の事を思うと、ここまで来るのに時間がかかった分良かったのだと。
この20年近くの失敗の数々が次への原動力になってる。
失敗こそ最大の教えだなあ(笑)
私を失敗の神様という憎たらしい友達が言いますけど、ほんまそうかもしれない。
そしてやはり思うのはお天道様という相棒です。
コントロールはできんからね、この神様は。
受け取る自分次第なんですね。
やれるだけやらないと答えを見せてくれないけど、やれば必ずです。
できりゃー楽したいですが、そもそも楽ってなんだろう?
傍から見たら自虐的でバカじゃないかと思われる様な事でも本人は結構楽しんでるわけで。
それとお天道様は結構シンクロするから、根が単純な程浮かれ喜ぶので、お天道様も乗ってくるかもやしれん。

降らない日はない。照らない日はない。
続けて行く事が大事なんだとつくづく思います。
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2016年06月23日

一番大事な月「水無月」

しばし、お米のことばかりでしたが、頭も身体も切り替えて、またも楮。
今年2回目の草刈りに入ってて、そろそろラストが見えてきた。
4反強あるのだが、畑は細々と分かれてて、それぞれに個性豊かであります。
難易度3だったのが、畑行くまでの田んぼを4年前に高齢の為辞めたのが・・・難易度2に昇格となった畑。
米作を辞めたら。。あっちゅうまに凄い草だらけとなり。
畑へ行くまでにまず歩く所(収穫時の運搬車が通れるように)の草刈りからやらないといけない。
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セイタカアワダチソウと蓬と萱のジャングルです。
草と言うより低木に近いこれら。
しかも距離がね・・長いの。
この背負い籠に燃料、水筒、カメラ、予備の草刈り刃、おやつを入れて背負って草刈りしていく。
一人だから、何度も歩いて取りに行くのは本当にロス。
道作りだけで、毎回2時間半。
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楮栽培に一緒にやってきた地主さんなので、言ってみた。
「あそこの田んぼに楮植えたらあかんかな?」
即答でした。
「だめ!!」
80後半なんで、もう田んぼもやらないのだが、それでも楮を植えるというと速攻でダメと。
楮と桑は1度植えたら潰しが効かないということです。
私も今の家の周辺では耕作放棄地に楮と言えば片っ端から断られた。
今春返還要求された所も確かに残った根から出ている。

重機なんてなかった時代にやってこられた世代。
ユンボで掘って、耕耘機で耕して、水張ったら・・・楮は生きながらえない。
判ってはいるけど、長い人生苦楽を共にしてきた田んぼに楮というのがどうしても嫌なのも判ります。
自分も田んぼやるまでは判ってなかった。
だから、それ以上は言わずにひたすら「道」草刈り。

なんだけど・・・・
近くに楮が居る訳でもないのに・・・・
既にかなりの楮が生え出してる。。。。。
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私が歩き回ると、そこに楮が生えるんよ。
冗談抜きに生えるんよ(笑)
残しちゃったら増える・・・・・。

楮は「ここええやんっ!」と自分で決めて育つんで。。。
押し付けたらいかん。
だけど勝手に生えて来たんだけど・・・。って言い訳するつもりで残しました。
高知の幡多地域ってこれなんですよ。
わざわざ移植しなくても己生えです。世話しないとダメですが。
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2016年06月04日

黄蜀葵

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「掘る」作業が大嫌いな私です。
引き抜ける大根とかなら作るけど、鍬使って「掘る」根菜類が大嫌い。
なんかトラウマでもあるのかな。
紙漉になくてはならないネリの「黄蜀葵」も掘らないと収穫出来ない。
最初の頃は頑張ってたけど、そもそも岩盤質の高知なんで根っこが限りなく小さく、横へ横へ伸びるから。。。
掘るの半端ななく大変でして。
今では、そこら中に種が勝手に飛んでの野良生え状態なのを種取りしてるだけの数年でした。
使う黄蜀葵は契約栽培のを買ってきましたが。。。
ここ数年、もう使い物にならんのしか回って来ない。
事情聞きたい気もするけど、大体察しがつくので。
自分で作るしかない時期に来た。

掘るの嫌いだから耕すのも嫌い(笑)
それでも太い根っこが欲しい。

不耕起でやってた野菜畑で、野菜辞めて黄蜀葵。
まず、楮の蒸し剥ぎで大量に出る外皮の塵敷き詰めて、そこに種まく。
ついで、更に草抑えの為に籾殻を撒く。
更に自分の無農薬藁を敷き詰める。
草に負けない為だけど、塵も籾殻も藁も有機肥料になっていく・・・・はず。
こんだけサンドイッチしたら、地面よりかなり高い位置になるはず。
しかし、不安だった。。これ突き破って芽出すのかな?と。
しかも、ここ数年、夏の猛暑前までは低温です。
今日だって薪ストーブつけても大丈夫な朝夕。
黄蜀葵の条件的には厳しいのであります。

ほならね、やっと数個芽だし確認できました。
今年は雨が多くて、野良生えは既にこんな状態。
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どれも好んで出る所は半日陰です。
野生化したのを観察しながら擬似的な環境作るのが良いな。

本場の関東地方では更に土寄せするらしい。
掘るの嫌いですから、私別の作戦考えてます。
嫌いなことやったら、続かないから(笑)
続かない事やったら、辞めてしまうから(笑)
コレ大事、意外と大事。
またその後書きますね。
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2016年05月23日

早いんじゃない?

