2015年12月07日

楮刈り取りトップバッター

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今年のトップバッターは拳ノ川小学校の前校長先生のご自分の畑の楮です。
拳ノ川小学校が、地域コミュニティー授業の中で5、6年生に楮を世話する事を始めたのは
前校長のおかげです。
私達はそこら中に自生してるので、なんとか地域の中で作らないか?と各家を回ったこともありました。
楮栽培者を育てるという課題もあったのです。
しかし、一軒も現れず。

校長先生は引退なさることもあったし、ご実家の畑に自生してるのを見つけて在職中から始めました。
今年4年目。
大木になってたのを伐り戻して、鹿が出始めたのでネットを張って、台風が来て倒れそうになると添え木までして
当然ですが、きっちり芽掻きもなさっております。
日当り的にはそんなに条件が良く無いにも関わらず、年々増えて。
4年目というのは、和紙原料として整う頃です。
昨日刈り取って、「いつもの場所に置いてありますのでよろしく」とメール。
行けば、丁寧に「宜しくお願いします」と張り紙。

今日は明日からの刈り取りのための準備でした。
会長は今日から刈り取り始めたのですが、今年草刈りも後手になってるために相当苦労したらしく。。
校長先生の楮を見て「立派だああああ!」と溜め息。
実は昨年の先生の楮は歩留まりが今ひとつで、日当りなんだろうなあって思ってた。
がね、違いましたよ。
やはり育てる人の愛です。それしかない。
それをマザマザと見せてくれた今年です。いやあ、、愛です。

楮に魅せられて、ハマる人の仕事ぶりは、見ていて面白い物があります。
なんで、こんなにハマるのかなあって不思議なんだけど。。
そういう自分だって同じだったのです。
初心を想い出させてくれる立派な楮が来た!
来年から、やっぱり頑張りたいじゃないかっ!って私の今年の後悔が始まってます。
誰かの為でも地域の為なんかじゃ勿論なくて、楮ありきなんだよね。
大反省しながら明日から刈り取りです。

見てるかな?(楮が判らなくて私のブログ見ましたと)
高速バイパスの為に育てて来た楮自生地の一角が工事でなくなりますと関係者。
土地の売買の時は別の会社だったので、その時は地主さん達が「ここは若山楮を作ってるからちゃんと対応して欲しいと」言って下さって、測量して1本幾らの値段にしますだった。
今回は別の所が来て言うには・・・
「工事などで伐採する場合、杉や檜は価格設定出来ますが、楮は一般的に流通してませんので単価が出ません」
え?咄嗟に返す言葉なかったんだけどね。。。
流通というのは何でしょう?
売ってますよ、若山楮。
今日になってちょっと頭に来出した(遅い)
原木からの歩留まり計算できるから、一株の値段出そうと思えば出るんだ。
檜や杉は植えてから何十年もかかっての値段だよね?
楮は毎年売る訳で、例えば50年とかなら幾らになるんだろう?
上手に世話すれば一株が50年とかあると聞きます。
ひょっとしたら、結構な値段かもしれない・・と今まで考えてもみなかったことに至りました。
剥いだおがらで私は春までたっぷりの風呂焚きしてますしね。
コレ、ガス代、灯油代とか電気代に換算したらどんだけ?
そういうのは今では流通価格ちゃうかもしれないけど、江戸時代はこれが蒸し剥ぎの作業賃。
ここでも、突き当たった今昔問題。
考えてみれば、国土交通省へ、工事現場にある楮頂戴!と言いにいったことが発端。
役場の担当さんも「これは大事な地域資源なので」ときっぱり。
ややこしい所に道つけることになっちゃってごめんなさい。
だけど、少し調べて学ぶ良い機会です。
流通に乗ってなくても、筍掘ってる人居るし、山菜もあるし、そういうのってどうなんだ?と思う。
そういう微々たることだけど、そこに生活はかろうじて残ってるのだよね。
お金が欲しかった訳じゃなかたんだけど、「流通」なんて言うから導火線に火。(笑)
山を荒らしっぱなしで国産の材を使わなくなった国の行政に言われちゃうとちょっと腹が立つのであります。
お化け屋敷みたいな植林の山の杉や檜は値段がついて
河川や斜面を守ってる役目もしてる楮は値段がつかないと言われちゃうとなあ。。。
毎年面倒だった計量、今年もがっつりやります。文句言うからには数字出します。
だけど、それ言っても出先の人には何のこっちゃなんだろうなあ・・・。
上司さん出て来て欲しいなあ。
ごめんねえ。困った人です、私。
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2015年11月29日

道具達

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先週までは半袖で汗だく野良だったのに。。
いきなりヒートテック仕様となった土佐です。
今年は色んな事が後手になってて、薪作業もそのひとつ。
コレ新品じゃないのです。
かれこれ15年くらい使ってて、10年前にへたくそがやって柄を折ってて針金で縛ってやってました。
流石に危なくなってきたので、柄の交換と刃を研いでもらいました。
どうです?
新品ですよ。
こうなるとモチベーションあがります!!
ここらは楊梅が多く、私も昨年、1本でかいのを伐ったのですが。
伐るのは割と楽。問題は割る方です。
目が詰まってて、斧を弾き返すので、昔は割れずに8年近く放置した事も(これを怪力青年が来て割った!)
これだけ研がれてあったら割れるでしょうね!

楮の蒸し剥ぎも大量に薪を使います。
それも沸点キープなので角のままや丸のままではあかんので、割ります。
今年は割るのも仰山あるのですわ、とほほ。

そして押切。
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こちらでは「ハミ切り」言います。
これはホームセンターで18年前に買ったもの。
これも研いでもらいました。
四万十町の鍛冶屋さん「黒鳥」です。もうここでないとあかん(笑)

これで楮の束を切って行くのです。
毎年自分達で研いでたのは別もの。怖いくらいです。
あと2つあるのも研ぎに出さないと。。もう来週に迫って来てます、収穫作業。
タグ:押し切り
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2015年11月20日

収穫の初冬

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ほんとに1年の過ぎるのが早い。
ついこの間、やったと思った楮の刈り取りまで半月を切った。
頭の中は、人手の確保や、段取りでパンパンに膨らんでいる。
収穫作業というのは、人の手があってナンボだ。
自分がやってた頃も、刈り取りだけは応援を頼んだ。
刈り取ってから、なるべく早く蒸さないと乾いてしまってはNGだし、チカラが要る。
一方で紙漉もハイシーズンになるから、収穫作業だけやってると、あっという間に最適シーズンを逃してしまう
特に高知の海沿いの私は、ハイシーズンが短い。

最近いろんな人に「高知へ来て何年?」と聞かれる。
「23年」というと一様に驚かれるが(笑)自分的には子供も居ないので、その長さがピンと来ない。
子供が居たら、もう孫なんか居たりして、感慨深いものがあるのだろうが。。。
ずっと来高した頃と、さして変わり映えしてないので、数字だけって感じである。

収穫作業は一年に一度きり。
だから、「楮栽培」としての収穫はまだ15回目。
若山楮になってからは、たった7回目です。
自分と仲間だけでやっていた頃は、夜毎の宴会なんぞしながらで悠長なもんだった。
だからか?少しも進化しなかった(笑)
若山楮になってからは、地域の方を総動員するし、それこそ色んな人が来るし、小学校の体験も父兄同伴の親子授業となってきた。。。
つまり、100人以上が一斉に「仕事」するのである。
段取りが命なのである。
しかも、そこに楽しいとか感動がなくてはならないのである。
一大イベントです(笑)

