2015年07月31日

真夏の過ごし方

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熱中症というカテゴリーは最近のことで、子供の頃は日本脳炎が夏の代名詞だった。
夏休みになると「夏休みの過ごし方」という一日24時間をどういう風に計画して過ごすか?というのを
書かされたもんです。あれ結構書くのは好きでしたが、やれたためしはなかったなあ。
学校行くより早く起きて行くラジオ体操なんか、大嫌いだったし。
母は「とにかくお日様が高くなる10時までに宿題を片付けること!暑くなったら頭回らないんだからね」が口癖
出かける時は帽子と塩が入った麦茶とガーゼのハンカチは絶対。
守らないと「日本脳炎」になって脳味噌が溶けると言われてた(笑)
今は聞かなくなったコレはどうなったんだろう?

最近はもっぱら「熱中症」ですね。
私も一歩手前を数年前に体験しましたのよ〜。
一番近い診療所で普段かかりつけの大きな病院の名前言った途端に「うちでは処置出来ません、そこへ行って」
かかりつけは片道50分なんだよ〜。点滴打てば治るのだから、みんな来てるじゃない、なんで?
どうもその病院とは何かあるらしく、真っ青で脂汗垂らしてるのに追い出された(笑)
片道30分の別の病院で点滴してもらって生き返ったんですが。。。ひとつ間違ってたら大変なのにね。
その時の自分の症状を覚えてたので。
長太がここんとこ、似た様な状態になり始めた。
車のエアコンつけて、帽子被せて早朝の塩の仕事から楮畑終わるまで。。。
途中で山を走れたり、川の水呑めたりするからって思ったんだけど。
考えてみたら、ずっと寝れないわけで。

お腹が緩くなる、呼吸が荒くなる、、、となってきて。
この2日お留守番をば。

ああ、顔つきが良くなった、お腹も治った、、つまり熱中症に近かったんだなあ。

今日も今日とて雲ひとつない晴天で36℃超えてたんじゃないかな。
私は大量の汗をかけるようになって思いのほか絶好調です。
今日から畑の草刈りを3時過ぎにしてみた。
おお!全然楽だ!
長太を留守番させてるので相棒が居ない寂しさは大きい。
帰宅すると「ウオ〜ン、ギャワアオ、ブヒブヒ」という長太語でのお出迎え。
ひしっと抱きしめて散歩へ。昨日までのトコトコ歩きが少し引っ張る様になって、母ちゃん嬉しいです。

色々シフトを試して、やっと納得出来る時間割ができた。
これなら、長太の山散歩も時間を気にせず、できるし、塩の仕事も焦らずできる。
何よりもお日様がグングン上がる午前中にやるよりも
日が傾き始める3時頃からの気温は痛さも無く(笑)8時まで明るいので(笑)
お日様というのは夕方から勢力を落とすもんなんだねと、当たり前の事に気がつきました。
明るいうちに戻って散歩、風呂、飯してもまだうっすらと明るい。

今日はブルームン、満月。見事ですよ。

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高知の西南部は稲刈りが始まりました。
熟した黄金色、これから穂をつける濃い緑色、植えられたばかりの餅米の水田にはお月様がぽっかりと写ってる。
写真はお月様が出る前の7時半頃、明るいね。
そして、熟れたお米の香りが満月で辺一面、炊きたてご飯香り。
自分でお米作る様になってから、蜜柑の香りの次に好きな匂いになりました。

日中は酷暑でも夕方になると風の向きが変わって一気に涼しくなります。
今年の夏の時間割はこれでやってみよう。
やっと上手にできそうな時間割ができて嬉しい。
4足の草鞋がうまく歩けそうな予感。
タグ:熱中症
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2015年07月29日

2015盛夏

長く涼しい、、いや寒いという日もあってストーブつけた梅雨がやっと明けました。
昨年から台風のコース取りが、昔みたいに直撃が増えて楮の台風対策のお勉強ができています。
昔の資料などを見ると、高知は結構縛り上げてたんですね。
品種にもよると思われるのです。
若山楮には昔の資料がなくて、台風の時どうしてたんだろうって思うのですが、色々やってみて経過をば。
以前、鹿にやられた時も縛り上げました。
縛ったらどうなのか?の続報はこの後にとしまして。。。

ちょっと今年の黄蜀葵も昔みたいな早さで成長してます。
5月頭に撒いて、育ったのはもうかれこれ10年くらい以前の話。
10年前からはうまく発芽せず、6月に撒き直しということをしばし続けました。
友人にオクラ農家が居て(自然農)聞けば「ここ数年、夏までに育たない」と。
黄蜀葵も同じなので、やっぱり。
オクラ農家は実を収穫するので大変で結局辞めました。
近隣の露地のオクラ畑も殆ど無くなり、今出回ってるのは、あろうことかハウス物です。
夏野菜の代表的存在だったのに。
これだけでも「温暖化」嘘だよって思いますが、どうでしょう?

一方の紙漉が使うのは根っこなので冬までに根っこが採れれば良いのですが。。。
植物というのは「全体」です。
組合で契約栽培して頂いてる黄蜀葵も年々、ちびてきてて。。。うわ〜どうしたことじゃ!!

多忙になって黄蜀葵は種取のみだったこの数年でしたが、危機感出始めて。
楮栽培の勉強と実践に8年間明け暮れてきてますが、そろそろ、黄蜀葵もやり直さないとあかんと。

前置きが毎度長いですが(笑)

まずは、そのような気候的なこともあったので、今年の種蒔きは6月下旬でした。
勿論、自家採取の種です。かれこれ19年目。
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2週間で発芽です。
実は、此処耕してません、畝立てなんかしてません。
2年程落ち葉を畝状に置いて、そこで大好きな枝豆を作ってた地面です。
枝豆もただ撒いて刈草かけただけでたんまり採れました。
なのでいけるだろうと花咲爺よろしく出ろよ!と地面に撒いて刈った草振りかけただけです。
自分の地所は後手のジャングルになっており、田んぼも一段落して開墾並みの草刈りすれば。。。
出て来るわ、出て来るわの黄蜀葵の野良生え。
何故か草の下で弱々しく出てる2センチくらい手前で草刈り機がピタリと止まります。
その先に黄蜀葵が固まって生えてる(笑)
これらは、こぼれ種から今年自力で発芽した子達。
種を蒔いたのより一ヶ月くらい早い発芽で葉っぱに切れ込みが出始めてます。
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毎年根っこも掘らず種取の為に置いておくのが50本くらい、地所のあちこちに居ます。
今年草刈りの手が回っておらず大家さんにあっさりと30本くらい刈り飛ばされて泣いてましたが。。
既に完熟しそうな元気なのがジャングルの中に(笑)
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7月末でこの3段階って、昨年まではあり得なかった。
何が影響してるんだろう?
今年は黄蜀葵にとっては豊穣の年みたいです。寒かったのになあ。。。

畝立てもせずの福岡翁よろしく、バラマキの黄蜀葵の根っこが楽しみです。

そして。。。
最近俄に「花オクラ」が注目出て来てて、種も通販で買える時代になった。
だけど、黄蜀葵と花オクラ似てるようで葉っぱ見てると、なんか違う。
花オクラは二葉の次から、もうくっきりと切れ込みが入るけど、黄蜀葵は花の時期辺にならんと切れ込みが浅いです。。。
品種改良という手だてが盛んで
「食える」物なら人間の欲は、計り知れないのだなあって驚くけど(笑)
まあ、根っこが粘れば良いとも思えるが、「原種」を繋げて行く事は大事です。
今の時代なら尚更、大事です。
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2015年06月30日

お詫び

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先ほど友人からご連絡を頂きました。
今年の暦も半分が終わり、明日から7月です。
そして・・・
「8月の葉月の31日が抜けてるよ〜」と。
ええ?????
とめくってみたら。。あらまあ、ほんと31日がないです。
お買い上げの皆様、ここに深くお詫び致します。