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楮栽培してる人にしか判らないネタであります(笑)
ほぼ、一人で4反の草刈り管理になって3年目。
その前2年間はスタッフを雇えていたので、草刈り、芽掻きがきっちりと出来てました。

芽掻きというのはわき芽を取る作業で、これは高知ではやらないのが普通です。
何故やらないか?
収穫時期も比較的雪が降らない高知。
刈り取ってから枝打ちと言って、伸びた脇枝を鎌で落として行くのが、それほど大変じゃない。
次いで、理由その2。
東の品種はわき芽がさほど多く無い。
そして炎天下で畑でわき芽掻き出来ない(笑)

ハレハレの畑の収穫の時、どっちゃり雪が降った時がありました。
雪の上で、枝打ちしてると足が冷たくてたまらんかった記憶があります。
「豪雪地帯でコレはできんね」と思ったことでした。
刈り取ったらすぐに束ねて畑から出さないと、一晩で何処にあるか判らなくなる。
楮を太くするためと聞いてるけど、やはり収穫時期の「雪」の存在の為とも思われると。

幡多地方の赤楮。。。。。
半端無くわき芽出ます。
出るので、一昨年、昨年は追いつかず、この作業ができてない。
楽することばかり考える私なので、色々試してるのですが。。。

今年、まだまだ背丈低いのに、もうわき芽だしてる。。。うそおお!
株から出る本数もワサワサ過ぎて。。
わき芽取りよりも、整枝と言って、出てる数を制御する為の掻き取りやらないと今年泣くハメになる予感。
目方を増やす、太くする、質を良くする。
色々ありますが、自分が楽出来るというのが第一であります。
楽するには何もしないのではなく、タイミング見てやるべきことしないと後で泣くのは自分ということ。

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一ヶ月前に草刈りしてはや、この状態。。
頭ひとつかろうじて楮の方が勝ってるけど、そろそろ限界。
今日はあちこちで除草剤撒いてる人を見かけました。
そんなに伸びてないのに、草が生えてるの嫌なんだろうなあ。。
そういう目線で見られると「放置してるのか」と怒られます(笑)
これが「耕作放棄地」を借りてやるデメリットでもあります。
見た目ばっかり言われる。元はジャングルやったにね、借りてやれば「常に雑草無い様に」ってなる。


スイバがここ2年繁殖してます。苧麻も。
これらを鍬で根っこから掘れと以前教えられたけど。。。多過ぎて無理。
これが繁殖してる棚は湿気てるのです。
今春水路をがっつり掘り、山から落ちて来る水を逃がしてますが、大雨時は簡単に溢れる。

友人が穂がつく野生の真菰を送ってくれました。
これを水路に植えました。
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真菰に期待です。
楮の方まで水をやらずに、真菰が水の流れを作ってくれることになって欲しい。
真菰は周囲の結界を整えると聞いてます。
楮畑のバイブを更にあげてくれたら有り難い。

しんどい作業も真菰の成長を見る楽しみがあるというもの!
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2016年05月12日

野良月間

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GWが明けて暫く雨が続き、昨日から爽快なお天気に恵まれてます。
雨でも・・・いや雨のときこそ田んぼとなるローテーションです
晴れの日は楮畑に使いたい。
ということで、4月からGWまでは楮畑通いが続いてましたが、さすがに田んぼやばいだろう。。。
蒔いた種籾も発芽始まったしで。。。
毎日長太も一緒に出勤です。
昨日今日は爽やかでブヨも少なくて、結構一緒に田んぼの中で遊んでました。
子供の頃はブヨにたかられてもひたすら畦で主が「どっこいっしょ」と言うまで待つ長太でしたが
最近は「車に入れてくれ〜」が早い(笑)
夕方終わる頃はいつもこんなんです。
車を動かすと、膝に頭乗せて長太もお疲れさんです。

今年は水が溜まらない一枚を叩いてもらい、今このような状態。
6年やって来て始めて見る光景(笑)
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種籾も発芽しました。
陽があたらないとまずいのではないかと躊躇した薄い藁掛けはかなり鳥に食われました。。
一方、かなり厚めにどっしりと藁かけたのはしっかり芽を出しています。
来年の芽だしの教訓です。
田んぼの色々をやりながら、真菰も早や腰丈に伸びて来たので一回目の草刈り。
畦に進出して乗り越えて田んぼに入ろうとしてるのがおります。
昔は田んぼの畦に真菰を作ってたとは聞いてましたが、ほんまや〜。
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背景の赤いのは3年前から突如現れた「赤浮草」
ええのか?悪いのか?判りません。
多分多肥料気味になったと思われます。

真菰は最初5本の苗からスタートして紙にするつもりでした。
田んぼにもできない、ジクジクした所をただ草刈りするのも勿体ない位に思って。
やっているうちに色々と判って来てとても大事な植物である事が判って来て、少々手入れしてあげてます。
基本無農薬の田んぼの水が入り、他の水草とも共生してる状態で、やりすぎないを目安に。
昨日から草刈り始めたら、葉っぱの色がどんどん濃くなる。
雑草が栄養を奪うからという事じゃなくて。。。
楮もそうなんだけど、風通しなんだろうと最近思います。

ここんとこアップ怠けてましたね。
明日は若山楮最大の難所へ入ります。
楮の写真「飽きた!毎年出たあ!と撮って来て23年ですが、飽きてる場合じゃないですね」
ということで。。。
このひと月紙漉いてません。
楮畑、田んぼ、真菰が一通り春作業通過。
紙漉きに入りたい!