若山楮になってから、色んな人が関わってくれて、他産地を見る機会も得られて、とても勉強になっている。
特に道具に関しては、毎年進化している。
昔のやり方になるべく近い所を目指しながらも。。
人は機械になれてしまっており、鎌を使う事も殆ど無いのが実情。
昨年から、高枝ハサミを使い始めて、その楽さ加減に唸っている。
剪定鋸も、楮の刈り取りなら従来の長いのはちょっとねえ。。と今日ホームセンターへ行けば。。
短い優秀そうなのが新発売されていた。

他にも道具は沢山必要で、新しい物もあれば昔からのを調達したり手入れしてというのもある。
基本、電気や石油を使わずにやれる道具達。
23年目の冬、だいぶ絞り込んできました。
今年、薪割りもやります。素晴らしい道具仕入れて来ましたよ。
おんちゃん達は薪暮らしの達人でもあります。
薪生活したい人には、コツやヒント一杯あると思う。
かくいう私も随分と習って来ました。

あとは人!!
是非是非、参加して欲しいです。

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2015年11月14日

楮の刈り取り体験

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12月9日は楮刈り取りの体験もやります。
蒸し剥ぎだけだと、どんな木なの?どこに生えてるの?という質問が必ず出て来ます。
この私も最初の年は間違えました(笑)
今では時速60キロで走る車からも瞬時に見分けつくのですが。。
ちょいちょいっと漉くだけの体験から、原料となる収穫作業である蒸し剥ぎまで遡ると次は現物を見たくなるのは本能です(笑)
と、いうわけで、今年は体験も設定しました。

夏に小学校が親子授業で入り、ご父兄さんが「おお、これが楮か!」と感心なさってるので
「そこら中にあります。国道脇や河原にも憎まれながら自生してます」と説明。
ほなら、流石です・・・
伐って持って来たら・・・って言い出したので、すかさず「買いますっ!買います!」と。
そうです。
若山楮は原木買い取りもしております。

その為にも伐り方、束ね方を覚えて欲しいのです。
9日のこの日は小学校が入りますが、ご父兄や一般の方々も是非に。
覚えて来年は荒れてる田畑や山からかり出してお持ち下さい。
田畑や山も綺麗になってお小遣いも入る!!

道具はこちらでご用意しますが、鉈やご自分の鎌持参大歓迎です。
自分で刈り取った楮で最後は卒業証書を漉く子供達と一緒にいかがですか?
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2015年10月16日

根無しカズラ

今年は雨が多く、しかも草刈りが後手となってきちんと入れなかった。
ハレハレ本舗の畑でも毎年泣かされた「根無しカズラ」が、まさかの登場。
何?それ?ですね。
楮に巻き付き樹液を吸い尽くして枯らすので、私は正式な名前を知るまでは「エイリアンカズラ」と命名してた。
根元を切ってもへっちゃらで、触手を伸ばして獲物を狙うみたいに無風でも揺れてるんだから。
ほなら、それは本当で根っこ無しで宿主に吸い付きその栄養だけで生きてるというのである。

今週は若山楮の最終草刈り。
この根無葛にやられてたのが20株程あって、株ごとめった斬り。
6月に鹿の食害で育ちきらなかった一枚の畑、全部楮ごと刈りまくり。
台風で鉄柵が倒れた所から、侵入したイノシシ&鹿の被害で、20株程のダメージ。
楮に鉄柵が倒れてのボツが10株くらい。
と言う訳で、今年も色々ありました(笑)

それでも他は見事に育ってて、特に小学校が世話してくれてる畑の楮は凄い。
忙しいと通えなかったことで、色々と問題も出てしまい、大反省大会です。
そんなドラマの中で、本当に沢山の人が「若山楮」を大事に思って下さってることを再確認させて頂きました。

原料栽培は儲からない。
儲からないけど、地域の宝であり、作業は誇りを持てるはずと。。
はず・・はず・・ばっかりで前のめりに走って来た。
根無しカズラだったんかなあ。。。寄生してるだけだったんかなという想いに捕われてた此処2ヶ月。
トンネルの出口が見えず、光も見えず。

だけど関わってくれてる沢山のじっちゃん、ばっちゃん、先生、子供達。
ちゃんと根っこが育ってた。
根無葛にならんかった。
なので、今日も現れた根無葛をめった斬りしてきました。
あとは、収穫作業を待つのみです。

posted by ハレハレ本舗 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2015年10月10日

解禁

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いきなりですが、夏頃から無理難題を頼んでいた若山楮の今年のチラシを作ってくれた彩乃ちゃんが入稿してくれたので、アップします。
校正作業が非常に苦手な私は、今回黒潮町内全戸配布というハードル抱えて、不安になった。
私の事をよく知ってる人でないと無理だなって思った。
思い込みが激しく、上手に伝えられず、ハンディーもあるので、そういうことを判ってる人でないと。。。
そういう人でないと作業が何倍にも膨れて苦しくなる。

そういう人は近くに一人しか居ない(笑)
一緒に田んぼも数年やってきてるし、彼女にすがろうと思ったのです。
ざっくりと説明しただけで、とっても素晴らしいフライヤーを作ってくれました。

最近ちょっと色々ありすぎて、頭ヒートアップしてる中、こんな暖かいフライヤーを作ってもらって感無量。
私の性格の問題が浮き彫りになってる最近。
「一人で突っ走らないで、もっと自分達と共有してほしい」と再三言われる場面が多い。
ハンディーあるが故に、これが非常に苦手な私です。
皆の声を拾う事が難しい。
ならば自分でできることは自分でやった方が楽だし、早い。
性格もあるけど状況もある。
ここを、きちんと説明できてなかったのもいけなかったんだが。。。
日々の暮らし、仕事に追われて余裕がなかったことが、ここへ来てかなりの問題となって壁になってきてる。
追いつめられてる感満載。
一方で互いに忙しい彼女とはほぼメールのやり取りだけで、こんな、素敵な仕事をしてもらえた。

SOSを出すのが苦手。
困ったと言えない。
「もっと言ってよ」と言われるけど最終決断は自分しか居ない。
ただ、今回思っていたより大勢の人が動いてくれてることを知って、驚いてやって来た事は無駄ではなかったんだと思ったことでした。

そんな渦中の中で生まれた今年の若山楮蒸し剥ぎイベントの、ほっこりするフライヤー。
今日何度も眺めて、やっぱりここだなあって思ったの。
自分じゃ絶対にこんなの作れない。
呑んだり、話したり、どかちんやったりしながらの間柄だったからなんだろうか?
この頃、関係性について嫌でも深く考えてしまう。
自分の事で「迷惑」だけはかけたくないという考え方は人生の何処でインプットされたんだろうって。
子供の頃幼稚園2回、小学校5回転校した私は「関係性」を築くタイミング逸したまんまなのか?