実は私、校正とか最終チェックが超がつくほど苦手なのであります。
第三者の立場になって、クールに自分をみることができない性格です。
しかも、思い込みが激しく、お試しとか試作とかも苦手でありまして、、
「これで完全だ!」と本番に突っ走って、色んな人から指摘を受けるまで気がつかない。
昨年もそういうシーンがいくつもあり、何人かの人が関わっていたので暴走せずにすんだのですが
今年の田んぼはまさにその「成果」が出てて、実験失敗で今頃になって、実験はまず、少しの面積でやれば良い物を。。。と呆然としてる有様です。
ぜ〜〜んぶを実験場にした。
頭の中では「大成功」の図しかなかった私って。。どんだけアホなんだろう??
学ばない・・・学ばない。

そろそろ暦の制作を始める時期にきてるので、ぐっと堪えました。
友人でなければ指摘もされず、「次」はなくなる。
チェック項目リスト作ろうと思います。

突っ走らない!!を自分に言い聞かせます。
突っ走るなあと見てる方言ってやってください。

今もとある試作で突っ走りかかって、「その場合、あれや、これやの実験してみてからやった方がええよ」と
教えてもらって、ただ今実験中。
出来上がった作品をしばし、クールに見る時間がほんとに大事。
見てるうちに、彼が言ってた以外にも色々と見えて来て。。。。
あと10個くらい試作の必要性を感じてます。
紙はそれでも、そういうことができるのですが、お米はそうも言ってられない限界に来ました(笑)

暦をお買い上げの皆様。。
本当に申し訳ございません。葉月に31日を描いて下さいませ。
二度とこのようなことやらかしませんので。。。

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2015年06月19日

黒と白

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朧月みたいな写真になっちゃった。
夕方から楮を煮て炊きあがったので撮ったんだけど湯けむりです。
今夜一晩蒸らします。
原料収穫作業が一段落するのが2月。
大急ぎで楮紙や草木染めをやってるうちに春が逝く。。。
梅雨に入る前に、これまた大急ぎでやってしまわないといけないのが「黒皮」の紙。
アクが強いので長雨でカビの花咲かすからです。
最近は密封という技を編み出してますが(笑)

なんせ黒皮なので、道具類が全部塵まみれとなります。
どこもかしこにも塵、塵。

その黒紙も一旦止められる所まで漕ぎ着けたので、今日は工房の大掃除。
たわし、ピンセット持って、ゴシゴシ、ホジホジであります。
ちょっとした隙間に塵が入り込んでるわけです。もう耳かきしてるような心境。
黒から白への大騒動。
いやはや毎度大ごと。
冬の蒸し剥ぎの後はもっと大ごと。
今新しい工房の動線を考えてる真っ最中なんで、この長年やってきた工房での仕事をしみじみと想う。
ようやってきたよなあ、金が無いから、パッチワークみたいに繋いで来たなあと感無量。
竃に至ってはもう使えてる事が奇跡に近い。
羽釜もいよいよ水漏れです。

白い紙を始める為にこのような大掃除日が必ず来る(笑)
夏は基本漉かないのですが、サンプル仕事で少量ですがやることとなって。
サンプルが通れば本番は寒い時にがっつりと。

ここんとこ楮の草刈りが未だ残っててお天気次第なので悩ましい。
合間にと。。うっかり紙漉始めたら、これまた気温、湿度で腐るから天気予報とにらめっこです。
工房に鎮座してるやたらと電気を食いまくった業務用冷蔵庫が天命を使い切ってから既に8年。
冷蔵庫に頼らず、部屋にストーブ3個、扇風機3台での乾燥もやめて8年。

煮るー晒すー塵取りー打開ー漉くー干す。
これを一気にやっても、どんだけ少なくても4日はかかるのであります。
多ければ10日から2週間。
最後の干す辺に晴れマークを見つけて踏み切ったけど、どうなる?

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2015年06月09日

梅雨入り

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気持ち早めの梅雨入り。
今年の梅雨は寒いなあとストーブ焚く日も。
今朝はやっともわっとしてきました。

基本、この時期、紙漉はストップなハレハレですが・・・・
あれこれと後手になってる私なのでイロイロとずれ込んでおります。
朝活で天日塩の仕事、楮畑の草刈り、紙漉、趣味の田んぼ(笑)この4つをグルグル回してるんだけど。
ぜ〜〜〜〜んぶ、お天道さん次第の仕事であります。
見事であります。バイトくらい屋内物にすれば良いのにね。あはは。
日頃手をつけられない伝票の判子押しとか製品のラベル貼りなどをしてて。。。
もういい加減こういうお天道さん仕事長いのだから、こういう日に切ったり張ったり書いたりとできるように
冬に頑張らないとあかんやんと言い聞かせてます。
なかなかそうならないんだよなあ。。。。
予定では6月に暦描き開始!と毎年なんですが、できた試しないですわ。。
しかも今年は打ち合わせ作業がハンパ無く多い年になっていきます。
紙仕事だけの1週間なんてなくて、ブチブチと間に入って来てます。
せっかくの極上晴天の日に事務所で打ち合わせ。。
ま、人間もお天気の良い方が前向きな考え方できるので、雨よりは良いかも。

長太も土砂降りの雨では出たがらない、つまんないのであります。
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大家さんの無農薬小夏も終わりです。
帰宅すると、このようにポスト(青なんよね。。)の下に置かれています。
座る為に置いた自作の椅子なんだけど、色んな人がここへお土産置いて行きます。
今年は枇杷が全然なってない、あり得ないくらい無いです。
朝起きたら友人がくれた梅の香りです。
もうちょっと完熟させて今年も梅干し作ります。
保存食は昔はそれこそはっちゃきになってやりましたが、今では梅のみ。
梅干しと梅酒と梅ジュース。これだけは欠かせない。
夏を乗り切る大事な食べ物です。

雨で塩も子供達の楮畑もお休みとなって、何から手をつけようかとゆっくりまったりしてます。
頭の中は「それなら、あれやってくれろー、これしあげてくれろー」と満員電車さながらではありますが。
ゆっくり焦らず今日も1日。
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2015年06月02日

季節に背中

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高知へ来たばかりの22年前頃は今頃はもうタンクトップで素足ビーサンだった。
野菜の畑にハマって、ハーブもはまって、それこそ殆ど野外で過ごしてた。
当時はオクラは春蒔きで盛夏に食べられる「夏野菜」であった。
当然紙漉に使う「黄蜀葵」もオクラと同じ春蒔きであった。
が、何時頃からだろう?春に蒔いても発芽しにくく、何度も蒔き直し、オクラ農家に聞いたら。。。
そうなんだよ、出ないんだよ、やっと出たら食べられるのは初秋だよ、売れないし困ったって。。。
今年辺から産直で出てるのは既にハウスです。
トマト同様露地オクラはなくなるのか??
「オクラは秋野菜、もしくは端境期物」と認識新たにしたら問題ないと思うのだが、ハウス野菜の仲間入りしちゃったですね。あんな強い野菜なのに。。。

カレンダーは西洋暦。
農事暦は陰暦です。28日周期で月の巡りが元になってる。
つまり、どんどんずれてるんだと思う。
異常気象ではなく、蒔き時がずれてるのは当たり前かもしれない。
そんな訳で、種蒔きは6月で充分だった。
季節というのはそんなもんだと肌で感じてればずれても気にならんけど、人間ってのはつくづく身勝手。
特に食べる野菜の季節感とか。。

なのに、、、黄蜀葵の野良生え(種取用に花咲かせて勝手に飛び散った種から出る)がまさかの早さ。
6月に入ったばかりというのに既にこの様です。
焦ったのなんの。。。
「冗談じゃねーよ!ちゃんと出る時は出るんだ!」みたいな意気込みを見せつけられました。

明日満月だし!!
4日前から冷凍保存してたのを室温に戻してたんだけど、今日一斉に蒔いた。
体調崩してて畝立てなんかできる状態じゃないので、花咲爺ならぬ婆さんは(笑)もうバラマキ。
手の中に種を入れて「今年はごめんよ、ちゃんとできない。だけど今日蒔きたいのだ、頑張ってくれっ!」と声に出して念じて・・・バラマキ。
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どんだけ出るか判りません。
だけど家の周囲には相当の野良生えがあるので種確保は大丈夫と踏んだからこそできる事(笑)
20年前に種をどこから買ったらええのだ?と悩んでたら知人が紹介してくれて埼玉の方から種を封筒一袋貰いまして、それをずっと繋いでます。
今ではネットでも売ってるそうで、びっくりです。
ただ、ネットのは食べられる「花オクラ」ということなんで、品種改良もしくは別の種であるかも。