タグ:田んぼ 真菰
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2016年04月26日

薪コンビニ

先日始まった薪作業。
山になってるのを見てるだけでは判らない事が沢山ある。
例えば伐る長さ。
使う薪ストーブは?他の竃とかは?となってくる。
友達が若山楮で使う予定の薪ストーブの社長を知ってたのですぐ電話して長さ確認!はやっ!
45センチ!!決まり!
集まったみんなのストーブもそれで大丈夫か聞いたらOK.
こういう早さが嬉しい。
薪風呂ユーザーは私以外は五右衛門式だから長さは問題ない。
私のは循環式で、長過ぎるが楮のおがらのみで焚くから問題ない。
薪ストーブによっては長いのが入らないものも結構あるらしい。

伐る長さはとても重要です。
今回来れなかった友達の家の薪ストーブとか風呂も私知ってるので、、、45センチでOK出した。
協働するからには、皆が使えないといけないということ凄く大事。

いざ伐り始めたら・・・わざわざ伐って来たの?という短さです。
日頃、うんしょっと軽トラからはみ出す長さのを山や災害のとき出る道端で拾うのより短い!
自分で伐るときなんぞは軽トラはみ出す(笑)
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これが今現場に山積みになってる基本の長さです。
ほぼ、2等分か3等分!
今日試しに軽トラに少し積んで来て、家の卓上丸鋸でやってみた。
積むのに20分、伐るのに30分、家の場合伐りながら薪小屋に積めるので。。。
温水器の熱湯で風呂が溜まるまでにこの状態の倍。
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この薪小屋満杯2つと同じ量で紙仕事、暖房、春先の風呂が賄えるので。。。

今日と同じ1時間くらいを8回やれば安泰と判った次第。
つまり。。。延べ一日の労働力で一冬です。
現場に来てる状態が既に優秀すぎると判った次第。
コンビニへ行く感じで薪が得られる感じ。
工事現場にしても助かるし、薪生活者にとっては棚からぼたもちではないかと今日やってみて感じた。
工事が終わればなくなるかもしれないが、あるうちは「薪コンビニ」状態。
高速道路はもう要らないけど、要らん言っても建設は止まらない。
ならば山を伐採するのだから、少しでも有効に使おうよ。
3年前、目の前であまりにも素敵すぎる材が「産廃業者」のトラックに積み込まれてて。。。
地元土建屋の現場監督の若い人に訴えた。
「これだけあれば一声かけたら捌ける!ただし、段取りしなくちゃいけないの、待てる?」って。
答えは「待てないです、あなたの分だけ残します」だった。。。

今回それが可能になった。全然詳しく話さなくても「薪が欲しいなあ〜」という呟きで。(笑)
みんな感じてる事は同じだったとうのがヒットしたんだと思う。
それは「勿体ない」なんである。
チェーンソー振り回せる男性の世界・・・・って思われてるけど
そんな大それた機械なくても薪ストーブや薪風呂してる女性一杯いるし。
父ちゃん死んでから20年近くそういう暮らししてる、おばちゃん一杯いるし。
薪コンビニあれば、五右衛門風呂を電気温水器になんかに高いお金かけて改造せんでも死ぬまで、もしくは老人ホームに突っ込まれるまで「ああ、今日もよう働いた!」と薪風呂に入れるやんか。
そういう思いもあったし、山から伐り出すなんてのは自分は無理と流石に思ってて。
災害時に土建屋が道の端っこに積み上げてるのを貰うのが関の山。
誰かが山に捨てた山桜の大木拾うのが関の山。ってこの頃思ってて。。。
やっぱ、そういうことできる旦那でもいないと無理なんか?と悔しかった。
つまり、切実だったのかもしれない薪事情。
それが引き寄せたのが若山楮だった。。。
「展開する」ということはこういうことなんだろうと思う。
切実な順番に引き寄せるのだな。。。
次は家だ!もう家問題しか残ってない。
45センチと決まった薪の長さなんで、五右衛門しかないのであるよ。
そうやって全ては決まって行く。。。ああ。。見事。
で、5年前に若山楮の自生地伐採の為に買ったチェーンソー。
出番がなかった。。。
みんな自前を持ってたから、私も。
今回自前持ってない人も、使った事が無い人もいる。
なので田辺農機のおんちゃんにメンテしてもらった。
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生き返ったよ。おんちゃんが「これええで!」って。
なんでこれが使えこなせない人ばかりの所にあるんだろうねえ、やっと出番だす。
そのうち、チャンスあれば女子でも使える機械も導入考えるよ。
コミュニティーに一台あれば何家族もが笑って薪生活!
余剰があれば還元しよう。

しかし。。。。
どんどん本業から外れて行くかな私。
なんとか生きてるうちに本業を全うしたいと思ってるよ。紙漉ですから。
その前フリが結構長いなあ。

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2016年04月24日

薪作業スタート

あいにくのお天気の中、今回参加してくれるみんなが集まりました。
またも集合写真なか〜。。。
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ワイドで写せないので、、現場はこの5倍あります。

今日は現場見てもらって、作業の流れを段どって貰い、チェーンソー初めての青年にプロの先生が教えます。
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先生オレンジですね〜相変わらず!
積む所もさすが男性陣、サクッと決まって積み始めてます。
流石だわ〜。

私はオイルを間違えて持って行って。。久し振りでとんちんかん。
ドリル式の目立ても買ってやる気だけはありますが。。。。
どっちから研ぐのかも忘れてる有様。。。
ああ、錆び付いてるわ。

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このタイヤ方式の薪割りをやってみたかったので、、、
この写真だと、割れてないやん、大丈夫か私。。。
この後ばっちりでした。ガンガン割れそうだよ〜。中腰ならんで済むよ〜。
割ったのが飛び散らないで6当分とか続けてできる!
これなんでもっと早くやらんかたのでしょうねえ!