解決しなきゃいかんことが山積みな中で、ある意味答えを促してくれてるフライヤー。
7回目通算8年目の楮収穫がすぐそこです。
1回目の時は竃で迎える昇る朝日に泣いてた私だったからなあ。
随分と強くなったもんです(笑)

正式にキックオフになったらまたご案内致します。
あと2ヶ月を切った。
今一番大事なのは楮を収穫して紙の原料にすることです。
posted by ハレハレ本舗 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業

2015年09月08日

災いは忘れた頃にやってくる

お久しぶりです。
まずは、写真はありません。もう閲覧注意な状態ですの、おほほ。
先月の台風で無事だと思ってた私。
さあっとしか巡回してなかったわけで。。
一部に山からの水がどんどこ入ってしまってる所があって、これは水のせいだと思ってた箇所。
イノシシの公衆浴場だったんです。

9月になって身体も少し楽になって来たので後手になってる草刈り頑張ろうと入れば。。。
もうイノシシの運動会状態で、便乗して鹿も食べに来てる。
なんで?とちぇっくして回ったら。。。
鉄柵が崩壊してるのでありました。
台風で倒れたのではありません。

丸3年前に鹿対策で楮の売り上げ全部つぎ込んで高さ2bの鉄柵を買って張り巡らせました。
この時予算が足りず、鉄棒は買えなくて、役場にある木の杭を分けて頂きそれでやりました。
いえ。。この時私は超がつく忙しさでスタッフが常駐してた年度だったため、任せたんですね。

2b四方の鉄柵というのは一人で1枚担ぐのがやっとな重たさです。
ご近所の田んぼの柵の何倍も重量があります。
儲かったら鉄棒に変えるから、それまで堪えてくれよという藁をもすがる気持ちで。
力持ちのスタッフ、細やかなスタッフでしたから立派な鉄柵450枚完了です。
が・・・・。
このとき縛り上げる針金の選択をスタッフが間違えた。
終わってから、おんちゃん達が「あんなもんでやったら、じきに錆びて切れるぞ」と言った。
そうです。
今日知ったんですが、私達が使ったのはコンクリート建造物の鉄筋を「仮止め」する代物だったのです。
コンクリ流し込んだら切れても関係ないという糸みたいな番線(鉄です)
そんな一般の人が使わない様なもんをホームセンターで売るなよ!って今日は思った。
スタッフは安いし、扱い易いしと選んだのですね。。。。
男の人っていろんなこと知ってるし、「大丈夫なの?」と聞いても相手が女の私なんで。。。
「大丈夫です」だったが。。。

大丈夫じゃなかった(笑)
仮止めは所詮仮止めで、かなりの率で切れ始めて、ドミノ倒し状態になり始めた。
よく伸びた楮の上に倒れて折るし、決壊した要塞のウイークポイントをイノシシに見つけられるのに時間はかからなかったですね。
もう「この鉄柵の壁、頭突きしたら崩壊する」と知ったからにはやりたい放題。
入ったはええけど、出る所忘れて、そこら中突きまくって出てるのです。
イノシシ、鹿にとっては5つ星レストラン開場です。
モタモタしてるうちに台風18号が進路変えて直撃ですねん。。。

農作業には、やはり百戦錬磨の年配者に教えを請うべし。
そして、遠回りに思えても言われた事をやるべし。
応用したければ自分の地所でやるべし。
協働でやってる所で実験はするな、です。

どんだけ時間かかるか判らないけど、スタッフがやったこととは言え、結果は私の責任なんで。
毎日通って補強作業が続いてます。
3年前にちゃんとやっていたら、今回の被害はなかったので「人災」です。
イノシシや鹿に責任は無いですね(笑)

楮を栽培してる全国の地域ではイノシシや鹿の被害の問題は今に始まった事じゃないですが。。
若い世代が引き継いで新たに始まってる所もあります。
鉄柵作業はハンパなく重労働です、メンテナンスも続きますが、地元のお百姓さんや高齢者の方の指示を仰ぐ事は大事で、それで無駄な作業が減ります。
できれば一緒に作業出来る関係性をつくることが大事。これが意外と難しいのだなと今回やり直ししてて思うのです。
関わってもらうには畑作業以外の気配りや日頃の付き合いなどが仰山あるんですわ。
そういうのを無視すると。。
災いが忘れた頃にやってきます。
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2015年07月14日

今年もようこそ台風直撃

田植えやり直しで完全に段取り
狂ってるここんとこ。
そう、まだ田植え
終わってませんが。。。

梅雨も明けたみたいだし、台風来ますね。
何やってんだろう。。。もう完全にアウトな感じです。

台風と言えば、昨夏も2個直撃でした。
すでに嵐になってる中、子供達の畑だけでもと。。。走ったです。
移植してまだ根付きが弱いのもいたので必死でした。
今日は夏休み前の最期の畑授業日。
草が相当伸びてる分、楮も伸びてて、わき芽とりも頑張ってくれてるのでやはりダントツなエリア。
先月の親子授業で作った看板を今日建ててくれました。
今までの先生のより一歩踏み込んでます!
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「一生懸命」という言葉に滲むものがあります。
汗だくな作業してるからこその大事な言葉です!

この看板にも滲み出るもんがあります。
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用意した麻紐で一斉に縛り上げてくれました。
小さい3、4年生は既に手が届かない楮の伸び方。
5、6年生がなるべく高いところで縛って行きます。
先生はひとりでどんどこ縛ります。
体験とか言う域越えて、もう生産者であります。
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毎週伸び丈をメジャーで計られて、挙げ句に今日はみんなに抱きつかれてハグハグです。
校長先生が「中嶋さん、楮の事をこの子達って。。全部の楮の事把握してる」って言われて。。
逆にそうかもって驚いた(笑)
いや〜先生、そうなんですよ。例えばこの子(笑)昨年出たのが遅くて台風で根っこ事やられたのね。
でも今年こんなになってるのです、子供達の御陰だなあって。
男性の校長先生とまた違ったやり取りが出来てるのです。女性の先生素敵です。

昨日近所のおっちゃんが「食うかよ?」って大きなスイカくれました。
「明日拳の子達に食べさせてあげられる!ありがと〜!」と一晩井戸水の風呂に。
今朝は塩のバイト先の冷蔵庫に。

汗だくで作業が終わって「スイカあるで!!」と叫んだら。。。
何故か木陰に繋いでた長太にまず殺到。
「ちょおたああ!ちょおたああ!」で長太びっくりでたじろいだ(笑)
もみくちゃ、ぐちゃぐちゃ(笑)ほんとは一緒に畑させてやりたいが、まだ犬が怖い子数人です。
そして。。。切ってるそばからスイカに群がる。
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先生もしっかり食べてのスイカ大会でした。
「給食に稀に出るのは薄いです」と先生。
海工房の天日塩だったんで、スイカ食ってるのか塩舐めてるのかって子が沢山いました。
次の授業が迫ってて焦る先生。
それでもまだ塩をどっちゃりスイカに盛りつけてる子達。そりゃー美味いよねと先生も(笑)
「もう塩食べてる時間ないぞ、終わり!終わり!」スイカなんですが・・・先生。。。
そういう先生も舐めてました(笑)
トウモロコシの塩バージョンもありかな?って萌えてしまう私。
けっして餌で釣ってるわけではないけど、楽しい〜美味しいになれば最高〜。

次は夏休みなので授業はないから。。スイカ2個おんちゃんに貰おう。
「孫も食べてくれんから」って言ってたし。

かなり暑い炎天下作業でしたがスイカの御陰でみんな元気でした。
沢山の水を呑むより、エアコンより、スイカの漢方的なのと天日塩の大事な事。
意味が判らなくても身体が「寄越せ!」にストップをかけない先生方、ありがとうございます。
タグ:台風
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2015年06月21日

拳の川小学校「親子授業」

曇天ではあるけど雨が持ちこたえた土曜日。
楮畑している拳の川小学校が「親子授業」として
畑へ父兄と一緒に入ってくれました。
まずは教室でレクチャーです。
写真なくてごめんなさい。
お母さんがちらりほらりと。。少ないなあ。。と。
子供達が入って来ましたら・・・びっくり。全校生徒であります。学校の子全部!
ちっちゃい子が仰山!
お話(ちょっと難しい事もご父兄向けに)終えて、看板作りに体育館へ。