この黄蜀葵も栽培農家は既に風前の灯で自給しなくちゃならなくなってるらしい。。。
22年前に言われたんだよなあ。。
「紙漉なのに楮も黄蜀葵も作ってなんてバカじゃないか?どっちかにせいっ!」ってね。
たった20年で「全部自分達でやる江戸時代的な時代になってきちゃった」です。
たった一人分の原料があれば良い私は自給でなんとかやってますが
大量に漉く所などは栽培農家を維持して行く事に目覚めて頑張っておられる方も居ます。
本来は分業なんですね。農家が廃業するような事にならないよう頭を痛めてる方々が沢山います。
私は一人でそこまでできないことが時々歯がゆく感じますが。。。

この黄蜀葵の花は食べられるので、私的には種取用と紙漉用両方大事です。
種取用の花食らって紙漉き用の花芽摘みます。

種を蒔いて枯草かけたら雨が降り出しました。
あとは満月パワー頼みです。
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2015年05月22日

初夏

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先日アップした楮畑の「びふぉー」まで後少し。
昨日は一年でも、そうそうあるかないかの素晴らしい気温と爽やかな風とで絶好調。
今日もお天気は良かったけど、微妙に湿度が上がって来てます。
今年の畑草刈りは、どうしても10時過ぎからの炎天下の時間帯になるので、少々悩んでます。
ほなら、今日は3時間くらいしたら、ぼ〜っとしてきた。
早々に切り上げて帰宅。
木陰の車で昼寝してた長太でさえ、帰宅後すぐに布団に上がり込んだ(笑)
多分湿度なんだろうと思うし、昨日は見事な鏡のような海も今日は少しうねり始めてます。
気圧も影響する肉体労働ですねえ。。。

身体の中がほてってるので、食欲がなくて冷蔵庫開けて、どーしたもんか。。
トマトがあった、小松菜があった。
茄子でマサラ炒めにしてと。。。
ふと思った。
滅多にこの時期買わない野菜達だねえと(笑)
つまり全部ハウス野菜です。トマトなんか露地物は今時売ってないのじゃないかなあ。作らないと自然のトマトはまず無理な時代。
この時期に小松菜ってのもハウスだねえ。
茄子も当然。。。
それでも野菜作ってない自分は文句言えないし、今日の熱のダメージにはトマト最適。
ふりかけた大粒の天日塩。ガリッと食べる感じで好きです。
考えてみたら塩もハウス(笑)
この頃は産直市で買うにも「誰それ」と栽培者見て買う(笑)
産直市では「無農薬」とかあまりおおぴらに書いてはいけないらしく(でも友人達は堂々と笑)
普通の方々は何も書いてないから口コミ情報で。
今日のトマトは無農薬じゃないけど、友人が「丹誠込めて作ってるから食べてみい」と。
はならね、ハウスなんだけどちゃんと青臭さもあって懐かしい味。
「他の食べられんなるぜよ」は本当だった。
トマトは露地で作るのは難しいと、実際やってみて判ってるだけに。。。
今度の倉庫は真南に向いててその一段下に3畝程の畑つき。
楮の仲間のおばちゃんがずっと野菜作ってくれてて荒れてない。
実は倉庫という建物よりこの畑が気に入った。
朝日があたる畑です。
田んぼも楮畑も歩いて回れる範囲になれば野菜を再開したい私です。

さて一日3時間程度で3日目の草刈り。
整然と碁盤の目に移植した2反。一番広いけど簡単な畑です。
自分が持ってた畑も2反だったけど自生の畑故に全部刈ると一日6時間機械振り回しての4日くらいかかってました。それからしたら半分の労力です。
まあ。。こっから自生の畑4反控えてますので、、、覚悟しなさいよって自分に言聞かせながら。
手伝ってもらいたいのは山々ですが、やはりこの最初の草刈りは自分が入らないとあかんわけです。
来月からは絶賛呼びかけします。(笑)

食べる物ひとつ間違えると思った様に身体動きません。
最近は食べる時間帯も影響して来るので慎重です。食べ過ぎもいけないし。
今年は呑むのも控えないと無理になってきてる。
いや〜まさかこれが来るとはねえ。。。。
来年はお酒卒業してるかも。。。
誰か若い後継者育てないとって本気で思います。

ばてながらも今日嬉しかったこと。
畑へ地元のおんちゃんが来て、水をどう引くかということを色々と教えてくださった。
「紙漉は水が大事じゃろ?あっちの沢から引けば簡単だけど、上の山の奥にも水源あるはずや、その水使って池こさえて錦鯉飼ってたんだいるから聞いておくよ。電気なんか使わずに水が出るやり方でみんなやってたんだ」
そうなんです、こっから東の一体は昔の家なら何処にでも鯉が泳ぐ池持ち。
ほっといても水が流々と流れてる。
水源の山を植林したのがあかんかったね。水が少なくなった。植林はあかんねっ!!って。
それでも、ほぼ自然林のエリアなんで、、、
「私薪生活なんで、道路に垂れ下がってる木とか(樫とかあるね〜ん)伐りたいけど。。」というと
「そりゃーみんな喜ぶで、どんどん伐ってくださいよ、この辺りの山はほぼ部落のもんだから面倒な事ない」

「仕事の手止めたね、すまんかったね」とここらの人は皆そう言う挨拶して帰って行った。

水と薪。
完璧なエリアだと改めて判った次第。
楮畑が見る見る綺麗になってくると色んな人が立ち寄って来る(笑)

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2015年04月25日

陰と陽

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今年は山菜追っかけが少なかったです。
何故なら田んぼ作業が一変してるので。。。
冬水田んぼが一部できるようになってきて、昨年地域の方に丸投げした5畝も一度耕して畦もしっかりやってもらってたので3月に水入れしたら溜まった!!
なので、畦塗りなしで8畝スタート。
昨年の株へ種籾差し込んでという無謀なやり方に踏み切りました。
なので、苗代なし、苗取りなし、田植えなし。
つまり例年なら、どかちん作業やらなんやらで一日中田んぼだったのが・・無い。
だからなのかあ〜山菜採る時間なかったわ。
山菜採るだけってあり得ないんだなあ。
田んぼや畑やってての息抜き仕事だと判った。

この写真は家の下。
蕗が勝手に三つ葉は山から移植、ミョウガも居る筈。
柿の下なんで半日陰を好むものが旺盛です。白花ツユクサも大きくなってきました。これも食べられる。
そして、紙漉に使う黄蜀葵もここを好みます。
ぴゅーっと立ってる先っちょが黒いのはこぼれ種から勝手に生えて来た黄蜀葵です。
ここだけで相当の種を採取できました。
もう勝手に自分で「ここがええわ〜」と繁殖してます。

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今宵は蕗の支度をしようかと摘んで来た。
葉っぱも佃煮に良いと知ったのは5年前。凄い量になりますが、茎より香りは濃厚です。
居候が沢山居たとき知ってれば、この時期は蕗ばかりになってたなあ(笑)

田んぼが楽に(芽が出ればの話で油断はできんけど)
楮畑も芽掻きの極意を昨年会得したので、畑にかかる時間を減らせそうです。
真夏は紙漉を無理矢理やるとコストも失敗も多いのでこの6年間徐々に減らしてます。
其の分、食い扶持を稼がないとならん。
まだまだ真菰だけでは無理だしということで。。。
13年ぶりに天日塩の朝バイトへ。
夏、塩仕事
冬、紙仕事
理想的であります。
何よりも紙仕事は楮畑も含めて一人でやってる。
塩は気心知れた仲間と一緒で会話もある。