大月町の幡多自然エネルギーの平井さんも駆けつけてくれて、ガンガン切って下さいました。
懸念の薪割り機についてもアドバイス貰い、私の頭の中がやっとクリアーに。
できる人達って違うなあ。

なんせ大量なので参加する人は薪ユーザーなんでお駄賃は薪!で来てもらいます。
地元の方にも見に来て欲しいから、そのうちBBQなんかをやりながらっていうのも考えてます。
とにかく終わるまでやりますよ〜。
基本自分は楮作業もまだまだあるので、飽きたらこっちに居ます。
ちっちゃいけどテントも常設。屋根のある場所。
「居場所」が出来た感じで嬉しい。
車が寝泊まり出来るタイプなら作業中は連泊充分できますなあ。暑くなれば横の川あるし。
この際テント買うかな。。。。
往復するガソリン台一ヶ月分で買えちゃいますね。

大量の薪の山に茫然自失状態から
若いみんなが来てくれただけで、ほっとした。
有り難いです。
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2016年03月29日

薪生活

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今日一ヶ月前くらいに山に捨てられてたのを拾って来てたのをやっと玉切り。
捨ててあるかどうかの見極めが難しい。
今回のは特に難しかった。
こんな上等なの「捨ててる筈ない」と思う。
2ヶ月近く山へ通って、斜面に無造作に放り込んであるしで、、、貰って来た。
伐った木を山肌に綺麗に立てて並べてあるのは「使います」という意思表示。
絶対に取ってはいけません。
こういうことも、23年暮らして来て判って来たこと。
さて上の写真の樹。
なんだろう?同じ樹なのに1本分だけ中が赤い。
目が詰まってて堅い感じは椎の樹みたいにも思えるが、これのオガクズはオレンジ色で。。。
私のこと、すぐさま染められる!ってなったけど。。。
他にも百日紅があって、どうやら庭木の伐採したのを捨てたらしいな。

先日の若山楮鉄柵作業で出た杭も今日全部完了。
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昨年の薪も残ってるので、今年の楮煮は困らない。
お風呂は温水器が熱々になってきたから薪は秋口まで大丈夫。

今、風呂をガンガンに沸かしながら、薪ストーブもガンガン。
半袖でストーブの上で長太のご飯と自分のスープ煮てる。
台所はガスだけど、薪生活、薪仕事となって22年。
上等な薪なんか実はそんなになくて、解体物、端材で凌いで来てるし、それで充分でもある。
長太と暮らす様になって毎日あちこちの山へ行く様になって「拾い」ものが仰山あることも判って来た。

若山楮作業場建設予定地にダンプ5台分の伐採された、ありとあらゆる樹が運び込まれてる。
地元の方が「使うだろう」って便宜をはかってくれたのだ。
もうこんなの見ちゃったら、オール薪生活できるじゃないかと妄想が膨らむ。
すれば・・・友人がこの間土地を観に来て、「家はこっちの山に造った方がえい!」と。
全然考えもしてなかったので驚いたけど説明を聞けばなるほど。
反対側の荒れてる山を樹伐って、整地してその樹で建てたらええやんて。。。

今日12月以来の大掃除してたら棚からコトンと本が落ちて来た。
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10年くらい前に友人がくれた本。
今生は家なんか建てる予定なかった私は、棚に放り込んで読んでなかった。
昨年は既に建ってる崩壊寸前の倉庫でリノベーションの予定だったし。
どんでん返しの展開で、これが出て来たわけです。
しかも、こういうこと出来る大工が近くに居るらしい。。。

ああ、、、あとは資金繰りであります。(笑)
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2016年03月27日

三椏の群生

里の桜も開き始めました。
山桜は満開に近く、美しい。

この間、隙間的な時間が取れたので、いつもより先へ散歩に。
作業場建設予定地の川沿いに上がって行く。
途中から林道になってて、思いのほか手が入っており木漏れ日の綺麗な山道なんだと嬉しくなった。
勿論、長太も大喜びで川に入ったり散策。
この道は、隣の四万十町の海、興津へ出るとか。。。
四駆の私の軽トラなら充分走れそうなので、近いうちに先へ行ってみたい。
山の中の自分の所から海に出られるなんて素敵じゃないの!