お父さん、お母さんがここにごっそりと仰山!!
伊与喜小学校もそうなんですが、学校で世話してる楮(学校の至る所に自生してる)をそれと判らず
刈り飛ばされる事何度もで、先代の校長先生が看板作って建てたんですが、それでも刈られる(笑)
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なので、まず新しい看板を沢山作ってから畑へという流れにしてくれました。
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お父さん達とそれは嬉しそうに作ってます。
出来上がればこうなります。
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この学校はお米も芋もトウモロコシも作っててなんと原木椎茸まで。
どれも地元の方々やご父兄が熱心にやってくださってるとのこと。
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そしていざ畑へ。
お父さん達はしっかり草刈り機持参です
数えなかったんだけど。。。子供達が30人?大人が30人?60人くらいいたのでしょうか?
先生達もみなさん総出。
振り分けなどは教頭先生でお見事です。
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おじいちゃんでしょうか?お孫さんの為に来られたのかな?
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研ぎながら使う刃をお使いになってたので、研ぎ方を習えて満足の私。
そうです、こうなると私も「生徒」なんです。

お父さん達は一斉に畑に散開して刈り始め、手鎌のお父さん達も株元を刈ります。
お母さんと子供達は芽掻き。
3年生から上の子供達が日頃畑で学んでる事を、それはそれは嬉しそうに自慢げに小さい子やお母さんに手ほどきします。
「ちゃうで、こうやるんや」「まだ残ってるがや」「この草食べられるねんで」「刈った草は楮にかけてあげるんだよ」等々。
そして、ここで2年間やった卒業生も来てた!
「僕らの頃のほうが太かったよ!!」という。
「ええとこに目を付けたね、流石だわ!それには理由があるねん」
「何?」
「みんなの時は春に細いのかきとっただろ?あれをしないの、出っぱなし」
「いかんやん!」
「ほやけど、へぐりは太いの大変だろう?紙的にもあまり太くせんほうが良いと聞いたんでね」
「あ、それは判る判る、ぴーっと綺麗にへぐれるのは中くらいやった」
「でね。出っぱなしだと・・わき芽の出方が少ないのだ!!!」

作業が終わって中3の二人に「どうやった?」と聞くと
「自分らの時より全然少ないやんかっ!あんときは大変だったが」って。
この会話、子供とやってるんです。専門用語で(笑)あり得んねえ。。ここで既に涙腺崩壊しかかった。


鹿が一番美味しい新芽を食べちゃうのでこんな高い柵を張りましたという私の説明に。。
「なら食べられるが?」と鋭い子供。
いや。。その多分。。というとすかさず口に入れるので、焦って「まあ私が食べてみてからね」と答えると。。
もう次々に摘んだわき芽を持って来る、持って来る。
仕方ないわ、捨てられないわ、汗だらけになって小さい手にお花の陽に摘んだわき芽です。
家に戻って長年の妄想であった、「かき揚げにしたら美味いかも」をやりました。
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結論から言うと(笑)柔らかい、無味、色が綺麗。。でも苦いのよ、渋いのよ。。。お腹は無事でした。
今朝血糖値計ったら下がってる(笑)楮の御陰??
身体には良いかも知れないけど、、却下です。
これで長年の妄想に決着がついてほっとしました。鹿の気持ちは。。判らんね〜。

お父さん達に「これで楮が判ったと思うんですけど、家の周り田畑、山にあったら年末刈り取って持って来て下さい、買いますっ!!」と締めくくりました。
「あるで、あるで仰山。どうやって刈るが?」とすでに鼻の穴が膨らんでるお父さん達。
「順次教えていきますので、是非また来て下さい」
来るで〜と頼もしい声。

8年やって来て、畑にこんなに人が居るのを初めて見ました。
いつもは一人でやってるので、1時間で全部終わってしまったあと、皆が帰ってしまったあと。。
涙が溢れてたまらんかった。
帰りの車でも涙がボロボロでした。
続けてれば良い事あるんね、やっとここまでになったんね。
北部の9地区全戸を「作りませんか?楮」と暑い日に回ったこともあった。200軒近く。
手応えがなくて何度辞めようかと。。。

番外ですが(笑)
先週は高知市、四万十市、福岡からも助っ人が来ました。
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大勢の手がそこら中から入り出してます。
若山楮のグッドバイブレーション、波動値ハンパないです。
見た目、品質の良さは当然ながら、沢山の愛情が入ってる紙の素であります。
拳の川小学校のみなさん、ありがとうございました。

タグ:学校行事
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2015年05月19日

宝探し

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今年も楮畑の草刈りが始まりました。
毎年、毎年若山楮は7年目、自分のかつての畑からしたら16年目の初夏です。
同じ事の繰り返しで、よくもまあ飽きないもんだと毎年呆れるのです。
今年は諸事情あって出遅れました。
楮は既に膝丈。。いや大きいのは腰丈。
一方の草ももっと高く。。。
自分でも入る時に「こりゃ〜楮まで刈ってしまうか?」と不安です。
しかし不思議な事に。。まだ親指大の楮でも草むらの中で見つけて機械の刃先がピタッと止まります。
「ここに居るよ〜刈らないで」というバイブレーションと無事に周囲の草を刈ると「ありがとう」って言われてるみたいな。。。
こんなになるまで草を刈らなかったのには訳があります。

若山楮は未だに人件費がとてもかかっており、節約するとなれば、畑の草刈り賃しかないのです。
楮は強く、余程の事がないかぎり草には負けません。
そして、慣れてない人が、あまりに小さい芽の頃に入ると楮まで刈ってしまうので、目立つまで待つ事に。
昨年までマメに草刈りしてたので、地元の人が心配になってるということが今日判りました。
散歩がてらに来た、おんちゃん。「この草の中から楮見つけるかよ?えらいこっちゃ」と。
ずっと若山楮を支えてくれてるおばちゃんは帰りしなに、わざわざ鯛飯を届けてくれました。
「これで今夜はつくらんで、ええろ〜、はよう寝えや!」と。

そして今日は拳の川小学校の楮畑授業の初日。
子供達の畑は数日前に刈ってありました。
今年から3、4、5、6年生と担任先生と教頭先生、校長先生総動員です。
今日は前任のこの授業を始めた校長先生も。
ご自分でも畑で栽培なさってるくらいはまっていらっしゃる。
その先生がこのまだ手をつけてない畑に呆然。
「これじゃあ、どこにあるかわからんではないですか?」と深く溜め息して、小学校の畑より気になって少し刈ってくださった。

草刈り機で入って行くと楮はちゃんと判るし、賑やかに会話してますの!!という私に更に呆れてました(笑)
6年生から教わってたのか、すでに出始めてるわき芽を摘んでる小さい3年生とか
でかい鎌を持参してめちゃくちゃ張り切ってる教頭先生とか。。
子供達も一杯いろいろ話に来る。

「今日はこんなだけど来週は綺麗になってるからお楽しみに!」と私も鼻のアナが膨らむ。
今日はビフォーの写真です。次回はアフターをばアップしますね。
とにかく、近所の方々がヒヤヒヤしてたのが良く判った。
ある意味、ほくそえんでます。
気にも止められてなかった状態から随分と地域の中に受け入れられて来てる証拠です。
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2015年05月18日

探してます

明日から本格的に若山楮の草刈り開始。
昨年末から、はまってずっと作業にボランティアで遠方から来てくれてる森元君。
私の事務処理のええ加減さで。。。アドレス保存してなかった。。。。
連絡しなくても大事な時必ず居るので、油断してた(笑)