天日塩の仕事は極陽です。
紙仕事は常々思うのだけど極陰に近い。
冷えるし、身体の脂取られるし。
そう考えると夏に塩の仕事はバランスが良いと思うのですね。
田んぼの仕事は泥が相手なので草取りで入ると身体が冷えます。
これも楮畑の仕事はかなり陽性なんで、田んぼに入りたがる身体の欲求が判るのです。

陰と陽の仕事をバランス良くやれて、春先の身体の切り替えに陰性の山菜を食べる。
山菜には日本酒やどぶろくが合うのもうなづけますね。

まだ始まって日も浅く。。。。
ローテーションが掴めてなくて、昼寝がつい長くなる。
長太もかなり大変と見えて昼寝が長い。
今日は夕方まで起きて来なかった(笑)待ってるだけってのも疲れるようです、あはは。
本日から午後紙漉き始めました。
上手に回して行きたいこの1年です。

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2015年04月16日

山菜と楮の関係

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いきなりの初夏モードから、順番違うぞと、やっぱり春が戻って来た感じ。
この戻りと雨がセットが長かった4月前半。
ということで、一年に一度しか巡って来ない山菜フィーバー。
スーパーへ行けば中国産のゼンマイとか一年中ありますが。。。
田舎暮らしをしたくて移って来た者は、DNAの中に「山菜」という、どうしても外せないカテゴリーがある。
それが親から受け継いだのか?もっともっと以前の深い所に眠っていたのか?
私は50代なので親は80代。
80代というのは生粋の都会生まれでも疎開というのを体験してるので田舎を否が応でも体験してる人が殆どです。
白米もろくに食べられず芋粥にサツマイモの蔓が入ってたとは母。
高知は今でも時期になるとサツマイモの蔓を甘辛く炒めて食べるので、私も大好きというと。。。
「え?今時まだ芋の茎食べてる人居るの?」って。

私は訳あって10歳のときいきなり半端ない広島の山奥へ一年間母親と弟というシングル状態でを経験してます
アスファルトで生まれた私達は毎日がサバイバルで都会の子なんか見た事なかった子供達のいじめも初体験。
が、学校でのいじめより、枕元に這って来る巨大なムカデとか押し入れの中に住むアオダイショウとか
プールがなくて水泳は田んぼの用水路で上がったら無数のヒルとか、山へ行けばイノシシとご対面とか
村の幹線道路は馬糞、牛糞だらけでぬかるんでるとか、可愛がってくればっちゃんが昼飯食べながら死んでたとか
雪が降って凍ったら学校までの4キロのと峠道が滑って上がれないとか。
春には窓にびっしりとてんとう虫が張り付いてて、てんとう虫のお腹を観察したとか。

今考えても不思議なのですが、春に母と大人達で山菜採りばっかりだった記憶しかない。
学校どうしてたんだろう??
おにぎりとお茶を持って行くのだが。。大人達は猟師のようにどんどん山の中へ行ってしまって
子供の事なんか忘れてる。。
当時何を採ってたのか?食べた記憶もない。
だけど普段見てる大人達とは別の大人がそこに居るって感じてて、だだ捏ねるより必死について行くしかないと
10歳の私は悟ったことだけは覚えてる。
後で母と田んぼのあぜ道で蓬を摘んで、それが3時に蓬餅になって出て来て食べたのが私の山菜の最初の記憶。
「あんな道端の草がこんなに美味しいなんて!」

春の想い出は山菜一色に塗り替えられた。
夏は友達がカブトムシを朝早うから持って来て弟は「デパートで売ってるのより大きい!」と狂乱。
クワガタもおるで〜と言われて早朝木を揺さぶりに行く様に。
蛍も半端無くて捕まえて蚊帳の中で飛ばしてうっとりと。
秋には近所から檜の青葉に乗っかった山のような松茸が毎日。
母は自給生活に憧れて畑をやるも。。惨敗で、採れたのは水菜だけ。
だけどその水菜の漬け物が絶品だった。

今、山菜たけなわで、ちょい田んぼとか散歩とか、楮畑とかで山盛り採って来る。

一昨年まで足繁く通った吾北の楮農家さん。
「楮はどうでもいいんだけど、春のゼンマイを煮るのに楮のおがらがぼっちりで、これがないと炊けないのよ」
当然灰も何かしらに使う。
「一時期中国産に押されて値が下がったけんど、最近持ち直して来た。楮の皮はどうでもええけんどおがらで炊くからこそのゼンマイなんだよ」って。
私も今冬風呂はずっと楮のおがらで炊いてたんで、わらび、ゼンマイをこの灰でやってみた。。
あかんわ(笑)
アルカリ濃度が足りない。
吾北の農家さんは当然知っててそれようの灰も備蓄してるのだな。

美味しいゼンマイの為に日頃から灰を取り置きしながら、楮も育てておがらを得る。
世間が色々と声高に言う「循環」
ゼンマイ農家には機械もあるよ、と聞いた。
だけど採算取れんからね〜とおんちゃん。
循環ってなんだろう?と改めて考える。

一年の暮らしが身の丈で回ってるという事。
そこに楽しいんじゃわという大事な要素があるということ。
そういう大人の後ろ姿を見ながら育つってやっぱり素晴らしいと思う。
山菜の時期になると必ず母を想い出す。
その母がもうすぐ来るのだ(笑)
母曰く「あの頃のようにはもうできないけど大丈夫だろうか?こんな娘の所へ行くのは怖い」
まだまだワラビも採れるし、父が「高知はイタドリ食うのか?スカポンって言って子供の頃酸っぱいのが欲しくてかじったくらいだ」というイタドリもまだいける。
20年近く随分と色々あった。
だけど山菜のこの時期私は毎年想う。
火つけたのはあなた達なのだよ。それをただただず〜っとやってるだけでヒッピーでも原始人でもないっ!

日本が大きな転換期を迎えてる今
両親世代から受け継いだことを大事にしたい。
田舎にずっと暮らしてる人達だけでなく、様々な経緯で田舎に来た人も同じ遺伝子を持っている。

10年前なら青かったな私。衝突しかなかったな。痛いことしかなかったな。

このタイミングは機が熟したんだろうと思う。
親子だけど世代間を越えた大事な事と私は感じてる。
戦争を体験した世代と農業がおかしくなってしまった時代とカルチャーという文化のその後と。
対話になるか?なはは。なったら嬉しいな。

大好きなOSHOの本に「40代で親と和解」すればあなたの人生は素晴らしいものになる的な事が書かれてた。
チャンスを逸してたのでこれが最後かもと。。。
あまりにも想定外な娘なのでと準備しながら想うわね。
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2015年04月09日

火再び

初夏を通り越して梅雨みたいな数日が続いてた。
田んぼで、ブヨに刺されまくって挙げ句に盛夏を過ぎる頃から出るアブのまだ子供にまで噛まれて。
長太は真っ黒なので、ブヨの格好の餌食である。
田んぼでは最近軽トラの荷台に逃げるという技を編み出した長太。
友人曰く、黒い犬は可哀想だよと。
やっぱり黒いのは狙われるのだと判ったので、白い服でも着せてあげたくなる。

今年用に新しい蚊取りベープもまだホームセンターには品薄なのに買ってきたら。。。
はい、翌日から薪ストーブ復活です。
当然、風呂の温水器も冬仕様に戻って焚かないとダメに。
いきなりの暑さでカビを生やし始めた楮のおがらを一気に焼却中。

今月から海工房という天日塩の仕事場で午前中だけバイトです。
黒潮町は天日塩のメッカ。
冬のみ薪で焚き上げる塩と海藻を入れた「黒塩」というのも釜で炊き上げしてる唯一の製塩所。
薪は半端ない量を使うので、薪集めだけでも大仕事。
そもそも薪集めを教えてくれた大先輩が居るので、久し振りに一緒に仕事して色々と教えてもらってる。
新人の若い人も薪生活者。
一口に薪と言ってもかっこ良く山から伐り出す薪ばかりじゃない。
廃材も使うので用途に応じた見極めとかね。
私は今年こそ「木灰煮」を普通にできるようになりたいので、何を燃やした灰なのかも凄く大事。
それを自分の生活から得ることに限界を感じてたので、薪仕事や生活の人に頼んで行こうと思ってる。
今日ちらっと言っただけでビンビンに手応えのある返事が来て、今更ながらに嬉しかった。
生活ともなれば、仕事ともなれば、臨機応変を学ばないとやっていけない。
地域力がないとまず無理なのである。
薪にしたい「物」情報というのは地域に根ざしてないと得られないから。