さあ、帰ろうか〜と下って来たら、杉の植林の中がぽっと明るい。

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なんと野生の三椏があちこちで満開!
地元の人にあるよとは言われていたけど、ほんとにあった。
1本気がついたら、そこら中に黄色い花が。
かなり群生してる。
三椏の紙はやったことがないのだが、これだけあれば、挑戦できるなあ。
黒潮町の旧大方はガンピが多いけど、旧佐賀は三椏。
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やっぱり、この場所、待っててくれたんかなあ。
川を挟んで反対側は楮が沢山あるし。

今日、風水を見立てられる友人に診てもらった。
極上ではない。きっぱりと難所も言ってくれた。
それを踏まえて、焦らずやっていこうと思う。
この場所を大事に大事に愛して、手を入れて行けば大丈夫。

ここにも居るよ〜と黄色い花で山の中に灯りを灯す三椏。
足元の草で漉くということが、できる場所。

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2016年03月13日

必殺噛みちぎりの天才犬

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ブログではお久しぶりの長太どん。
一人と一匹の静かな生活でも、長太どんのおかげで毎日連続ドラマ。
ちょい前からハーネスでの散歩を始めた長太どん。
首輪と違って歩きにくいのか?すごくおとなしくテクテクとゆっくり歩くので主は超がつく程嬉しかった。
ここんとこ、2人だけの生活が続き、不満なのか山で放せば姿が見えない、呼んでもすぐに帰って来ない。
リード散歩でも引っ張り方が我が儘の度を越していた。
夕方になって仕事の手を終えると庭で待ってましたとばかりに木っ端などを咥えて「遊べ!遊べ!」と
走り回るのを疲れてる私は呆然と観てるもんだから。。
飛びついてうなり声まであげる。。。。ああ、怒ってる(笑)
長太どんの言い分を翻訳すれば
「一日中一緒で仕事中はおとなしく待ってるのに、ちょっとくらい遊んでくれてもええだろう!」です。
ごもっともでございます。
だけど、私子供と遊ぶのも超がつくほど苦手。
同じ事を散々繰り返すというのが苦手。
ご多分に漏れず、長太どんも、この木っ端咥えて放り投げるをやり始めると延々となる。
仕事が終わっても、君のご飯、濡れた身体を乾かすためのストーブの薪割りなどなど。
母ちゃんはやること一杯なんだ!

今日も買い物で車に載せて行ったが。。。
ハーネスつけたままで。。。
戻って降ろしたらなにやらやってる数分。。。
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呼んだらこのざま。。。
散歩に4〜5回使っただけの高かったハーネスをいともあっさり噛みちぎりましたの図。

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それを手に怒るも・・・尻尾フリフリ。。。仮の反省のフリ。。。

さすがチャイの血流れてるわ。
チャイの主のビンテージワーゲンの車のシートを無惨にした母のチャイ。
息子の長太は、三年間でリード4本食いちぎってる。
ステンレスやワイヤーに変えても歯茎から血を滲ませても食いちぎろうとする。
そこへ新たなハーネス。
あっさりと瞬殺。「なんや?これちゃちだねえ」である。

こうなったらSMなんかで使う様な革製か鉄の貞操帯みたいなのでないとあかんなあ(笑)
いつもの首輪に戻った夕方散歩では、ど根性丸出しで行きたい方へこれでもか!の引き方。
行きたくない方へはヤギのごとく踏ん張るし。
此処数日のハーネスがいかに嫌だったかを語る長太どん。
噛みちぎる癖がないわんこにはハーネス有効!
だけど長太どんには無効。。。。
がっくり。
賢いけど根性とプライド半端ないということを教えてくれたよ、ハーネス。

夕方下の田んぼで放したら、いよいよ逃げるか逃げまいかの図。
近所に聞こえてもかまわん!
「今逃げたらお前との信頼関係は地に落ちるぞ!」誰か聞いてたら頭変なおばさんだ。。。
しばし逃亡しようか悩んでる・・・。
ジグザクにハラハラさせながら戻って来た。
ハグハグして顔ペロペロして・・ああ、疲れた。。。
有形のリードより声のリード、心のリードしか手だてないなあ。
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2016年03月03日

梅が散る頃桜の仕事

軽く受けた、できるだろうと思ってた仕事。
まだ梅も咲いてない頃のオーファーで梅満開の頃の仕事でお目見えは桜のイベントです。
よくよく考えてみたら、今思うと怒濤過ぎる時期で想定外過ぎたから受けれたと思う本日。
まだ告知出来る状態ではないので、了解頂き次第告知します。
昨年の12月からの収穫作業が今期奇跡的に前年度より数日早く終った。
これ、毎年やっててメンバーは高齢化してるのに日数短縮できた・・というのは奇跡で。
陰に若きボランティアあり。いや、陰じゃないね、彼らの御陰で年寄りにも火がついた結果であります。
それを受けての今回の仕事。
紙の仕事はつくづく道具の多さ、大きさ。
限りあるお天道さんの追っかけ。
家や納屋の軒下という軒下を使い、家中の床という床を使い。
8時5分に差し込み、3時に引っ込む太陽追っかけ。
春一番から三番まで吹いた風に泣かされ。
今全て終わって納品のための梱包すれば。。。
ケースに3つにちょこまんと収まってしまう、この一ヶ月はなんだったんだ?
紙というのは常にこういう感じ。
怒濤でジタバタして膨大な時間費やしてるのに、出来上がった嵩が。。。
え?これだけ?ってなる、毎度の事だけど今回程「え?」だった(笑)
奇跡です、この時期にこれだけ仕上がったの(笑)次からはもっと考えよう。

だが休むの嫌。
良い仕事って疲れてるようで疲れないんだ。ハイテンション。
今回で判って来た「さとうきび」という原料の感覚判ってるうちに次!
黒潮町住民としては沢山出るさとうきびの搾りかすで紙漉きたい。
足元の「草」で漉くということをやりたい。かれこれ口にしてから15年くらい経過してる。
今回の仕事にもさとうきび50%で苦労してます・
ほなら、なんというタイミング。
一昨年この紙で名刺を作っちゃった(ご自分で活版!)吉祥寺珈琲の勇造さんから再注文。
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こんな凸凹激しい紙に活版。。。。
だけど味わい深いのよねえ。。。
というわけで、明日からこっち。
次々と連鎖し始めてるのか?この次も始まりそうな予感です。