蒸し剥ぎ、へぐりにびっちり付き合って下さってハマってる森元君。
実はそこへ至る長い作業が始まりましたねん。
私は毎年のことで、重要に思ってなかったんだけど。
考えてみれば、コレ以外の何ものでもない作業があっての年末のアレ。
これなくして、和紙原料を得る事は無理で、なんでこんな大事な事この前話さなかったんだ?と。。

明日から始まります。
誰か〜彼に連絡できんかなあ。。。
この作業やってから今一度冷静に考えてねって(笑)
だれか、連絡先教えてください。
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2015年01月27日

若山楮全作業終了

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若山楮の白皮にするへぐり作業が終わりました。
今から蒸し剥ぎイベント開始します!の挨拶もなし。
今年から新しくなった役場の担当さんが「え?挨拶ないんですか?」と驚いてた(笑)
だって。。。朝4時から蒸してた一番目の釜が上がると一斉にやんややんやと剥ぎ出してしまうのですよ。。
へぐりも「今年のへぐりはですね・・・」と能書き垂れてる間にへぐり初めてますから。。挨拶なし。
なので・・せめて最期に記念写真をば!と言うと。。
みんな嬉しそうにソワソワと集まってくれました。
基本8時5時ですが、みなさんいろんなシフトで空いた時間に来てくれます。
更に今年はボランティアが凄かった!
なので、ここに写ってない方も大勢いらっしゃいます。
ざっと数えてもあと8人くらいいたんじゃないかなあ。。。
東京からは芸大の日本画の先生で、素材にお詳しくもお若いフットワークの良い藤田さんもお越しに。
ひたすら剥いで夜は酔っぱらいのお相手までしてくださり、帰るギリギリまでへぐってくれました。
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年末「高知森と緑の会」の蒸し剥ぎツアーで来た森元君!
高知市から始発で来て最寄り駅から徒歩30分。帰宅は9時過ぎでの10日近くの皆勤賞。
ボランティアの鏡です。
最終日はリュックにおがらとへぐった甘皮をごっちゃり詰めて。。「これも商品になる算段つけます!」と。

やはり昨年の倍の収穫だったとあって、へぐりは15日かかりました。
昨年が半分で10日かかってますから、そのスピードは凄いもんがありました。
新人さんがボランティアさんも含めると5人も増えて後半量がこなせるようになったのも素晴らしい。
何よりもみんな丁寧な仕事ぶり。
これは最初からやってる協議会のみんなが仕事師で、見事な手さばきになってるのに感化されたからです。
無償で参加してくれて貴重な動画なども撮ってくれた宮川由記さん。
作業場が笑いが絶えなかった張本人。
笑いがあっておやつがあって、地元でのいろんな話が聞けるとあって若い人が来てくれる様に。
感謝です。
最終日はそんなこともあって凄い量になりました。
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洗ったり編んだりが追いつかず、自宅に持ち帰り下の川でやりました。
晒しはやってないけど、追いつかず否が応でも晒し(笑)

全部終わった翌日から速攻で小学校の卒業証書体験漉きの準備です。
前日に仕上がったばかりの若山楮を煮て晒す。
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灰汁の抜ける事の早い事。
今日塵取りをして、、、まずいことに気がついた。。。
体験では「塵取り」を大事な工程としてやらせるのですが。。。塵が。。。ないっ!!
一人一人が真剣に漉いてる間、へぐりと塵取りをさせて集中させるのですが。。
塵取りがこうも楽チンだと。。遊んでまう。。。
まずいよ、これ〜。
今日1貫の塵取り所要時間は3時間。
でた塵はお茶碗1杯にも満たない。乾燥原料で言うと、何グラムだろう。。
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ほぼ1貫丸々紙になります。
高い原料だからこその特徴として楮の質は変えようがないけど、草刈りからへぐりまでを高品質にすること。
昔の町史に「若山楮は幡多全般の楮より一割り値が高かった。それは何処よりも手厚く作ったからだ」と。
どんなに楮そのもの質が良くても育てる人、加工する人の手がきちんと入らなければ良い物にならない。
若山の地元からは一人しかおばちゃん来てません。
あとは別の地区、遠方からです。私も別の地区ですから。
それがちょっと複雑な気分。
若山のお宮の集会所には昔の楮最盛期の写真があります。
川に切り口を漬けた楮の量たるや。。目眩がする代物です。
あの写真の横に、この記念写真飾ってくれないかなあって企んでます。
他所もんばかりだけど、集って賑やかにさりとててはしっかりと昔ながらの恊働作業の賜物なんです。
今、田舎はどこもそうなのかもしれない。
地元のお宝に気がついてないから、他所から来た人に言われて「はっ!」とする。
だけど共同体もうまく稼働してなくて年寄りばかりになってる。
結局、地元の若い人は関わりようがなくなってるので、こうやって他所モンが頑張ってから入って来る様になるのですね。
100年後もしお宮が残っててこの写真が残ってたらその時代の人はどんな気持ちで見てくれるのかな?
自分が70年前のあの写真に触発されるような時代であって欲しいなあと。
目先のそれこそ、毎年の段取りしか頭になかったんだけど、今年初めて遠い未来をふと思った。

地元小学校の体験の御陰で、今年の若山楮の品質チェックも終わりました。
他地域の楮のことは殆ど知らない私ですが、今年も胸張って「最高」をお届けできますと言えますね!
何よりも地味なへぐりという作業が今年は多いに盛り上がってくれました。

みなさん、ほんとうにお疲れさまでした!

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2015年01月18日

大詰め

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若山楮の「へぐり」作業も大詰めを迎えています。
仕上がった白皮の玉造りも始まりました。

春から楮畑を世話して来て、年末に刈り取り、そしてへぐりもしっかりとやる拳の川小学校
5.6年生。
黒潮町佐賀北部活性推進議会(長いなあ笑)の会長も真剣に子供達に教えて下さってます。
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協議会の面々は6年目でもうプロですので、子供達に教える先生役も様になっています。
みんなからしたら孫の世代です。
じっちゃん、ばっちゃんに手ほどき受けて綺麗にへぐれると「わおお!」という歓声です。

そして怒濤の作業のお楽しみのおやつ。
この地域には今時のコンビニもなければ(話はあったらしいが潰したらしい。。)
酒屋もない。とにかく店がないのです。
買い物は四万十町へ車で15分いかないといかん。。
なので、おばちゃん達は手作りおやつの達人ですね!
干し柿、お餅、栗の甘露煮、金柑の炊いたの、干し芋、赤飯(ここらでは赤飯はおやつ!)漬け物etc..
スーパーで買って来たお菓子が霞みます(笑)
いわゆる伝統食、ソールフードであります。
しかし羊羹は御馳走だなあ。。。コレ作ったおばちゃん、そろそろ80近く。。。
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野菜、米、果樹の自給農家。
お肌が。。。私負けてますのよ。。凄い仕事師でもあり尊敬するおばちゃん!
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残す所あと3日程になってきました。
今年も極上若山楮が仕上がります。

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2015年01月12日

むすんで ひらいて。

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童謡に
むすんで ひらいて
手をうって むすんで。。。。