薪作業を手伝えば「おこぼれ」貰えるのであり難い私。
まだまだ未熟者なので教わる事も多い。

大きな釜で塩を焚いてる情景はとてもゆったりとしてて、幸せな感じがする。
今日も塩を焚いてました。
朝から薪を燃やす匂い。家に帰って工房で楮を大釜で煮ながら風呂を焚く、家の中も寒いし湿気もあるから
やっぱり薪ストーブ稼働。
一日中燃やしまくってるので、相当に煙い香水状態だと思うなあ。
仲間内はかなりの率で薪生活者が多いので、一緒に居ると判らない。
が。。このまんま電車にでも乗ろうもんなら、自分の匂いがはっきりと判ろうもんだ。
以前徳島の山奥の友達の家にしばし滞在して帰る途中、下山してスーパーへ入った途端。。。
「うわ〜私達煙臭い!」と思った、なはは。

友人が新潟の友達の家は台所のある土間に風呂の焚き付け口もあって薪ストーブも土間にあったと。
ああ、理想的な火の管理ができるなあ。そうしたいよ、今度こそ。

生の火というのはガスと違ってうっかりすると火種が落ちてしまう。
一方で後は熾きで行けるとなったら放置して他の事ができる。
私は耳があかんので、ガスだと空焚きをしょっちゅうやらかす。
都会で暮らしてた時はヤカン、鍋、空焚き。風呂も一回やらかした。
匂いに気がついたときは相当な状態で火事になってたかも。
田舎暮らしを初めてボーボー燃える火を扱う事が怖かったけど今は逆です。
生の火や炭なら扱いさえ慣れれば逆に安全だということが身に染みついてる。
楮を煮るのも薪の状態と時間を見て、あと何本放り込めば仕上がりと自然に判ってるので楽チン。
自然に火が落ちて終わるから。
土鍋玄米焚きも炭火がベスト。
ただし・・・炭の場合は炭の善し悪しがすごくあるので、誰が作ってる炭かによって幅がある。
最近一番気に入ってる友人の炭を頂いた。
これなら「時間」が判るのだなあ、深いなあ。

4時頃から3つの焚き方の違う火を焚いて3時間後の今、風呂も沸いた、楮も煮えた、部屋の中は暖かい。
ここんとこ雨ばかりで乾かない洗濯物もストーブの部屋でがっつり乾く。

寒さが戻って雨ばかりだけど、火を熾すことができるのでそんなに嫌じゃない。
いや・・過ぎ行く冬の名残を楽しんでるとも言える。
この雨が明けたら、ここは一気に初夏になって蚊取り線香を腰にぶら下げる日が来る。
今年は梅雨時にも薪ストーブを稼働させることを思案中。
大好きな映画で中国の「山の郵便配達」やったかな?
その中に「ご飯を炊くときはこうやって(火吹き竹で)火力をあげるの」というシーンがある。
ただ漫然と火を焚くのではなく、火と付き合うことを青年に教えるシーン。
得てして現代は火を扱うのは男の仕事になってる感があるけど。
そもそも煮炊きも火だった時代は女性の細やかな感性も火に寄る所が多かった。
大人だけじゃなくて子供も。
いや、人間だけじゃなくて動物も。

紙漉は「水」の仕事と思われてるけど
「火」はとても重要な要素だと思う。そこから始まるのね。
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2015年03月17日

文庫本の正しい使い方

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友人が私が以前書いた「文庫本で風呂を沸かす」というのを覚えてて・・・
どきつい表紙を全部剥いだ文庫本を仰山くれました。
楮のおがらだけだと、冷めるのも早いのですが、そこへ文庫本5冊くらい投入しとけばずっと熾き火。
都会で電車を使う頃は文庫本読んだけど。。。
田舎に来てからご縁が減った。
そもそも本を読む暇が無くなった(笑)

今日は初夏!な暑さで汗だくで帰宅。
長太もええかげん汚い。
楮のおがらと文庫本5冊で一人と一匹は自宅温泉状態。
石鹸やシャンプーは辞めてて、湯水のように贅沢に温水器と沸かしたお湯で。
今日も満足。
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2015年03月13日

弥生

とうとう3月になってしまった。。。
今季ほど段取りが悪い年も珍しいのである。
やはり若山楮にスタッフが居なくなった(緊急雇用が2年で終了したので)ことが大きい。
昨年までは本番に入る前の、いろんな雑務をみんながこなしてくれてたんだと改めて思う。
そして過去最高収穫量となれば当然だが蒸し剥ぎもへぐりにも時間がかかった。
自分の畑が健在なら、それでもリカバリーできるところだが。。。
4年前から畑はなくて、なんと山狩りなのである。
ひとたび山狩りが始まったら、他の事は当然ストップする。これが一人仕事の最大の難点。
国道を走ってても道路脇の楮を見ては焦る日々・・・・。

こんな時期に限って確定申告なんかあるから歯ぎしりである。
座り作業が続いて膝が歪んで階段も降りれない有様に不安が募る。
全部、ぜ〜んぶ片付けた。もう逃げようが無いくらいモロモロ片付けてすっきり。
嫌な仕事片付いてナケナシの金叩いて滞納分払って明日から山だ!となったら。。
足治ったです。我ながらびっくり(笑)

本日から山狩りです。
今にも芽吹きそうな枝で、限界もええところです。
39歳の時、河原や山の急斜面を這いつくばっての採取にほとほと嫌気が差した。
「こんなこと40過ぎてできんから紙漉き辞めよう」と思った。
思ったその数秒後に見事に生え揃った楮畑に出くわした話は何度も書いてます。
放棄地の田んぼに楮が生えちゃって、毎年刈り飛ばしてた「勝手に楮畑」でした。
神様は居てるんや・・・だけど広すぎる・・・。2反。。。
最初の1年は手鎌のみの草刈り。手鎌で2反の除草は無理と判った。
2年目に男友達に頼み込んで草刈り機を教えてもらっての俄栽培農家(笑)
山狩り7年、畑11年。両方をやってきたので実地の経験だけはたっぷりとあった。
それが若山楮復活プロジェクトに関わる事になったので、更に移植などの実地も加わった。
本なんか読んでる暇ないし、聞きに行ってる暇もないし、成果となる収穫は年に一度だし。
全ては目の前に与えられた楮を見る、付き合うしかない20年近く。
鹿に全滅させられて、それすらも若山楮には得難い教訓としてすぐに対応できたものの。。
自分の畑は手放すはめになり、その後リカバリーできず。。。
3年前から、あろうことかあんだけ嫌になってた山狩り再開。
畑栽培に、移植にと若山楮は必死だった時期でいろんな人に聞いても今ひとつピンと来ない。
先生は。。。山に育つ楮だった。。。ハレハレの原料確保で嫌でも山へ行き、そこの楮の状態を見ては
若山楮の畑の楮を育てるヒントが仰山。
学ぶというのは本でも人の話でもなく、実地が全てそこから見出せなかったら自然栽培は無理。
つまりどんだけ必死のパッチかだけなんだと思ったことでした。

今年自分の畑を借りる事ができる。
「楮だけは植えてくれるな!」と言われて他所者の私はほんとに難儀し続けてる20年。
若山楮を頑張る姿にエールをくれるおんちゃんが1反を整地して今春から「ごっそり植えろ!」と。
なので、移植も想定しての山狩りが始まりました。
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30代、嬉々として山で採ってた私。
畑を得てからの楽チンさは半端無く、とにかく斜面じゃない事、ジャングルじゃないことに両手を合わせるほどの感謝の日々。
当然身体は鈍ってまする。
今日の1年ぶりのジャングル山狩り。
根元伐るのはあっという間。簡単。
問題は3bとかの先っぽが色々巻き付いてて引きずり出すのが、もう大変至極。
10本伐って引きずり出すのに1時間。
これを30代では屁とも思わず、これで紙が漉けるとガンガンにやってたんだから・・・
我ながら、呆れるくらい若かったんやなあと溜め息です。
正直本日2時間くらいやって、もう絶対嫌だね、こんなことやってられるかっ!となりました。
今年こそは山狩りを最後にしたいと思う。
屋内作業が続いてて「寒いわ」と思ってたけど屋外での野良仕事となると暑い。。。
慌ててヒートテック肌着脱ぎました。
いきなり半袖であります。。。