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2016年02月29日

ふやかし

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今やっている仕事の紙。
まだ漉きながらも次の工程の「選別」に入り出した。
私は、とにかく人には厳しいが、自分には甘いのである。
「まあ、これくらいでも大丈夫だろう!」というのが何段階もある工程でズルするもんだから
次々と、あ、いかんね〜。うわ!だめだ!となり・・・・。
最終の「選別」で大後悔して「あんとき、もっときちんとやっとけば」と毎度思うのである。
その「あんとき」が簡単に考えても、へぐり、塵取り、叩解、漉き、干しと5工程もある。
ああ、それぞれの段階で厳しい5人の人格が欲しいと思う。

さて、今回は既に予定枚数はクリアーしたので、後回しにしても良かろうと思われる工程。
「漉き返し」つまりボツになったのを潰して漉き直す、江戸時代的には「反古紙」
今、棚に残ってるのは「漉き返す」紙ばかりである。
たまに買いに来たお客様が「なんでこれダメなの?ダメなら安くして」と言う。
ああ、一度で良いから棚には全部ほんちゃんの売り物ばかりにしてみたい(笑)
ダメな理由を述べてて嫌になる。
「ああ、あんときもっと厳しくしてたらなあ」ってね。
夢想ではなく、引越しを想定しないといけなくなって来たこの頃。
山のようにある反古紙になるはずの紙。
実際やったことは数回で、1度きっちりやらないとなあと思ってた。

今回、強い紙がテーマ。
夜露にもへっちゃらで、扱いが惨い位乱暴でも大丈夫で、万が一雨にやられてもボツらない紙。
しかも・・・・高知県産のみ!
で、出来上がった紙は・・・・強い。
選別で弾いた紙を破こうにも破けない・・わよおおお。
水に浸したくらいじゃ屁ともならん、溶けない。
これ、さとうきびの繊維の持つ特徴です。
透光性からしたらヘンプが一番ですが、輸入ものであり入手できなくなった。
さとうきびの叩解の度合いが要となり悪戦苦闘。
なので・・・破けない。

閑話休題。
この反古紙というのは江戸時代に盛んに行われていたそうな。
紙が貴重であると共に、生活の中で紙の役割が今の時代からしたら多域に渡っていたので
何度も何度も漉き返したそうな。それだけ用途があった。
そして当然だけど当時の紙は今で言う和紙のみ。
和紙という言葉は明治時代になって洋紙との区別のためにできた新しい言葉でもある。

最期は落とし紙として今で言うトイレットペーパーになったそうな。
新しい紙を漉く職人の他に、この反古紙専門の職人が居た。
彼らは今で言うリサイクル屋の業者から紙を得て、それをちぎって桶の中で水に漬けて「ふやかし」た。
一説には煮たとも。
その間、しばし時間が必要でして。
彼らは紙を「ふやかしてる間」色町などへ出かけて、「見て回る」
さりとてお金はないから、ただ見て回る(笑)
そろそろ紙がふやける頃合いには帰るという案配。
つまりウインドージョッピング(笑)
姉さん達は「ああまたふやかしが来た」という言葉がいつからか「冷やかし」になったそうな。

私はろくに修行もせず、いきなり原料からの紙漉を始めたので、ろくに本も読んでない。
紙の事喋れません。あしからず。
この話は東京の出前紙漉という新たなカテゴリーを生み出した田村師匠から聞いたのです。
とても感動したのでずっと覚えてる。
江戸時代の紙漉は山奥でやってるイメージが強かったけど
色町へ暇つぶし、ふやかしの間だけ行けるという事は町の中でも漉いてたんだなあって。

今回のわたしの「冷やかし」は寝てる間に薪ストーブに頑張ってもらいました、色気なくてすんません。
これで、何か有ったときのための在庫も作ってしまいます。
今年は反古紙の面白さにハマりそうな予感と、やらないと・・・片付きません。
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2016年02月24日

神様

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寝ても覚めても仕事状態、お日様出たら、ご飯も食べる暇ない程のおっかけ状態。
夕方陽が落ちてから、溜まっている別件の色々に手がやっと出せる。
用事があって若山楮の拠点へ出向く。
「ああ、、、時間が、、、勿体ない」などと思ってた。
用事が終わって、長太の散歩も兼ねて新しい拠点となる場所へ。
国道から曲がって400b程なんだが、この曲がる数百bの直線に入ると。。
バランスを取るために尻尾を尻の下に入れてる長太の尻尾がピンっと立って振り回し始めるのだ。
長太にとって大好きな大好きな場所になったようだ。
曲がる手前で「曲がるよね?!」とギアを踏む左足を睨み、ハンドルを睨む。
そう、念力、眼力フル総動員で「曲がれっ!」である。

今日はもうちょっと奥まで。
すれば、土地を快く売ってくれた地元の頼れる兄ちゃんがやってきた。
「毎日、ここまでは見に来るんよ」
頼れるんである、この山の事全部知ってるんである。
「この林道の先はどうなってるん?」と聞けば。。
なんと!!隣町の興津の海の一歩手前まで行けるで。と。
ああ〜海に繋がってるんや〜。
ついでに、、、
「さっき見たら、となりの土地にごっちょり杉の木が山積みで、トラックで更に運んでる、あれ、ええなあ、あんな薪仰山あったら困らないなあ」と溜め息混じりに言った。
実際、ここへ散歩に来たら朽ちようとしてる木を拾ってる私。
薪が足りないし、だけど今の家に備蓄はできんし悩ましいなあと前にも兄さんに言った。