という唄がある。

この唄は楮の作業歌になるではないの〜と今日思いついた。
楮の収穫作業はまさに、結んで解いての連続作業だからだ。

刈り取った楮を束にして麻紐で縛る。同じ長さに揃えた紐なので束の重さもほぼ同じになる。
長さは両手を広げた長さ。これを2重に巻いて使うと、男の人なら2束、女は1束担ぐのにぼっちり。
次に玉切りする時に軽く解く。1bになるように楮を揃えて行く。
この時も同じ麻紐を使って天地を縛る。
これを甑に入る(蒸し桶)大きな玉にして更にロープで縛る。
蒸し上がった楮を剥ぐ時に紐を解く。
解いた紐は取っておいて、剥いだ後のおがらを束ねるのに使う。

剥ぎ終わった楮の黒皮の口の部分を短く切って用意してある麻紐で10本くらいづつ束ねる。
これを竿に掛けて乾燥させて、今度は天地返しして口の紐を解く。口の部分が乾かないからだ。
で、仕上がった黒皮は一旦同じ黒皮で束ねて縛る。
ここまでが年末までの仕事。

明けてすぐにこの黒皮を水に漬けていよいよ、へぐりという作業に入る。
外皮を包丁で1本づつ剥いで中の白い部分だけにする根気の要る仕事。
水から上げて解いてへぐったら、やはり10本くらいに束ねる。
これを川へ持って行って解いて洗う。
この次も昨年までは束ねて黒皮同様に天地返しして干してた。
今年から「編む」という手法に変えてみてる。
そうすることで1本1本に日が当たってより白く、早く乾いて天地返しの作業がなくなるからだ。。

とにかく、もう縛っては解くの連続である。
しかも大所帯で一気にやるのである。
みんながてんでな縛り方をすれば、作業全体のリズムが狂う。
特に解くとき・・・・。
「だれじゃ〜こんなくそ結びしてるんは!!!」が毎年飛び出す。
崩れずしっかり縛ってあるけど一瞬で解けないと無数に解くのでイライラするのだ。
何度言っても、この縛り方については一言或る人が多くて統一にならんかった。
川で洗う時も一瞬で解けてくれないと、かじかんだ指先では無理。ゴム手をいちいち脱ぐハメになる。

6年目。
全ての縛り方が同じになった。
これは作業を通じてひとつになった証し。
一言も聞いて来た。説明も一杯して来た、訴えた(笑)
出来てなかった時は、言う事聞いてくれなかったり、文句も一杯出た(笑)
が。。するっと解ける縛り方に全部なった今年。
互いに意地の張り合いもなく、和やかな現場になっている。
みんなの気持ちが団結して結ばれて、あっさりと解けるようになったんだ。
結ぶということは解く事。
楮に教えられた大事な事だと思う。
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川の中の楮は気持ち良さそうに寛いでるように見える。美しい、ほんとに美しいと思う。

さて、唄の最期に

またひらいて、手を打って。。。
その手を 上に〜。

とある。
終了の万歳まであと何日?
ね?楮の収穫唄としか思えないのだよ。
タグ:へぐり
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2014年12月23日

お駄賃

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黒皮を取り込み今月の作業が無事終りました。
終れば当然ながら膨大な量のおがらが出ます。
今年は1700キロの原木だったので、それから得られる黒皮は250キロ程。
なのでおがらは1500キロ近くあるということになります。

昔はこのおがらが、蒸し剥ぎのお駄賃だったそうです。
台所も風呂も薪でやってた時代。
お金より有り難いおがらのお駄賃だったのでしょう。
細くて軽くて火力の調節が簡単。
ご飯を炊いたりするのに重宝するのですね。
吾北の楮農家さんは春に大量のゼンマイを煮るのに絶対必要と言います。
私もお風呂をこれで焚く事春先まで。

持って来てまだ段取りができてないので。。
斧で切ってますが、、、
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こんだけあるので、しかも自分の分もこれから刈り取りなので。
雨に濡れると塩梅がよくないから、工房の入り口にひとまず。。。
これ伐らないと紙漉できないのだ・・・。なので明日から丸鋸です。
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五右衛門風呂なら長いまま放り込めるけど、家のは外釜の循環式。
長さ30センチでないと無駄にする。
おがらで風呂というのをやって20年近く。
釜にぎゅうぎゅう詰めに入れて燃やすのが良いとなって15年くらいかな?
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燃えるのは早いけど完全燃焼するのは意外と時間がかかり竃の中で蓄熱します。
暖かい日ならおがらの束は1束半で沸きます。
楮の甘い香りもして良い気分。

おがらが必要でやってるという事が私も同じ。
大事な燃料です。
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2014年12月18日

今年も若山楮蒸し剥ぎ終了

若山楮蒸し剥ぎが終りました。
沢山の方々のご協力で事故も無く無事終ることができました。
皆様お疲れさまでした。
竃から離れられない私は実は「現場」をほとんど見る事無く過ごします。
写真もありません。

6年目。
最初の年にかなり採れて「もっともっと」と自生してるのも山から採って来た。
しかし、自生楮は何年も経過したものが多くて太くて重さがあるものの、紙には向いていない。
これをいくら説明しても、これでどーしゃー!と満面の得意顔で採って来てしまう。。

自分達はこの後「へぐり」と言って、外皮を削り取る「白皮」加工をする。
そこで嫌というほど、自生楮の太いのに泣かされるのである。
「なんで綺麗に剥がれないのじゃ!傷が多くてたまらるかあ!」と放り投げるのである。。
しかし1年過ぎてまた刈り取りの時には太い奴が。。。
これを3年繰り返した、、とにかく繰り返した。年々減って来たが。。
で、一昨年山で採って来る事禁止!と。
(それでも8年くらい経過した自生の三椏なんぞが来た(笑))
一昨年から、「栽培」してる楮のみの収穫。当然量が少なく目方が上がらない。
だが、へぐりで「こりゃーええのう!おもろいように剥げるのう!」になった。

口でいくら言うても、いざ収穫となると目方を上げたいのが人間の性(笑)
和紙は、栽培農家、それを買ってへぐって紙漉に売る原料商、その楮を買って漉く紙漉というふうに分業である。
それぞれの立場が最優先で農家と紙漉の交流がないと、良いものになっていかない。

紙漉が作る楮は私の場合とにかく「塵取りが楽なこと、繊維が緻密な事」になる。
その為なら暑い時期の草刈りだって必死になる。
良い楮になれば、蒸し剥ぎテントの中は笑い声が響く、おしゃべりに花が咲く。
悪いのにあたると、静かになってみんな疲れてしまう。
だから草刈りや芽掻きを頑張る。この笑い声や笑顔の為に半年草刈りを頑張る。
へぐりを自分達でやるので、蒸し剥ぎの時点で「傷物」を捨てるようになった。
これが紙漉にとってどれだけ有り難いことか!