長太も毎日屋内だったのが今日からいきなりお外。
帰宅しても車から降りない。
家の中は相変わらず寒いし、つまんない。
昼過ぎからずっと夕方まで車から降りず。。。先ほどおやつで釣って降ろした。
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野山で2日採って来たら1日は枝の整理という日々になりそうです。
畑でまっすぐ育った楮をサクサクと伐って束ねるという作業とは真逆です。
枝を刈り払って1本の楮にするだけに数日を要する。遅々として進みません。
身体が・・・ついて行かない(笑)足上がらない、誰も居ない山の斜面で「嫌だあ!」と叫んでる。
今日は3時間で撤退しました。初日だからとかなんとか言って。。。
移植も今が最盛期なんで・・・明日からはツルハシも持参。
原料が底ついてるので沢山の原料も欲しいけど、新しい楮畑も今作らないと来年は更に厳しい。
伐って掘ってであります。
目標1反で千本の株。。。ああ。。目眩ですね。
今日の場所は田んぼで御世話になってる一帯。嫌でも田んぼも見ちゃいます。
長太はずっと田んぼの水の中で何やら取ってました。ドジョウ、タニシ、蛙とか沢山いるみたい。
水が温んでるんね?ああ。はよう種籾撒かないと〜と。
これも焦る一因。
こっちも畦が決壊してるところのどかちん作業が控えてます。

賢く、自分の力量見極めてやっていく季節が始まったなや〜。
紙漉作業一反停止の3月です。
お待たせしてる皆様ご了承下さい。
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2015年02月28日

虹始見

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乾期である時期が終わろうとしてます。
数日置きに雨が降る様になって、しっとりとした空気の中で植物達は我も我もと芽吹き出してます。
明日から3月。
3月辺のこの七十二候の言葉。
雨が多くなるからなんだなあ、虹って。

これはもう一時の猶予もなくなってきた。
ハレハレの楮収穫が終わってません。
「そっちは雪も積もらないから3月まで待てば、もっと目方行くんじゃないの?」とは先輩紙漉のお言葉。
そうですね〜と過去にやったことがあるんですが、剥いでも雨で乾かないのです。
気温も一気に上がって来るのでカビが元気になる(笑)
早く漉いてしまって山へ入らないとって焦ってる。

あと残す所2種類の小判。
この時期は一気に何種類も漉いてしまって、まとめて干すということができる。
あと2日の寒漉きです。2日で紙干し。
そこからは、今年は原料確保に重点を置くため、紙漉はご注文と暦分のみになりそうです。
ちょっと珍しく風邪気味。
こんな時は寝るのが一番!

春は。。。忙しい。
瞬く間に夏がやってきてしまう。。。
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2015年02月23日

2月が終わる。。。

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若山楮の怒濤作業が終わって呆けててボケてます。。


そうこうしてると、一昨日辺からやたらと暖かく。
梅は早いのは散り始めてるし、ストーブつけてたら暑い。
来年の暦の紙を染めないといけないのがまだ残ってます。
私は染めだけの為に貴重な薪を使いたく無い主義。
小判400枚くらいなら薪ストーブで煮出してしまいます。
暖を取りながら、内職しながらの夜仕事にします。
なので、昨夜は真菰茶を焙煎してて、半袖という状態で焦り出しました。
「ストーブ終了しちゃったらできんなる!」
今年は春が早いのかな?

夏に畑の楊梅を伐っておきました。
薪に伐る時に出るオガクズを染料にする予定でした。
楊梅は目が詰まっててなかなか割れない。
昔伐った時もすぐには割れず放置プレーしてたら3年後くらいにあっさりと割れたことで薪にするには時間かかる木じゃなと思ってるのです。

ストーブガンガンはもうできない季節になったんか?と今日慌てて薪切り。
薪はまだ後でも良いんだけど。。割るのは来年でよろし。
今日はこれが欲しくて。
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早速、煮出しています。
楊梅で染めた紙は年月と共に強さを増すと本で読んだ事があります。
そして楊梅は高知県の県の木でもあり、それこそ街路樹にもなってる。
紙の博物館の古い紙には土佐の七色紙というのがあって、楊梅で染めた紙が残っています。

金属焙煎は劣化する可能性があるのでやらないつもり。
元々家の井戸水は鉄分が多いので充分だと思ったり。
実に15年ぶりにやる楊梅染め。
前回は無媒染で明るいオレンジに近い金茶色でした。木酢なんたらかんたらのかなりキツイ金属媒染で綺麗な灰色になりましたが、出来上がってすぐにボロっとした感じになったので。。
当時の紙は、もう手元に残ってなくて
無媒染の方は強くなったんだろうかなあなんて思ってます。
漉いた紙は手元に少しは残さないとダメだなあと思いながらの暖かい一日でした。

写真の菜花の側にあるのが伐った楊梅。
台風で倒れて「伐っちゃえ」という地主さんに「頑張ってみる」と枯草を掛け続けての10年間。
毎年沢山の実を頂きました。
畑の日当りが悪くなってたのと、どうしても染めたかったのと。。
全部逝かし切って、灰は畑へ戻します。
草木染めも染料を買ってまでやらない主義、今の所、藍と弁柄以外は続いてます。
大きな木を伐って薪にする。
一人暮らしならコレくらいの木なら3本で一冬の暖は取れますね。
伐る作業も頑張れば3日くらいです。
沢山出る小枝は染めにも使えるし、煮炊きがおくどさんなら、小枝はぼっちりだし。
3本の木で生かされる暮らしとも言えるんだなあって。
梅も満開。今年も沢山梅干しになる!
タグ:楊梅
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2015年01月03日

仕事始め

寒中お見舞い申し上げます。
今年は父が旅立ちまして喪中となっております。
年末までに暦のご注文も沢山、なんとか年内発送を終えました。ありがとうございました。
自分のは未だ年末の資料やなんやが刺さったままの壁です、美しくないなあ。。
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さて、年末の蒸しはぎから黒皮の計量までを終えて、その間にできなかった諸々を片付けて
今年も大量に出た楮のおがらを風呂の焚き付け用に半分まで伐って積んでと。。
今年は正月帰省はせずなので、このまんま走れる!とあれもやりたい、これもやりたいとなってます。
自ら原料も栽培となると紙漉に適した冬場を原料確保に半分持って行かれる。
そこへもってして、東京へ正月帰省してしまうと時間も去ることながらモチベーションキープが大変(笑)
子供達の卒業証書も1月末。
父の命日が2月9日で、ほんとに見事です。
全部全部終らせて今年の楮を見てもらいに行くのが例年2月頭。
父ちゃん、まるで企んだみたいです、ありがとう。

さて友人達に塵取りを手伝ってもらい、黒潮町特産のさとうきびの青葉が例年より早く頂けて。。。
薪ストーブでの草木染料煮出しも始まりと。。
蒸し剥ぎが終ったので一気に紙漉へ突入の準備が終ったのは。。31日(笑)
明けて元旦は・・・雪・・・・。
寒い。。いや痛い・・・効き過ぎてるくらいの冷凍庫生保存の黄蜀葵。
この冷凍保存のことも記事にあってびっくりです。