ほなら。。。
「あ〜あれ、中嶋さんの薪よ」
え?何言ってるの?冗談だろうねえ、結構ひょうひょうとした人なんで、また冗談を〜!
「いや、ほんと。あの土地のおんちゃんが工事業者に頼んで運ばせてるんよ、中嶋さんの薪だよ」
あり得ん。。。あり得ん。。。
水の事や色々話して分かれた後に、兄ちゃんを良く知る人がこれまた何故か行き会った。
いきさつを話すと。。
「冗談ポク聞こえるかもしれんけど、冗談言わん人やから、あれ中嶋さんの薪やわ」って。
話してる間にも又、大きなトラックが木を満載で入って来た。。。
どんだけ持って来るんだろう??

これはチェーンソー使えない。。いや目立てが下手くそとか言ってられない。
こうなったら、ドリル式の目立て覚えなければいかん。
夏の仕事決まっちゃったなあ。

この土地に決めてから、次々と神様顕われる。。。
そういえば、この薪を調達してるらしいおんちゃんは「薪なんか腐るほどある!」って言ってた。
あるのを知ってるのと、実際運び込んでしまうのとでは天と地の差。
この木の山を見て腰抜かしながらなんとか帰宅。
男手ないからなんて、もう言えない。
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2016年02月22日

さとうきび紙

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ここんとこ漉いてる紙には「さとうきびの搾った後の」が入ってます。
黒潮町は黒糖の産地で、海沿いに近い此処はあちこちで「さとうきび畑」
これを冬に絞って煮詰めて黒砂糖ができます。
その時に搾ったさとうきびで、紙を漉きます。
製造工程の詳しい事は知らないのですが、沖縄の製糖工場で働いた経験のある友人が
「ここのは贅沢だね!もう一回搾れるよ、これ。。ラム作ろうぜ!」と。
以前は長いまま、どろ〜んと出て来たのを貰ってたので、その後が大変。
まず、シートの上で干すのだが、糖分が残ってるんでハエがねえ。。
それを押切で細かくしていきます。
更に乾燥させてストック。
完全に乾くのは無理で、ストックしてもカビが発生。
すぐに漉いたら綺麗な黄色なんだが、ストックのはグレーになっちゃう。。

数年前から圧搾の機械が新しくなって、搾ったら粉砕されて出て来るのです!!
これなら、すぐに煮える!!
煮たのをすぐに頑張って漉いてましたが、3年前に頂いた軽トラに山盛り3台分、残りました。
確か、竹紙も水に漬け込んで3年発酵させると物の本にあった。
なので、、、大きなバケツに突っ込んで水を満水にして蓋!

大発見でありました。
糖分が残ってるのですぐに発酵して来たのです。
お酢の状態で発酵が終わったのか?匂いもお酢。
そのまま3年、何の変化もなくカビもなく。。。
色も綺麗な色をキープです。
これ知っちゃったら・・・・考え方変わるな。
薄々、発酵だよ、発酵とは思っていましたが。

さとうきびの紙のファンでお得意様のお客様が「撥水するんだね!」と逆に教えてもらいました。
なので、今回、野外で夜に使う紙なので、さとうきびを混ぜてます。
3年前に貰った大量のさとうきびに出番があって良かった!!
実験して良かった!!
まだまだ失敗大魔王な私でも、たまに成功するんであります。
できあがりの紙もほんのり黄みがかって優しいのですが・・・強い強い!
失敗したのを漉き返そうと破きたくても破けません。

以前はヘンプを使ってました。
当然輸入ものです。

私は自らの足元で紙の草は賄うというこだわりがあります。
ヘンプだけが例外でした。
これも3年前に入手できなくなって、辞めました。
ああ、黒潮町で良かったなあ、さとうきびは、足元の草だから。
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2016年02月19日

道具

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やっと紙漉の日々。
漉くー干すー取り込む。
このローテンションが延々と朝から夕方まで続く。
この紙には微風、快晴、乾燥が必要だけど、そんな得手勝手な事をお天道さんは知る由もない。
晴れてて吹雪なんて日もあるさ。
まあ、雪の場合は乾燥してるので焦らないわけさ。
問題は晴れてても雨が、霙がというのが一番悶える。

このエンドレスに昨夜から電気の下でもできる夜内職工程が追加。
出来上がった2次元の紙を3次元に仕立てるわけで。
一枚一枚検品して印を押す所をなめす。

4年前かな。。
昔(今でも)紙を平滑にして艶を出すにはイノシシの牙が良いとは、若山楮のお得意様の話。
それを聞いた、おばちゃん達は楮の事よりもイノシシの牙で頭が一杯になって。。。
1個1万円だよと聞いたからだ。
仕留めても仕留めても来るイノシシは、ここらの人は尻尾を持って行けばお金が貰えて、残りは埋めている。
だから掘り起こせばなんぼでも牙が取れる。
それが尻尾より高いのだから奮い立つのも無理もない。
勿論。。おばちゃん達が自分達で・・やるはずないやん、おんちゃん達可哀想(笑)
で・・10万くらい手にしたのよね、逞しいよ!

私が昨夜から始めた紙のなめしには、友人の手作りの竹のヘラです。
だけどね、、膨大な量なんで、ふとイノシシの牙を想い出した。
ああ、仲介料として私も1本貰っておけば良かった!!