まだ先の事だが、、、紙漉の「塵取り」でみんなを雇ってやっていこうと思う。
すれば、このへぐりも完璧になるだろうと。
体験に来たお客さんに「そんな、剥ぎ方はいかん!つぎにやる人がこじゃんと困るからね、束ね方にも理由があるんじゃからね!」とみんなが言う様になった。
ベテランが疲れて力の要らない剥ぎ方=丸剥ぎになってるのを見てて「言えない、どうしよう」と
たとえ目上でもベテランでもいかんもんはいかんからと・・・
「疲れて来たねえ、無理もないやんねえ、これだけの量だから、でも丸剥ぎは後で自分も困るからね」と。
本人も判っているのだ。すぐに戻した。

初めての人だろうが、議員さんだろうが、子供だろうが真剣に教える。
ズルすると真剣に怒る、ちゃんとやるまで怒る。側から離れない(笑)
すると、出来る様になった時に顔がパッと明るくなって笑いがとまらんなって「もっともっと」となる。
人に教える事で自分もコツを編み出す。
教えた方も出来る様になってくれた人の喜びを共有する。
そうやってイベント日は丸一日全員がハイテンションの渦になる。

これが若山楮の持つチカラ。
大勢の喜びの手の波動が入るのである。
これで漉かれた紙が人を惹き付けない訳がない。
正しい原料ここに在り。
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2014年12月11日

若山楮蒸し剥ぎスタート

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毎年12月はこのネタのみで来てる感のハレハレ
です。
ほやかてな、みなはん、ほんま半端ないプレッシャーのピークでんがな、と何故か関西弁(笑)

6年目、黒潮町はもとより、県、国の様々な助成金つぎ込んでるわけで、その「結果」に対する事は凄くシビアなんですよ・・・・と言いつつも一番好きな事で好きな様にさせてもらってもいるので・・・・。
やはり収穫イコール「数字」が飛び交うこの1週間は焦りまくり、後悔だらけの懺悔状態です。
あ〜もっとあ〜すればあと100キロ行けたかっ!とか
あの日の二日酔いが災いしてるとか
今年来た直撃台風をかわせなかったのは、自分の日頃の行いに問題あったか?とか
今日の帰りなんか自生楮探しながら走ってあと400キロ採れないか?とか往生際悪いことったらない。
泣いても笑っても数字は決定打を弾きますもんね〜、もんね〜。

頭の中では段取りが始まったのは11月頭。
収穫作業が始まったのは一昨日です。
今年も、ハレハレのご縁の助っ人たちがボランティア状態、手弁当で入って来てくれて地元勢の人手不足をカバーしてくれての毎日です。
笑い声が絶えず、みんなが互いにすげー仕事師!とたたえ合っての日々です。
毎度の事ながら写真は撮れずに、皆の後を追いかけてる私です。

今日は刈り取った楮を桶の中に入れる長さに伐る「玉切り」作業でした。
正直言って、押切という人力のみでやる道具を使ってのコレは・・・背筋あってのなんぼでして。
元会長は「チェーンソー使ったら速いのに!なんでだめなんだ!」と怒るし。
「チャーンそーはだめんなんよ!判ってくれ〜、出来上がりに問題出るじゃん!」と言い合いながらも
ザクザクと伐り、どばばっと縛っていくわけで(笑)悪態つきながら仕事できる仲になったのね〜。
私は背筋には自信在る方だけど(腹筋はゼロ)これだけは男には絶対勝てない。
今朝、過去最高量の楮の山を見て、男2人と女2人では今日中に終るかなと不安に。
昨日原木計量が終ってて1700キロ近くあるという「数字」まで見てしまってるから・・・

それがね・・・たった3時間で伐りましたよ、積みましたよ。
元会長75歳のスピードの速い事。
現会長の68歳(?)も顎がでてましたけど、こっちも速い事。
身体の使い方がぜ〜んぜん違うんす。。。
で、たばねる女も選別しながら一気に。。。
「そんな細いのは捨てろ〜!後で中嶋が勝手に拾って持ち帰るから捨てろ!」って男からは激が飛ぶ。
だけど伐り終わって束ねる側に回ると元会長が拾ってる(笑)
若山楮は他の楮と比べると細いのであります。全然もってして細い。
昨年は猛暑雨無しでほぼ捨てませんでした。小指程も全部剥いでへぐりました。
そういう年を経験すると皆の意識が変わります。
実際そういう細い所で漉いた「透かし入り」の卒業証書は過去最高の出来映えでした。
だから私、拾います。畑でも玉切りでも「拾い係」であります。

しかし、この仕事のリズムどんだけでしょうねえ・・・・。
早くこのコツ、技を若手育成に繋げないとあかんわと焦る私が最年少です。

週末土日の予報は晴れマーク。
ただし・・・寒波襲来とか・・・やめてよね。
土曜日からは私一人で4時半に完全屋外川の上の竃焚きですねん。寒波よ去れ!!
6年間で一度だけ雪の日を経験してます。あれ絶対に嫌ですけん。

真っ暗な中で火を熾し竃をがんがん焚き付けながら。。。
朝食をそこで作るというプレミアムな楽しみがあります。
昨年は味噌汁と焼きおにぎりでした。
過去のプレミアムモーニング献立は・・・
イノシシカレー。餅投げで拾った善哉、シチューで天然酵母パン。
一年だけ、怠けてインスタントスープと山崎パンの時があって、これはその後の作業に影響して災難続発。
なので、やっぱり暗闇で炎の灯りのみで食事を作ることが大事と思ってる私です。
しかも今年はどうやら一人ではなく、数人来そうなんで、やりがいあります。(笑)
今年はうどんを考えてます。
キャンプや祭りとは違うからややこしい事はしないけどね。

ということで孤独な早朝作業に行きたい!という申し出があちこちから!
嬉しいなあ。
今年は地元のTシャツアートでお馴染みの砂浜美術館スタッフも早朝参戦申し出!
そう・・・生の赤々と燃える火をキープしながら朝ご飯を其処で作って夜明けを迎えるという
まずもっての非日常が展開する変なイベントなんですね(笑)
イベントなんだけど、ここでつくられた紙の原料が文化修復というお役目の大事な元になるのですね。
結いの行事、火を囲む行事。
もうダメかなあ、無理かなあという毎年を乗り越えての6年目がスタートしてます。
「数字」は容赦なく来ますが、今日はひとまず安堵の数字で4日ぶりに風呂入れそうです。
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2014年12月03日

若山楮体験ツアー

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12月になりました。
師走。。師が走る。。であります。
若山楮は準備が始まり、文字とおり皆が走り始めています。
当日の先生になるおっちゃん、おばちゃん、私、走ってます。
来週頭から刈り取りが始まれば突っ走り状態になります。

なんか夏みたいだね〜と半袖裸足でやってた日の午後から一気に寒波です。
沢山着込んで靴下2枚とかになって。。
「やっぱりこうでなきゃ〜」とストーブにへばりついてる朝です。

さて、いよいよ迫って来た恒例「若山楮蒸し剥ぎ体験」
今年は12月14日(日)
またもや、選挙投票日であります。
一昨年はこれに加えて高速道路開通イベントも重なり、てんやわんやとなりました。
なので今年は既に経験済だから(笑)
期日前投票というのを体験してみるのもオツなもんです。
是非投票を済ませてお越し下さい。

そしてなんと!!
温泉貸し切りツアーであります。
上げ膳据え膳であります。
できれば、私もこっちに混じりたい(笑)
5日が締め切りですが、まだ若干余裕がありそうです。
日本中探しても、こんなに「盛大」に蒸し剥ぎを体験できる所は少ないかと。。
森林組合のジビエバーベキューではイノシシ汁をツアーの皆様には「振舞いで!」と申しております。
ユネスコに登録された日本の和紙ということで連日ニュースで盛り上がってますね。
その和紙の原料になる楮を刈り取りからやらせてあげますのよ〜。
若山楮は文化修復に使われる和紙の原料です。
体験だからと別の楮を用意する訳ではありません。
あなたが剥いだ楮が日本や海外の重要な文化財の紙になるのです。
是非このチャンスをお見逃しなく、ご参加ください。