実は自分の楮は5年前に鹿の被害で壊滅してて、ちゃんとストックできないままであります。
若山楮は地域起こしで沢山の方々や行政のお力添えで助成金も頂いてる故に結果を出さないといかんし
責任がずっと二の肩に乗ってるので自分の事は後回ししてきました。
なもんで。。。楮がない。
すれば・・・あちこちから楮がやってくる。。。
自分の暮らす半径20キロ以内の幡多の楮しか知らなかったので、楮の事学びなさいということなんだろうか?
それでも土佐の楮から出なかったんですが、昨秋友人が那須楮をこじゃんとくれました。
これが噂の最高と言われる那須楮だ!
この友人が持って来た苗からも畑に2本の那須楮。
土佐の楮とは全く違う姿であります。どんなだろう?ドキドキでした。
が・・・・泣いた・・・泣いたであります。塵取りでもんどりうちました(笑)

そして元旦に舟をやっと作って漉き始めて。。。
また泣きました。。。2日目に諦めて作り直し。
本日やっと漉ける状態に。
頑張って銅媒染しましたが、やっぱり緑にはならず(笑)
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那須楮は楮というより雁皮みたいでネリ加減間違えたんですね。。。
やり直して始めれば、結束も出ず、最高と言われる所以が判ります。
漉き易い。

だけどやっぱり幡多の楮に慣れている自分であります。
いろんな楮を漉かせてもらったここ数年。
今春から一反ですが、自分の畑を若山に得る事が決まってます。やはり使い慣れた楮でやりたい。
そんなことを色々と考えさせられながらの正月紙漉き。
休憩中にネットで見つけた記事。

6年前にお世話になった尾崎さんの記事。
いえいえ。。。15年前に自分の畑を得た時に若山にあった組合の畑を世話してた尾崎さんご夫婦に
畑の世話の仕方を習っています。
その畑もイノシシの被害でどうにもならず、7年前に辞めた翌年に若山楮が立ち上がったのです。
イノシシどころか鹿まで始まって。。
その後も必死でろくにご挨拶へも行けずじまいです。

今年からこの若山楮の集落にある廃倉庫へ移る準備が始まります。
何をどうあがいても道はここへ、しっかりと繋がっていたんですね。。。
しっかりしなさいよ、あなた!と言われてる様な記事です。
長いので自分も何日かかけて読もうと思ってます。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090527/170817/?rt=nocnt

この記事に出て来る文故お母さん。
真夏の暑い炎天下で若山楮の草刈りしてたら言いました。
「なんちゃ〜こんな大変な事、だれっちゃーやらんよね。だけど続けてたら、なんかええ事あるかもね」
汗を拭きながらの笑顔は一生忘れないです。
この記事にはお母さんの言葉がそのまんまで伝わって来て、そうなんよ〜そうなんよ〜と頷いてる自分が居ます
当初5年は石にかじりついてもの覚悟の若山楮6年目。
立ち上がってからは7年目。
首までどっぷり浸かっていたものの、身体は大方エリアに居たまんま。
ついに頭まで全身若山へ引きずり込まれることになりました。
楮の精霊達に呼ばれたのは・・・実は15年前に始まっていたんですね。
随分と寄り道食ってしまったもんです。

ということで今年もジタバタしてますが応援よろしくです。
和紙は・・・なくならないよ!!



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2014年12月29日

30年前

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父が今年関東の大雪の時に亡くなって帰りたくても足止めを食った。
やることなくて時間を持て余して父の書棚の本を読み漁り、読み切れないのを持ち帰った。
高知に来てからは日々の暮らしがあまりにも刺激的で「読書」の時間を取る事無くの22年。
都会に暮らしてた時の「読書」の時間は通学や通勤の電車の時間であった。
余程の面白いのに出会せば睡眠を削ったけど。。。
こっちへ来てからはそこまでする本に出逢うことは、減る一方だった。
父の書棚にあった本を見てて結構気持ちが傾くのが多くて、改めて父娘の趣向が似てるって思った。
ただし、父はそれらを実践する事無く生涯を終えたとも言える。
一方の私はそれらを生身で体感したい!と強く思っての今なのかもしれない。
「理想と現実」「理解はするが同意はしない、決して!」の父の言葉は今の自分の脳裏に刻まれてる。
激しく抵抗して喧嘩も多々あったけど、父の書棚を見ていると、その言葉が静かに語りかけて来るものがある。

原発の本やネイティブの問題の本もあり、見えない世界の本も結構あった。
他界した歳は81歳。
戦前戦後を跨いでの世代。
理解と同意というキーワード。

そんな中にラブロックの「評論」の本があって。。。
ずっと気になってた「ガイア論」。
この評論本は勿論ガイア論を評価してる本で、毎晩泥酔してようが疲れてようが1ページしか読めなくても
枕元に置いて半年。
いよいよ、じゃーラブロックって何者?
ガイア論って何?


自分は全然うまく回ってないなりにも和紙の原料の楮を無農薬無肥料で「栽培」してる。
何故か震災前の年からひょんな成り行きで女ばっかりで田んぼも始めてしまった。
そこでも周囲から笑われながらも無農薬無肥料不起耕冬期湛水という今考えると無謀な事をば。
田んぼについても、父の書棚に何故か「藁一本の・・」の福岡さんの本があったんで持って来た。

10代の頃読み耽った本は今となってはほぼ実用書になってるけど・・・
自分の選んでるのはどれもこれも枝葉の末端である。
精神世界の本にもどっぷりハマった20代。

評論本を読んでてどうしてもご本人の本読まないとあかんわ・・・となった。
なんかそういう枝葉を全部ひとつの軸にあいてるんじゃないか?と悶々となってきた。
なんせ金ないし(笑)本一冊買うのも勇気が必要。
だけどこれ読んだ方がええよと半年。

世の中便利になったもんで、アマゾンで購入。
実は私、図書館で借りるのが苦手。気に入ったら手放せなくなる人。返せなくなる。
もっと紙の事でも読むべき資料は沢山あるし、気になってるのは仰山ある。が。。高い(笑)

本を買うというのは実に2年ぶり。
今日届いて奥付見たら30年前だったんだね。。
自分が24歳の頃です。
あ〜やっぱりと思いました。
チラ見して「あ〜やっぱり」と思いました。一瞬開いて綴じた(笑)

田んぼに不思議な浮き草が発生してるんだけど、そういうことも含めて「あ〜やっぱり」
自分が紙漉も含めて、こうしたい、あーしたいのやばい世界が展開してるなあ。。。


ハレハレは今日辺から締め切り作業が無くなりました。
来年のスタートは若山楮のへぐりが7日からなので始動は4日辺。
この7年、ずっと若山楮の作業に重点を置き、倒れた父のこともあって正月帰省を続けて来ました。
鹿に絶滅された自分の畑を失って5年。
今日からの1週間だけ自分の好き三昧をさせてもらえる。
父の命日が2月9日。
原料栽培からやってる紙漉だとホントに一段落するのが旧正月です。
年賀状も出せてません。掟破りかもしれませんが喪中案内も辞めました。
どんだけルール破りでしょう。ごめんなさい。
だけど父には感謝です。
この世に生きててルールに縛られて余計なエネルギー使うより
届いた年賀状には返信したいと思ってます。
正月は帰らず、やる事全部納めて骨休めできる2月まで走りますね。子供達の卒業証書も終えます。
明日から仕込みです。
その間の楽しみにこの本取り寄せました。
自分へのご褒美と次へのジャンプ。

今年もこうやって無事に紙仕事しながら終えられるのは、みなさんの御陰です。
ありがとうございました。
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2014年11月24日

勤労感謝の日

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勤労感謝の日の3連休。
ハレハレには強力な晴れ女と晴れ男がご飯色々携えて登場!
まさに、まさにびっちりと塵取りという根気のいる仕事をやってくれましたから
勤労を感謝する日になりました!
多分一人だったら泣きを見た初めての原料だったんで、救われたとはこのこと。

おまけに日曜日の夜は中村の一条神社の「いちじょこさん」のお祭りに連れ出してくれて
居酒屋で沢山御馳走になり、笑いっぱなしで。
翌日は手弁当にビールまでっ!
逆だよ、逆〜〜!