ほなら、数日前からあまりの怒濤作業で私に寄り添う別人格の「みーこさん」曰く。。
スベスベの石がよかろう!
ここんとこ、この「みーこさん」の啓示に従って間違いはない。
今日の夕方の長太の山散歩では、河原で背負い籠に杉葉を集めながら、スベスベの石探し。
なんだか、つげ義春の世界だ。。。
川には、スベスベが少なく。。。
「みーこさん」は海に決まってるでしょ、伊田へ行きなはれ。
ああもうねえ。。。
ひとまず今宵はコレで。
明日は雨予報。何時終わるとも思えないお日様に走り回されるのが一旦停止になりそう。
ああ、嬉しい。海へ石探しだ。
道具は100均やホームセンターにはない、いやあるだろうけど、嫌だ。
山や海に転がってる中から自分にしっくり来るの探すことが、紙に目に見えない何かを吹き込むと信じてるから。
どうしても!とならない限り、ホームセンターへは行かない。
100均なんか余程の緊急事態で無い限り入らなくなった。入ってもヒットしないしね。
原料から紙を漉く、「物の出処」を大事にするという、やせ我慢的なこだわりを持つ以上・・・。
いつも気に掛けてる。
特に最近寄り添う「みーこさん」は厳しくも正しいのである。
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2016年02月08日

明けましておめでとう!

只今風呂上がり。
四万十麹工房の、まっちゃんの「どぶっ」を頂いてます。
http://hatagurashi.com/shop/post-15.html
この間若山楮の「お疲れさま会」にみなさん集まれば・・・・。
おばちゃん達やおなご達のヘアーが。。。
綺麗になってたり、パーマかかってたり。
自分はまだ、その後の作業が残ってて「頭」までに頭回ってなくて、ボサボサでした。
その後、若山楮は完全に終了しても、今冬ハレハレは更なる怒濤が始まってて夜中にうなされる毎日です。

年明け早々、通いでへぐる仕事に入ってくれたみんな。
作業場での和気あいあいなれど、家庭は大変だったと思います。
二週間休み無しだし、買い物行く時間もなかったと思う。
田舎のスーパー閉まるの早いからね。

終わってしばしの時間にみんな美容院行ったんだあ!と驚いた。
いや・・・私日頃から「女投げてるで」と言われてるからね。。。

昨日、友達のまっちゃんとこで「どぶろく祭り」あるって知ってた。
行きたかったけど、ここんとこの作業の最終と・・・鏡見たら伸び放題の髪がおったってる。
これは。。。ちょっとまずいのであるよ。
流石に恥ずかしくて行けなかった・・・
ら・・・夜中に届いた、ありがとう、本日頂いてます。


今日一番難航してた作業が終わり、、、、
うっかり水を溜めてた風呂がほぼ満水。
今日は新月で明日は旧暦ではお正月。
父の命日でもあるのですが、チベットの暦も明日は正月。
常日頃から楮栽培からやってると、普通のお正月なんかない。
全部を終いつけてやれやれとなる頃が旧暦の正月で、私的には正しいとずっと思ってた。
でも家族はずっと寂しい思いをしてた。正月に娘帰って来ない・・・16年間。

父は誕生日が元旦なんだけど、逝った日がほぼ旧暦の元旦。
ずらしてくれたと思ってます。
実際危篤になってからが一番重要な日々で帰ろうにも帰れない。
全部全部終わるまで持ちこたえて、主治医びっくり。
更なる受験を控えた孫まで待った。主治医が「ここまで何を待ってるの?あ、お孫さん居ない!」
孫が受験会場からすっ飛んで来て父は静かに逝った。
全員のすったもんだを、ただただ待った。
主治医が「待ったね、全部終わったよ」って。
父ちゃん頑張ったし、その顔は仏様そのものでした。

なので今日はかなり寒いけど、風呂場で散髪。
どぶっを呑んでから断髪。
がんがんに焚きながら露天風呂はのぼせるくらい。

人間の髪の毛はすごいね。
いつぞやの展覧会で、ノートの罫線にいろんな人種の髪の毛を漉き込んだヨーロッパの作家の仕事見た時は
感動しました。
自分で散髪して後悔する時が来たら・・・バリカンやろうと思ってます。


腰まで伸ばしてたこともあったけど。
そんな長い髪を上手に束ねられず、ボロボロな自分をスーパーのガラス窓に発見した9年前。
あなたは誰?超絶悲しかった。
その足で友人の美容院へ駆け込むも・・・
切ってくれないのよ。とほほ。
これには参った、ほんとに参った。

以来、自分で散髪してます。
切り方はそのときそのときなんで・・・
前回のは母が「あんまりにもひどい」と言いましたが・・・。
成人式の髪結いが気に入らず、鏡見て泣き出してご飯も食べない私に「どうしたいのよ!」と母。
翌日行きつけの美容院へ無理難題頼んで出来上がった自分の髪だけで出来上がった。
「成人式なのに・・・これじゃー」
案の定、式に行けば受付で「付き添いのお母さんはあちら」と言われたくらい・・・。
どこへ行けども、成人扱いされず、玉の座った芸者かと言われた。
この時の振り袖は父が台湾で買って来て京都で染めてもらったりんずです。
あろうことか・・・
両親は成人の振り袖に「家紋」入れたんですね。


だから私誰にも嫁げなかったんです。
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