詳細はこちらです。
http://ecolabo-kochi.jp/event323.html


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2014年09月09日

若山楮9月始動

8月は草刈りしないという年間予定は台風のおかげで見事ひっくり返った若山楮です。
作業記録見ると、なんと今年一番働いてた。。。。。
7月の草刈りが8月になだれ込んで「やれやれやっと終った」と安堵した翌日から台風対策、過ぎて補修作業。
台風前に縛り上げた楮のその後です。
草も凄くて3ヶ月くらい刈ってないみたい。一ヶ月です、たった。。。
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台風の翌日に
見た時は正直、心が折れました。
それから7日かけて補修で通うも、天候はずっと雨。
紙仕事も山盛りになっており、畑
行けないこと3週間。
学校が始まって、先週早速拳の川小学校の5・6年生が私より先に入ってくれました。
あまりの草の凄さと芽掻きどころではなく、「枝」になってしまってるのとで。。。
一ヶ月ぶりに逢うみんなは手にハサミ、足は長靴!
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素晴らしい、ほんとに素晴らしい。
そして引退した校長先生も!「台風で葉が全部落ちて。。。。」とがっくりされてました。
先生はご自分の楮畑持ってるのです。3〜4日に一度は草を刈るし、倒れそうなのは全部支柱立てしてるし
その熱意は半端じゃないです。
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こういう場合どうしたらええのか?と授業に参加して聞きにこられた。
「先生!楮の逞しさを信じましょう!ぜ〜〜〜んぜん大丈夫です!」と勇気づけました。
だって本当に大丈夫になってるので、私も今日驚いたのですから。

私が持ってる剪定ハサミに興味示す子。
「今年は草が沢山あって大変だけど嬉しい」と昨夏の雨無しに泣いた6年生の女の子。
なんか、ひとりじゃないんだ。。。こんなに沢山の仲間がいるんだ。。とまたも涙。。。
何やら騒々しいので行くと。。。
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多分6月頃やられたかなあのクワカミキリの痕があったので気になってた私に、見た事無い虫が居る!!
私もこれはお初。これから調べるけど。。。
「もし、これがクワカミキリなら天敵なんだけど、絶滅の昆虫でもあるんだよ、どうする?」
男の子が近くの家に駆け込んで袋もらってきて「持って帰って調べて育てる!」
もう一種の昆虫は苧麻を食べ尽す毛虫。
「これは見つけたら外へ逃がすか、可哀想だけど潰して」と。。。
見つけた女の子は柵の外へ逃がしてた。
確かに天敵の虫は居る。
だけど、それが食べ尽すような事にならないのが自然農法だと思ってるから、少々の事は騒がない。
毎回メジャーを持って来て観察してくれるので、本日3b楽勝で越えてます。
私は頭の中で蒸し剥ぎの段取りが見えた。
台風後、見るも無惨だったのが、思ったよりもトップも無事で縛った紐から溢れる様に育ってくれてる。
今夏、雨ばっかりだったが気温がセーブされたので楮にとっては台風なんか屁のカッパな状態。
必死に育ててる私達だけど、国道維持管理とか町内清掃ではみなさんこの楮の伸び方に泣かされてるだろうな。
切っても切っても伸びて来ると嫌われてること間違い無し(笑)
太さも凄い事になってきてる。。。。
楮大豊穣であります。

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久し振りの快晴の通勤。
山から山へなんだけど、通う道は海沿いでまるでリゾート。
これがあるから嬉しい若山通いです。今日の海はハワイみたいだったよ。
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2014年08月06日

ハグ・ハグ・ハグ

台風12号の影響での大雨がやっと収まってきました。
しかし、週末に11号がど真ん中コースです。今日海岸線走ってましたが、うねりが出て来てます。
底からかき回されてるのか?かなりの濁りであります。
やっぱり来るんかなあ。
ここ数年、ドストライクがなく、気は緩みっぱなしです。
しかし、台風でもない先月の嵐で根元からポッキリ逝ったのがあった小学校の畝立ての楮。
嫌な予感がするのを抱えたままで居るのが嫌で(笑)本日対策作業。
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一株ごとに抱きつきます。
もうハグッ!の連続でカウントしたら120株ありました。
この拳の川小学校がお世話してる所は5年前に相当の数を移植したんですが。。。
柵もしてなかったら・・・イノシシに全部うりゃ〜と掘り起こされて飛ばされてしまいました。
かろうじて、10本くらいが翌年に気丈にも発芽したのをただひたすら草刈りしてきたのです。

ほなら4年前に鹿にトップ食いされ始めて。。鉄柵をなんとか張っての3年目。
安心したのがとても良く判る。鉄柵を張った途端楮達元気になりました。
さぞかし怖かっただろうねえ。。
鉄柵も買えない1年間、写真みたいに全部、全部を梅雨時に縛り上げました。
鹿の鼻先にトップが届かない様にと。
ハレハレの畑もこれを4年前にやりました。2反で2千株以上あったことを覚えてます。
ほなら株ごと引倒して食い漁るようになって全滅。。

小学校の部分は全部で120株でした。4年で10倍に増えたことになります。
移植が追いついてなくて、かなり優雅な状態(笑)ここだけであと200株だなあと本日確認。
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全体を見るとこんな感じ、かなり窮屈で可哀想です。。。
3bに届くか?もあり、もう芽掻きはやらないから。。。許せよ!
抱きついてると地元の人がやってきた。
またなんかわからんことやってるな?という顔つきです。
開口一番「芽掻きなんぞ昔はやらんかった!!」であります。
だよね〜だよね〜「だから今年はわき芽が出ないやり方してて楽だよお」と言っても
なんか怒ってました。あはは。高知は芽掻き文化がないのですわ。
それは自然のまんまの山から採る楮はわき芽は少なかったからなんですね。
「お前がやってることは、いちいち違う」と言いたげです、おんちゃん。
集落全体が昔のように田畑をこさえて、山に薪を得に入る生活だったなら、私だってこんなことしてない。
イノシシや鹿がここまで悪さしてしまうような里山でなければ、こんなことしてない。
実際、楮畑を始めた14年前はイノシシや鹿の被害はなかったのですから。
そういうおんちゃんは屋内で菌床のしめじ農家さん。
言われたく無いなあって思いつつも笑顔で「台風来るから、縛ってます」と説明。
なんか未だ言いたげでしたが、言うのは容易い。高見の見物客にこれ以上「説明」するのはしんどい。
車が来て動かなければ行けなくて帰って下さった(ほっ!)
楮とハグの作業に戻れてほっとしました(笑)
知人の紙漉のおばちゃんは、早い段階で「全部縛っちゃう!」と(笑)
台風対策もあるけど、草刈りしやすいんですね。。(苦笑)株元にお日様当たってええかも。。
しかし。。やっぱ。。苦しそうです。

120株全部に抱きついて「ごめんね、台風いんだら外してあげるからね」といちいち。
これだけで1時間かかったので、あと8千株強なんか無理っ!
来るかもしれない、かなり大きい台風に持ちこたえてくれよ、頑張ってくれよとしか言えないです。
毎年台風の度に「縛りましょう!」会議で却下してきてた私でも今回は流石に。
縛るということは解くという作業が加算されるし、解いた紐をちゃんと回収しないと翌年の草刈りで巻き付いて腹立つというおまけまでついて来る。実際今日の草刈りでも3年前の紐が絡み付いて「誰だ!」となった。

しかし畝立てしてる所は株元が弱いと判明しちゃったんで、気持ちが揺れました。しかも子供達が世話してる。
やることやって、あとはもう楮頼みであります。
耕さない畑の強さを見せてくれ〜と。
もう毎年こんなん嫌だから畝の間に土入れて平坦にしてしまいたいくらいです(笑)
まあ、こんな大騒ぎやったら意外と台風ぐきっ!と曲がってくれるかも。。。
来ないに越したことないです。来るなよ!
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posted by ハレハレ本舗 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 楮栽培復活事業