こんなことやりたくてもやれないので、嬉しいとまで言われて。。。
取り除いた塵を大事そうにお持ち帰り。
家で紙にする!!と嬉しそうです。

長い事やってると、感動が薄れること度々。ここんとこ正直感動や感謝が足りなかった。
2人を見ていて初心を思い出していました。
そうだった。。私も塵の原料持ち帰って台所で漉いたっけ!と。
しかし、上げ膳据え膳で、狐につままれた様な2日間でした。
ありがとう、差し入れの赤エビスぷしゅっ。
こんな楽しちゃって良いのだろうか?うん、良い善い。

ぜ〜〜〜んぶ貰い物で今宵も。
勿論無農薬の野菜にレモンと天日塩。
ああ、極上な仕事日和でありました。
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2014年11月18日

倉庫リノベーション

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今日の朝の若山楮前景。

移植した畑としては一番大きい2反です。
ここではコンパニオンプランツとして無農薬生姜の友人に試しに楮の株間にやってもらってますが
とっても良く出来ています。
そして今日は拳の川小学校の畑作業ラスト。
あと3週間で刈り取りが始まるので株元の草を刈り取ってもらいました。
どこに楮があるのか判らなかった春からずっと世話してくれた5・6年生。
2年関わるっていろんな意味で大事な事が沢山あります。
循環してる植物の色々を見るには最低でも2年間なくてはいけません。


そんなこんなで、刈り取り前の草刈りも始まってる若山楮です。
刈り取りから蒸し剥ぎしてへぐりまでを一直線に走る2ヶ月あまり。。。
段取りも大事でして。
段取りが全てとも言えるのが農作業の醍醐味。
互いが「仕事師」と讃えあっての長老との仕事は楽しく、学ぶ事多し。
本当の仕事師は新しい事もどんどんやるのです。
若いからっ!って馬鹿にしたりしません。そういう姿勢も学びのひとつです。

写真に写ってる廃倉庫。
コンビニが2個入るばあのでかさ。
20年近く廃のまま・・・。
ご覧の様に冬でも丸一日中陽が当たります。
鶏舎から大工さんの仕事場を経て、、、、紙漉場になります。
すぐ下には川。この先には家も無い。
おはよーと窓を開ければ眼下は全部楮畑。
ってか。。楮畑の中に建ってると言っても良い。
お年寄りばかりの集落(若干私より上だけど若い方も)耕作放棄地がベルトのように拡大してる地域。
かつての段々畑はすでに雑木の山。
殆ど、四万十町との境なので、朝は霧にすっぽりとなる。
360度何処見ても楮が群生しており、雑木の山なんで春はほんとに美しい。

ここへ若山楮の拠点を移し、自分の紙漉もここでやります。
広い、とにかく広い。
アートやクラフトのワークショップも展開できます。
自伐林業取り込みたいってほんま思う。薪の可能性が沢山ある、手が入れば絶対良くなる。
実際この写真の畑も河原斜面もジャングル耕作放棄地だった7年前。
今では約4反近くが楮の畑になってすっきりしてるので、道沿いの草刈り時に楮を残す人が出始めた今年。

「だれっちゃーこんな所来たがらない」とみんな言うけど店もなんも無い所だけど
イノシシと鹿の天国だけど(笑)
だからこそ、やりがいの或る場所。
コンビニの話が在ったらしいけど潰したらしい(笑)

リフォームなどという生易しいことではない、「リノベーション」であります。
再生というより全く違うもんにしなければならない。するしかない事になった。

7年前、新月の願掛けでスケッチした小さな自分の里山の図。
この年齢で女一人で、正直もうやる気が失せて腰も重たかった。。。。
なのに、まず自分の楮畑が鹿による壊滅となり、次いで今年の大雨、台風で住居、工房も限界になり
楮畑はこの集落に無償で1反「やりなさい」とくれた人が居て来春からハレハレの畑作りに入る。
それでもまだ移るとなるとおおごとすぎて腰が動かなかった。
それがあれよあれよと話が一気に進んだ今秋。

私は高知へ来てから石橋叩いてはやって来なかった。
辞める言い訳ができたら、すぐにそっちへ飛びついてきた。
なのに、そうなると辞められない方向へとなってきて渋々やってきたのがほんとの事。
嬉しい申し出もこの4年近く一杯あったんだがまとまらなかったのは、そういう自分の難があったから。
今回もかな〜〜〜り渋々。
だけど、ふと後ろを見ると退路を断たれてる自分なんである(笑)
今日全体を眺めてて。。あらら!あのとき描いた図と配置が同じやん!と驚いた。
7年間も通ってて、全然気がついてなかったというのも凄いなあ。

これから進行状況アップして行きますね。
ドラマ満載となるでしょう・・なんせ全くお金のないリノベーションなんで
知恵とハッタリと友人頼みと地元の人頼みの綱渡り。
どうせやるなら後世の若い人が地域に貢献できるもんにしないとね。
私は借り暮らしで楽しませてもらう訳だから。
22年ぶりに引っ越します。妄想と怖いのとないまぜになってて夜中にうなされてるこの頃です。
お楽しみに。
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2014年11月07日

黄蜀葵

花オクラという別名で「食べる」こともだいぶ認知されてきた「黄蜀葵」
ネットでも種を売ってるのでびっくりです。
紙漉を始めた頃は種を得るのにも苦労した。
なので、とにかく種子取りは大事な作業でずっと続けています。
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来たばかりの20年前は4月下旬に蒔いて、真夏に旺盛に花芽を出しましたが。。
ここ8年くらいは4月蒔きでは育ちません。
5月終わりか6月でも良いくらい。
花芽は秋口にやっとです。
旧暦的には正しいとも言えるのですが、育ち自体が今ひとつです。
これ専門の農家も激減してて、土佐は契約栽培です。続けて欲しくて4年くらい前から注文してます。
しかし。。年々小さくなってくる。
手が回らないのか、不作なのか。。もっとも高知は牛蒡などの根菜類は難しい岩盤質の土壌ですから。。

今年も来ました!
まずは芋洗い方式でざっと泥を落とす。
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次にひたすらたわしで洗う。
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お日様にまんべんなくあてて乾かすというより殺菌です。
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あまりにも細く小さいので丸一日というところ。。。
明日には冷凍庫へ保存します。
防腐剤には漬けません。漬けた方が粘りは出るし、真夏でもやれるけど。。
あれは絶対嫌なので。。。
そういう物が(冷凍庫だって)なかった江戸時代。
今みたいに激しく揺するような漉き方だったんだろうか?
粘りが弱い生の黄蜀葵では、ゆっくりゆっくり揺すらないといけない。。
ずっと疑問なんですが、なんせこれでやってるんで、私はゆっくりです(笑)
良い紙じゃないかもしれないけど、自分の身体的にも防腐剤はなしで、ゆっくりでやれば長生きで
長く漉けるかも(笑)と思ってます。

自分の畑には種取りしたのがまだ残ってるので、霜が降りる前に掘りあげていきます。
来年はやっぱり自分でも育てないとダメだなと。。。
黄蜀葵やり出すと。。花をつけさせてはダメなので遊んでられないですの・・・毎日摘み取る。
まあもう沢山遊んだので、そろそろええかもね(笑)

日中が汗ばむくらい暑くて助かりました。
一日中洗ってた〜。
手がふやけて終了です。
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2014年11月03日

火入れ

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今日は田んぼで御世話になってる集落の「コスモス祭り」
昨日からお手伝いに参加させてもらっての投げ餅作り。

集落総出での準備が何日も続いての収穫祭でもあります。
お祭りの今日は。。。はようから餅投げを待つお客様も。。。
があっという間におこわやお寿司やおでんは売り切れて、餅投げも一瞬(笑)
バタバタしてて写真撮れなかったので、前日の準備風景を。
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終って恒例の焼き肉を頂き、長太も猪肉頂き明るいうちに帰宅。
ちょっと肌寒くなってきたので、大慌ててでストーブと煙突掃除して火を入れました。

これで夜なべ仕事も快調になります。
昼間は紙漉きや紙干し。
夜は暦描き。
長太も煙突下の定席です。

今日は拾って来たお餅を焼いて晩ご飯。実はこれのために急遽ストーブ復活なのですわ(笑)
まだ柔らかいお餅をさっと炙って砂糖醤油。

このお祭りが終わると自分達のお米の脱穀でいよいよ年末であります!



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